パティシエが作る最高のパネットーネは、なんとバジリカータにありました。そのレシピも公開!
12月の声を聞くと、権威あるパネットーネのコンクールや、ガンベロ・ロッソなどのグルメメディアが一斉に、「パティシエが作る今年のイタリア最高のパネットーネ」を発表します。
本日ご紹介するのは、過去5か年、19タイトルで1位を独占するパネットーネ。まぐれではありません。しかもお店があるのは、アチェレンツァという人口わずか2,433人ばかりの小さな村なのです。
確かに…パネットーネは、イタリア人がイタリア人をして、「餅は餅屋」という数少ない食べ物の一つです。
それでは、作る意欲を徹底的にそがれる5つの理由から、ハイライトをTiri提供の美しい写真とともにおおくりします。
焼成後、今度は、逆さに吊って冷ましていきます。そうしないと生地が自分の重さでつぶれてしまうんですって。
さらに生地を安定させ、アロマを十全に開かせるのに5~7日…(絶句)
パネットーネの他にも、パンドーロ、デニッシュ、ババ、郷土菓子から、アチェレンツァの伝統的なパンやフォカッチャまで、5種類の自家酵母を使い分けて作られる、発酵菓子&発酵パンの世界を楽しめます。
ちなみに、ティーリ製のコロンバ(イースターの発酵菓子)は「イタリア最高のパティスリーズ・コロンバ1位」(ガンベロ・ロッソ2017年)、さらには印象的なブルーの専用箱まで「ベストパッケージ賞」(ディッサポーレ2019年)。ひつこいですか?笑
思ったより薄めにカットして、電子レンジの場合、150℃で10秒を目安に、温めてみてください。酵母や良いバター、ドライフルーツ、それぞれのアロマがいきいきと立ち上がってくれば、食べ頃です。
それではイタリア好きのみなさま、
今年もどうぞ素敵なクリスマスを、そしてよいお歳を!
Tiri1957
本店 Via A. Gramsci 2/4, 85011 Acerenza(ポテンツァ県/バジリカータ州)
ポテンツァ市内 Tiri Bakery & Caffè
Via del Gallitello 255, 85100 Potenza(ポテンツァ市/バジリカータ州)
本日ご紹介するのは、過去5か年、19タイトルで1位を独占するパネットーネ。まぐれではありません。しかもお店があるのは、アチェレンツァという人口わずか2,433人ばかりの小さな村なのです。
パネットーネ 手作りしない方が賢明な5つの理由
伊グルメメディア『ディッサポーレ』は、「家でパネットーネを作ろうなんて、最悪のアイデアだ」として、パネットーネ作りはおそらく(発酵による)パン作りの頂点であり、その「発酵菓子のエヴェレストに登らない方がいい5つの理由」を、口をすっぱくして述べています。(2019年12月4日)確かに…パネットーネは、イタリア人がイタリア人をして、「餅は餅屋」という数少ない食べ物の一つです。
それでは、作る意欲を徹底的にそがれる5つの理由から、ハイライトをTiri提供の美しい写真とともにおおくりします。
1、 びしびしのプロ仕様の家電を揃えたキッチンも、およびではない(意訳)
まずもって、捏ねあげ温度が絶対に27、28度以上にならないよう、ツインアームミキサーが必要です。ティーリTiriではさらに、専門の職人に改良してもらった世界に一つしかないミキサーを使っています。2、 家で手慰みに作ってみるには人生は短すぎる(意訳)
捏ねと発酵で3~5日…この部分(だけ)が取り沙汰されますが、なんのなんの。われらがティーリTiriのオリジナル製法では、計3回の発酵だけでおよそ72時間、3日がかりです。焼成後、今度は、逆さに吊って冷ましていきます。そうしないと生地が自分の重さでつぶれてしまうんですって。
さらに生地を安定させ、アロマを十全に開かせるのに5~7日…(絶句)
3、天然酵母(母種)の脅迫
天然酵母を使っていないものはパネットーネとすら呼べない、とまずはばっさりと切りすてた上で、酵母の予備発酵にほんのわずかでも不具合があった時点で、即アウト。レシピなんか何の役にもたたない、と念仏のように繰り返しています。それでも作りたいという頑固な貴方へ(笑) ティーリTiriレシピ大公開
Tiriのレシピ通りに、石臼挽きのビオ小麦粉とか、野天で平飼いの鶏の生みたての卵とか、フレンチバターとか材料にこだわり始めると、ティーリTiriのパネットーネ・トラディツィオナーレ(36€)より高くつきます。笑本捏ね(1回目)の生地の材料
小麦粉 200g
砂糖 90g
水 80g
卵黄 40g
バター 100g
酵母 80g
30℃で12時間発酵させ、3倍にする
本捏ね(2回目)で追加する材料
小麦粉 40g
砂糖 20g
卵黄 40g
塩 4g
砂糖漬け各種 100g
レーズン 100g
それ以外の方は、何も言わずにTiriベーカリー&カフェへ
ティーリ・ベーカリー&カフェでは、パネットーネが1年中、気軽に楽しめるようになりました。1ポーション3.5€。パネットーネの他にも、パンドーロ、デニッシュ、ババ、郷土菓子から、アチェレンツァの伝統的なパンやフォカッチャまで、5種類の自家酵母を使い分けて作られる、発酵菓子&発酵パンの世界を楽しめます。
ちなみに、ティーリ製のコロンバ(イースターの発酵菓子)は「イタリア最高のパティスリーズ・コロンバ1位」(ガンベロ・ロッソ2017年)、さらには印象的なブルーの専用箱まで「ベストパッケージ賞」(ディッサポーレ2019年)。ひつこいですか?笑
マエストロに聞く、パネットーネの美味しい食べ方
「どうもフォトジェニックじゃなくて…」と大照れのマエストロ・ヴィンチェンツォさんに、パネットーネの食べ方を伝授してもらいました。思ったより薄めにカットして、電子レンジの場合、150℃で10秒を目安に、温めてみてください。酵母や良いバター、ドライフルーツ、それぞれのアロマがいきいきと立ち上がってくれば、食べ頃です。
それではイタリア好きのみなさま、
今年もどうぞ素敵なクリスマスを、そしてよいお歳を!
Tiri1957
本店 Via A. Gramsci 2/4, 85011 Acerenza(ポテンツァ県/バジリカータ州)
ポテンツァ市内 Tiri Bakery & Caffè
Via del Gallitello 255, 85100 Potenza(ポテンツァ市/バジリカータ州)