織物博物館 -サムゲオ-
サルデーニャの職人さんが作る工芸品が素晴らしいのはこれまでもお伝えしてきましたが、
今回はその中でも代表的な織物、の博物館をご紹介します。
オリスターノ県、サムゲオにある州立の織物博物館としては唯一の博物館でサムゲオの
織物だけでなく、島中から集められた作品が展示されています。
館内は1階と2階に分かれており、ガイド付きで丁寧に説明、案内してくれます。
木製のアンティークな織り機、麻や羊毛を紡ぐ道具、サムゲオの伝統的衣装、織り方見本に続き、
1920年〜’50年代のサルデーニャの民芸品のコレクター、ルイージ コッコ氏により献上された
1700年代からの羊毛や綿、麻などのコレクションの数々が展示。その他、母から娘に代々
伝えられて来た伝統的な織物、また人が亡くなった時にその亡がらを横たえた敷物なども
展示されており、昔の風習や伝説を知ることが出来ます。
ただ3〜4ヶ月ごとにいろんな企画展や常設されたものの配置替えなどが行われるので新鮮では
あるけど、以前見たものをもう一度見たい、と思って行っても見られないことも。。。
先日行った時は織物の中でも絨毯に焦点を当てた企画展が行われていました。
また写真にはありませんがビデオで女性たちが野原に木で織り機を組み立て、織っているところが
流れており、見せ方が上手だなぁと思いました。
下の右と真ん中の写真は博物館に入ってすぐに置いてあります。
ちなみに企画展のものは写真を撮ってもOKですが、常設展のものは撮影禁止です。
Museo Unico Regionale dell’Arte Tessile Sarda (サルデーニャの織物博物館)
9時半(火曜のみ10時)~13時/17時~20時(夏時間)、
9時半~(火曜のみ10時)~13時/16時~19時(夏時間) 月曜休
機会があればぜひ訪れて下さいね。