ピエモンテのワイナリー、ガブリエレ・スカリォネの魅力に迫る vol.2

ブドウを2種に絞った珍しいランゲロッソ
「Tutto Dipende da Dove Vuoi Andare」


「GABRIELA SCAGLIONE」 (ガブリエレ・スカリオーネ)

オーナーのこだわりが最も現れたストーリー性のあるワイン


ワイン業界の敏腕ビジネスマンだったガブリエレ氏が、理想のワインを造るべく2012年に創業した「ガブリエレ・スカリォネ」。こだわりのある上質のワインで知られるが、なかでもご本人がブレンドしたランゲロッソ「トゥット・ディペンデ・ダ・ドヴェ・ヴォイ・アンダーレ」はそのこだわりの最たる一本だ。ランゲロッソでは多種のブドウをブレンドするワイナリーが多いなか、彼はタンニンが利いてパンチのあるネッビオーロと、ふっくらした新鮮な味わいのバルベーラ・ダルバだけを使用。それはこの2種の対照的な個性が最高のバランスを生み出すと考えるからだ。そのためこれらは別々に製造し、最後にミックスする。それがネッビオーロの厚みのある味わいからその後でバルベーラ・ダルバの若々しい風味に移行する、独特の効果を生む。


ところで「トゥット・ディペンデ・ダ・ドヴェ・ヴォイ・アンダーレ」とは、”すべてはあなたがどこに行きたいか次第”という意味。「甥に『不思議の国のアリス』を読んでやっていたら、アリスの台詞にこれがあったんです。当時、創業したばかりでまだ方向性が定まらない状況だった私は、この言葉をワイン名にしました。ほかのワインも本の題名のような名前を付けています。ワインにはみな物語がありますから」とガブリエレ氏。そんな2種のブドウが紡ぐ物語、五感で体験していただきたい。

vol.56掲載(2/4)。本誌4回の連載記事となります。 
Text:Miki Tanaka  Photo:Stefano Triulzi


▼ランゲ ロッソ”Tutto dipende da dove vuoi andare”のおすすめポイント
パワフルさとエレガンス、味わい深さと香り高さのバランスの丁度良いところを抑えたワインと言えます。絶対に料理と一緒に味わって欲しい一本なので家族や友人を招いたディナーパーティでメインワインとして味わってみてはいかがでしょうか。(Text:TAPS)
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連載されたおすすめワイン

■vol.1 品質だけを追求したこだわりの1本

世界の王たちも愛したバローロ「Passione di Re」

繊細でほどよいタンニンと、長く置けば置くほどコクが出る逸品。ちなみにこの名は、イタリア王室サヴォイア家が、晩餐会で外国の王たちに振舞っていたのがバローロだったことに由来。世界の王も愛したワインに思いを馳せながら、ガブリエレ氏がこだわりを尽くしたバローロを味わいたい。
▼本誌記事詳細はこちら(本誌vol.55掲載記事)
https://italiazuki.com/?p=58815
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