チーズまみれ
私、9月から10月にかけてチーズまみれになっていました。
訪問したチーズ工房は15軒以上。食べたチーズの種類は100種類以上。。。
世界には2000種類のチーズが存在すると言われています。日本で”チーズ”と言うと、まずフランス、そしてスイスが頭に浮かぶかと思いますが、どうして、どうして、、、イタリアにはフランスと同じくらい、約500種類のチーズがあるのです。
なんと言ってもイタリアの強みは、4種類の動物のミルクからチーズを造れること。牛、羊、ヤギ、そして水牛!
今日は、ミラノの近郊で造られるチーズであるタレッジョに焦点を当てたいと思います。
タレッジョはウオッシュタイプのオレンジ色の四角いチーズ。
ミラノのお隣のベルガモ県のタレッジョ渓谷で造られる牛のミルクのチーズです。とは言え、現在タレッジョ渓谷で造っているのは、1軒のみ。もはや平地で造るのが当たり前になってしまいました。
タレッジョ渓谷は、日の当たらない寒くて湿った地域。ここで生活するのは楽ではありません。
この地で生まれ、学校でチーズの造り方を学び、タレッジョ造りをしているカザーロ(チーズ製造責任者)であるアルトゥーロさん。彼が働くチーズ工房は、標高800mのところにあります。
周辺の8か所の酪農家から運ばれてくるブルーナ牛のミルクしか使用しないというこだわり。牛は毎日ミルクを出すので、このチーズ工房も365日、休む日はありません。
大鍋にミルクを入れ、33度ぐらいに温め、そこに仔牛のレンネット(凝乳剤)と前日のチーズ造りで出たホエー(乳清)を乳酸発酵させたものを加えます。
20分ほど待っていると液体状だったミルクが固まり始めます。
それをヘーゼルナッツぐらいの大きさにカットして、穴のあいた四角い型の中に入れていきます。
その作業は、ちょっと大雑把な感じがするのですが、さすが経験豊富なアルトゥーロさん。ちゃんとうまく配分できているのです。
何度かひっくり返し、湿度の高いセラーで寝かし、塩がけをします。その後も塩水で濡らした布で表面をふき、独特なカビと酵素を増殖させるのです。
そのまま食べても美味しいですが、洋ナシと一緒のリゾット、これはまさに秋の味覚です。タレッジョが手に入ったら、ぜひ試してくださいね。
訪問したチーズ工房は15軒以上。食べたチーズの種類は100種類以上。。。
世界には2000種類のチーズが存在すると言われています。日本で”チーズ”と言うと、まずフランス、そしてスイスが頭に浮かぶかと思いますが、どうして、どうして、、、イタリアにはフランスと同じくらい、約500種類のチーズがあるのです。
なんと言ってもイタリアの強みは、4種類の動物のミルクからチーズを造れること。牛、羊、ヤギ、そして水牛!
今日は、ミラノの近郊で造られるチーズであるタレッジョに焦点を当てたいと思います。
タレッジョはウオッシュタイプのオレンジ色の四角いチーズ。
ミラノのお隣のベルガモ県のタレッジョ渓谷で造られる牛のミルクのチーズです。とは言え、現在タレッジョ渓谷で造っているのは、1軒のみ。もはや平地で造るのが当たり前になってしまいました。
タレッジョ渓谷は、日の当たらない寒くて湿った地域。ここで生活するのは楽ではありません。
この地で生まれ、学校でチーズの造り方を学び、タレッジョ造りをしているカザーロ(チーズ製造責任者)であるアルトゥーロさん。彼が働くチーズ工房は、標高800mのところにあります。
周辺の8か所の酪農家から運ばれてくるブルーナ牛のミルクしか使用しないというこだわり。牛は毎日ミルクを出すので、このチーズ工房も365日、休む日はありません。
大鍋にミルクを入れ、33度ぐらいに温め、そこに仔牛のレンネット(凝乳剤)と前日のチーズ造りで出たホエー(乳清)を乳酸発酵させたものを加えます。
20分ほど待っていると液体状だったミルクが固まり始めます。
それをヘーゼルナッツぐらいの大きさにカットして、穴のあいた四角い型の中に入れていきます。
その作業は、ちょっと大雑把な感じがするのですが、さすが経験豊富なアルトゥーロさん。ちゃんとうまく配分できているのです。
何度かひっくり返し、湿度の高いセラーで寝かし、塩がけをします。その後も塩水で濡らした布で表面をふき、独特なカビと酵素を増殖させるのです。
50日間かけて出来上がったタレッジョ。
そのまま食べても美味しいですが、洋ナシと一緒のリゾット、これはまさに秋の味覚です。タレッジョが手に入ったら、ぜひ試してくださいね。