サルデーニャ(カブラス)のボッタルガ
サルデーニャで軽くて手軽な(日本よりは、ですが)お土産の代表的なものと言ったらボッタルガ、
カラスミ。マグロでも作られていますが、日本と同じようにボラの卵巣から作られたものの方が
有名。特にオリスターノ県にあるカブラスがよく知られており、カブラスに行くと町中に
ボッタルガ屋さんがたくさんあり、卵巣の取り出される8月末にはボッタルガ祭りがあるほどです。
日本のカラスミよりねっとり、しっとりしていて濃厚な味はどうして出来るのか……
丸っこい顔をしているボラ、日本では泥臭いと言われて食べることは少ないけど、白身の
川魚という感じで塩焼きにすると美味しいです。このボラから卵巣をそぉっと取り出し、
血などの汚れを水洗いしてから木の板の上に乗せて塩を思いっきり振ります。この塩漬けの
時間はその日の気候や卵巣の大きさによって変わりますが、2時間から6時間ほど。
その後、塩を水でよく洗い流し、水分を取ってから網状の板に並べ、乾燥室&熟成室に
移します。イタリアでは衛生上、天日干しにすることは禁止されており、大きな扇風機の
ような機械がある部屋に並べ、何度も裏返して乾燥させます。その期間も大きさなどにより
異なりますが、5日間〜1週間ほど。また写真のように魚の身が上にくっついたままの方が
何となく高価そうに見えますよねー。でも人によっては魚臭さが強いから嫌、という人も。
日本人はオレンジっぽい色の方がお馴染みで好きですが、こっちの人は熟成がちょっと
進んだ黒っぽいものの方が好みみたいです。
ボッタルガを乾燥させたときに形が悪いものなどは粉にして売っています。丸のままを削って使おうと
してもねっとりしているのでぜーんぶ削りに付いちゃいます。何よりもったいない!
丸のままのものは薄ーくスライスして同じようにスライスしたセロリと合わせ、オリーブ
オイルとレモンをたっぷりかけてサラダに。またモッツァレラのように塩味が薄いチーズと
合わせても美味しいです。粉にしたものは写真のようにた〜っぷりとパスタにかけて。
カブラスのボッタルガ、粉になったものを贅沢にもご飯にふりかけのようにかけて食べると
鰹節のような味がします。同じような旨味成分、イノシン酸が含まれているからかな。
機会があればぜひカブラスのボッタルガ、お試し下さい、日本人が大好きな味です!
またボッタルガの工房で工程を見たり、出来立ての試食がしたい方はHPをご覧になって
ご連絡下さいませ〜、喜んでご案内します!
カラスミ。マグロでも作られていますが、日本と同じようにボラの卵巣から作られたものの方が
有名。特にオリスターノ県にあるカブラスがよく知られており、カブラスに行くと町中に
ボッタルガ屋さんがたくさんあり、卵巣の取り出される8月末にはボッタルガ祭りがあるほどです。
日本のカラスミよりねっとり、しっとりしていて濃厚な味はどうして出来るのか……
丸っこい顔をしているボラ、日本では泥臭いと言われて食べることは少ないけど、白身の
川魚という感じで塩焼きにすると美味しいです。このボラから卵巣をそぉっと取り出し、
血などの汚れを水洗いしてから木の板の上に乗せて塩を思いっきり振ります。この塩漬けの
時間はその日の気候や卵巣の大きさによって変わりますが、2時間から6時間ほど。
その後、塩を水でよく洗い流し、水分を取ってから網状の板に並べ、乾燥室&熟成室に
移します。イタリアでは衛生上、天日干しにすることは禁止されており、大きな扇風機の
ような機械がある部屋に並べ、何度も裏返して乾燥させます。その期間も大きさなどにより
異なりますが、5日間〜1週間ほど。また写真のように魚の身が上にくっついたままの方が
何となく高価そうに見えますよねー。でも人によっては魚臭さが強いから嫌、という人も。
日本人はオレンジっぽい色の方がお馴染みで好きですが、こっちの人は熟成がちょっと
進んだ黒っぽいものの方が好みみたいです。
ボッタルガを乾燥させたときに形が悪いものなどは粉にして売っています。丸のままを削って使おうと
してもねっとりしているのでぜーんぶ削りに付いちゃいます。何よりもったいない!
丸のままのものは薄ーくスライスして同じようにスライスしたセロリと合わせ、オリーブ
オイルとレモンをたっぷりかけてサラダに。またモッツァレラのように塩味が薄いチーズと
合わせても美味しいです。粉にしたものは写真のようにた〜っぷりとパスタにかけて。
カブラスのボッタルガ、粉になったものを贅沢にもご飯にふりかけのようにかけて食べると
鰹節のような味がします。同じような旨味成分、イノシン酸が含まれているからかな。
機会があればぜひカブラスのボッタルガ、お試し下さい、日本人が大好きな味です!
またボッタルガの工房で工程を見たり、出来立ての試食がしたい方はHPをご覧になって
ご連絡下さいませ〜、喜んでご案内します!