モデナのモーターバレーフェスティバル2024
すっかり新緑の美しい5月となりましたが、イタリア好きの皆さんはいかがお過ごしですか?
暖かくなると、 日が長くなり、イタリア人は老若男女どこかに出かけなければ!という気分になるのか、週末はレストラン、バール、ピッツエリアどこもテラス席を出して、そぞろ歩きする人で街が溢れ始めるのが風物詩。
高校生の娘も御多分に洩れず、夕方友達の誕生パーティーでピッツエリアへ出かけて行きました。迎えの約束の時間の延長願い以外、何も言ってよこさないのが常なのに、メッセージが。何事かと見ると、小学生の息子へ
「モデナがかっこいい車で溢れてるから写真撮った。
絶対見に来た方が良いよ。」というメッセージ。
そうでした失念しておりましたが、毎年モデナではこの時期モータバレーフェスティバルが行われるのです。パダーナ平原を東から西へと横断しアドリア海に抜けるエミリア ロマーニャ州。
フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、パガーニ、ドゥカーティといったスーパーカーのブランドが集まるゆえ、モーターバレーと言う別名を持っているのです。
そんなスーパーカーの生産地という土地柄、日常的にテスト走行車に追い越されることは、結構あるのですが、余りの爆音に驚いているうちに、あっという間に見えなくなってしまい、間近で見る機会があまりありませんが、このフェスティバルでは各社最新のスーパーカーが一同に会し間近でしかも無料で見られるというイベント。
場所はモーターバレーの中心に位置するモデナ。
2024年は5月2〜5日にモデナの町の至る所にスーパーカーが展示され、見所はドゥカーレ宮殿の中庭の展示会場。
通常は陸軍省管轄の陸軍士官学校として使用されているため、特別な見学日以外、一般開放はしていないのですが、このフェスティバル期間は入場が許されるという特別感。
会場内はイタリアトリコロールのライティングの演出。正面にはモデナ市の紋章の青と黄色を模した
フェラーリSF90XXSPIDER 車に興味がなくても思わず感動する美しさ。
我が家の小学5年生男児など、目が輝いて全ての展示車と写真を撮影。車好きそうな皆さんが食い入るように眺めておりました。
一際人を集めていたのが今年使用しているレッドブルのVisa Cash App RB 日本人の角田裕毅選手が乗車する車。イタリアでも人気の選手なのです。2024年5月19日はエミリアロマーニャ州のイモラサーキットで第7戦の決勝戦が行われますので、その宣伝を兼ねているのでしょうか。
息子氏の推しのランボルギーニの車も何台もありました。
個人的に気になったのは、昨年は発表されたばかりのパガーニ Utopia。実は昨年の日本での販売代理店、スカイグループのお披露目パーティのお土産に、我が家のバルサミコ酢を使いいただいたご縁がありました。
実物を拝見するのは初めて。イタリアンカラーを正面に黄色と黒が素敵でした。
広場の特設会場にDJ、音楽が流れる中をスーパーカーを眺めながら、そぞろ歩きをする人たち。良い季節になりました。
モーターフェスティバルの期間中、モデナ市内、近郊都市で、様々なイベントがございます。スーパーカーの本社や、ショールーム、通常は見られないサーキットでのレース、工場見学などサイトで紹介されております。要予約の場合も多いので、ご注意ください。サイトはこちらからサイトはこちらから
また、やはり、モデナに来たら車もいいけれど、食文化も是非体験したいという方。我が家のバルサミコ酢醸造室をはじめ、パルミジャーノレッジャーノチーズ工場の見学などディープなモデナの食文化をご案内させていただいてますので、