【シチリア州】おいしい!の始まりは、朝市メルカートから
イタリアの各地で開催される朝市、メルカート。
シラクーサのメルカートは 月曜から土曜日の朝8:00〜13:00頃まで。旧市街オルティージ島の入り口近く、紀元前6世紀に造られたアポロ神殿の横の道には、300mにわたり、衣料品、野菜、魚、チーズ、ドライフルーツにスパイスなど……お土産によさそうなものから今すぐ食べたいものまで、所狭しと屋台が並べられています。さらに生牡蠣、白ワイン、絞りたてのオレンジジュース、ゆでタコ、巨大なパニーノ、新鮮な魚介に色とりどりの野菜など、おいしい&楽しいがいっぱいです。
初夏は本マグロのシーズン!
シチリアと言えば、魚介類!夏のメルカートには、本マグロ、カジキマグロが店頭に横たわり(本当に横たわっているんです!)、クエ、カンパチ、イカ、タコ、タチウオなど、日本でもおなじみの魚たちが並んでいます。秋は日本同様に、さんまやサヨリが並び、カジキマグロは通年横たわっています。買い方は日本と同じで、欲しい物と量を伝えます。シラクーサのメルカートの名物おじさん・アンジェロの魚屋では、本マグロなどの大きな魚が、ナタの様な巨大な包丁で、ガンガンガンとかわいそうなほどこっぱみじんに解体され、ニッコニコな笑顔で渡されます。ご機嫌な場合は、演歌のようなシチリア民謡を歌ってくれ、陽気なシチリア音楽は、不思議と食欲がわいてきます!
黄金の果実と呼ばれるトマトの品種数にびっくり
メルカートで目を引く、カラフルなフルーツや野菜。野菜は八百屋。果物は果物屋。そして、トマトはトマト屋と、専門店に別れています。イタリア料理に欠かせないトマト、その種類の多いこと! チェリートマトの産地のシラクーサでは、チリエッジーノ(Ciliegino)は自家製トマトソース
に外せません。
シチリアの太陽を浴びて育ったパキーノ産は、格別に甘くおいしく濃厚な味わい。ブルスケッタやバジリコとのシンプルなサラダが驚くほどおいしいのです。ダッテリーニ(Dattelini)、 サン マルツァーノ(San Marzano)、ピカデリー(Picadelly)、コストルート (Costoluto)……。サラダ用、煮込み用などとそれぞれ用途によって、お店の人が説明とアドバイスをしてくれます。
黄色のチェリートマト、チリエジーノジャッロ(Ciliegino Giallo)も、近年の流行り。酸味も甘味もやわらかで、色もキレイ。 マグロのボッタルガ(カラスミ)との相性は、抜群です。乾物屋さんには、ドライトマトが山積みに。ドライトマトにも、チリエジーノやピカデリーと種類があり、お店によって塩味が異なります。味見をしながら自分好みのドライトマトを見つけて下さい。
●営:月〜土曜 8:00〜13:00
●休: 日曜
夕日も美しいレストラン
18世紀に建てられ、小麦粉の貯蔵庫として使われていた海沿いのレストラン。
お勧めは、本マグロのピスタチオ焼き。イワシのシラクーサ風パスタ。自家製のマグロのカラスミのパスタなどなど。レモンやブラッドオレンジのサラダはシチリアならでのひと皿。シチリア産の白ワインを片手にベランダからのオルティージ湾の夕日は、1日の旅の疲れを癒してくれる事でしょう。
●TEL:093-1465-707
●営:月〜日曜 12:30〜14:30、19:30〜22:30
●休: 冬季長期休暇あり
(レポート:シチリア州シラクーサ在住 秋草 奈緒子)
シラクーサのメルカートは 月曜から土曜日の朝8:00〜13:00頃まで。旧市街オルティージ島の入り口近く、紀元前6世紀に造られたアポロ神殿の横の道には、300mにわたり、衣料品、野菜、魚、チーズ、ドライフルーツにスパイスなど……お土産によさそうなものから今すぐ食べたいものまで、所狭しと屋台が並べられています。さらに生牡蠣、白ワイン、絞りたてのオレンジジュース、ゆでタコ、巨大なパニーノ、新鮮な魚介に色とりどりの野菜など、おいしい&楽しいがいっぱいです。
シチリアと言えば、魚介類!夏のメルカートには、本マグロ、カジキマグロが店頭に横たわり(本当に横たわっているんです!)、クエ、カンパチ、イカ、タコ、タチウオなど、日本でもおなじみの魚たちが並んでいます。秋は日本同様に、さんまやサヨリが並び、カジキマグロは通年横たわっています。買い方は日本と同じで、欲しい物と量を伝えます。シラクーサのメルカートの名物おじさん・アンジェロの魚屋では、本マグロなどの大きな魚が、ナタの様な巨大な包丁で、ガンガンガンとかわいそうなほどこっぱみじんに解体され、ニッコニコな笑顔で渡されます。ご機嫌な場合は、演歌のようなシチリア民謡を歌ってくれ、陽気なシチリア音楽は、不思議と食欲がわいてきます!
メルカートで目を引く、カラフルなフルーツや野菜。野菜は八百屋。果物は果物屋。そして、トマトはトマト屋と、専門店に別れています。イタリア料理に欠かせないトマト、その種類の多いこと! チェリートマトの産地のシラクーサでは、チリエッジーノ(Ciliegino)は自家製トマトソース
に外せません。
シチリアの太陽を浴びて育ったパキーノ産は、格別に甘くおいしく濃厚な味わい。ブルスケッタやバジリコとのシンプルなサラダが驚くほどおいしいのです。ダッテリーニ(Dattelini)、 サン マルツァーノ(San Marzano)、ピカデリー(Picadelly)、コストルート (Costoluto)……。サラダ用、煮込み用などとそれぞれ用途によって、お店の人が説明とアドバイスをしてくれます。
黄色のチェリートマト、チリエジーノジャッロ(Ciliegino Giallo)も、近年の流行り。酸味も甘味もやわらかで、色もキレイ。 マグロのボッタルガ(カラスミ)との相性は、抜群です。乾物屋さんには、ドライトマトが山積みに。ドライトマトにも、チリエジーノやピカデリーと種類があり、お店によって塩味が異なります。味見をしながら自分好みのドライトマトを見つけて下さい。
メルカート ディ オルティージ(Mercato Di Ortigia)
●住所:Via Emanuele De Benedictis(SR)●営:月〜土曜 8:00〜13:00
●休: 日曜
18世紀に建てられ、小麦粉の貯蔵庫として使われていた海沿いのレストラン。
お勧めは、本マグロのピスタチオ焼き。イワシのシラクーサ風パスタ。自家製のマグロのカラスミのパスタなどなど。レモンやブラッドオレンジのサラダはシチリアならでのひと皿。シチリア産の白ワインを片手にベランダからのオルティージ湾の夕日は、1日の旅の疲れを癒してくれる事でしょう。
ラ カンブーサ(La Cambusa)
●住所:Passeggio Aretusa 9●TEL:093-1465-707
●営:月〜日曜 12:30〜14:30、19:30〜22:30
●休: 冬季長期休暇あり