イタリアの真ん中から、こんにちは!
ウンブリア州を担当させて頂くことになりました
ペルージャ在住の鹿野喜志枝(かの きしえ)です。
30代後半、ほんの数ヶ月の語学留学のつもりで
ボールペンを倒して決めた滞在先がペルージャ でした。
ペルージャ 外国人大学で第二の学生生活を満喫していたところ突然襲ってきた体調不良。
検査の結果、明日破裂してもおかしくないほどの巨大な脳動脈があることがわかり、日本への飛行機での帰国は危険な状態、まさに生死をかけた大手術をペルージャ で2回も行うことになったのが約17年前。
奇跡的な出会い、そして頼もしい友人たちに支えられ、手術も無事成功、当初は半年ほどの予定だったペルージャ滞在が約2年となり、ようやっと帰国を決めた日「自分へのご褒美に!」とお買い物をしたチェントロのお店で主人と出会い結婚。
今年で結婚生活も14年になりました。
人生万事塞翁が馬、ほんとうに何が起こるか分からないものです。
ご縁に導かれて、好きだったファッション業界でバイヤーという仕事にも恵まれ、イタリアブランドの日本進出や商品開発にも関わりながら、あっという間に14年のキャリア。
その間、主人のお祖父ちゃんも立ち上げに加わった親族のオリーブ農園の経営にも携わることに、それがきっかけで食材の輸出仲介を初め、現在ではウンブリア州のみならずイタリア各州でのバイイング、イベントや研修などのオーガナイズのご依頼も多く頂けるようになりました。
5年前に小さな会社を立ち上げ、若いスタッフと毎日楽しく奮闘中です。
私の運命は、きっとこの町に繋がっていたのだと思います。
イタリアの「緑のハート」とも呼ばれるほど豊かな自然に恵まれたウンブリア州。
州都は2000年以上前にエトルリア人によって築かれた丘の上の古都ペルージャ、重厚な城門や城壁、情緒溢れる中世の佇まいが今もそのままに残っています。
坂道だらけのチェントロを歩くと、美しい石畳や、そっと触れたくなるような城壁が深く長い歴史を囁いてくれるかのようです。
決して華やかではない、落ち着いた素朴さのあるこの町は、現代の私たちの生活に、そっと寄り添いながら見守ってくれているようで、異国にいながら不思議な安心感に包まれた暮らしです。
ペルージャ と言えば学生の町。なんと1308年に創立されたペルージャ 大学は11学部あり全土からイタリア人学生が集まります。1925年創立のペルージャ外国人大学は、イタリア語とイタリア文化を広めるために創立当時から世界各国からの留学生を受け入れています。
「イタリア好き」の読者の方々にもペルージャ外国人大学でイタリア語を学ばれ、ペルージャをイタリアの故郷のように思っている方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
ウンブリア州の郷土料理といえばカッチャジョーネ、ノルチャの生ハム、カステルッチョの豆類、オリーブオイルやトリュフも名産、食の魅力も山盛りです。
聖フランチェスコの出身地、世界遺産の町アッシジ、美しい丘陵都市のオルヴィエートやグッビオ、建築物の宝庫スポレート、サグランティーノの里モンテファルコなどをはじめ、ウンブリア州は日本の皆様に訪れていただきたい、小さなくて魅力的な町や村が沢山あります。
イタリアで唯一海にも国境にも接していないこの地域は、今でもイタリアの伝統が生き続け、素朴さと豊かさを大切に暮らす人々の営みが守られているようです。
もちろん、そんな地域なので、イタリアのまん真ん中に位置していながら、アクセスの悪さも否めませんし、都会のように便利に日本食を堪能することもできません。
有名ブランドの直営店もなければ、飛び抜けてお洒落なレストランも見かけません。笑
それでも、私はこの町のちょっと不便で、ほどよく田舎なところが、むしろ心地よく、こじんまりとした町だからこその快適さを楽しんでいます。
どんなに慌ただしい毎日でも夕暮れ時に、家族や友人と
ワインを夕陽にかざしながら語らう時間を大切にできる
そんな時の流れのあるペルージャ暮らしを幸せに思っています。
やんちゃな(笑)ペルジーノの主人と
毛深い息子!愛犬ジャックラッセルテリアのゲンキとの日々のあれこれを中心に、皆様に、よりウンブリア州に興味を持っていただけるような話題、そして変化するイタリアのリアルな現実や新情報もお伝えできればと思っています。
オリーブ畑を駆け抜けるゲンキくん!みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
ペルージャ在住の鹿野喜志枝(かの きしえ)です。
30代後半、ほんの数ヶ月の語学留学のつもりで
ボールペンを倒して決めた滞在先がペルージャ でした。
ペルージャ 外国人大学で第二の学生生活を満喫していたところ突然襲ってきた体調不良。
検査の結果、明日破裂してもおかしくないほどの巨大な脳動脈があることがわかり、日本への飛行機での帰国は危険な状態、まさに生死をかけた大手術をペルージャ で2回も行うことになったのが約17年前。
奇跡的な出会い、そして頼もしい友人たちに支えられ、手術も無事成功、当初は半年ほどの予定だったペルージャ滞在が約2年となり、ようやっと帰国を決めた日「自分へのご褒美に!」とお買い物をしたチェントロのお店で主人と出会い結婚。
今年で結婚生活も14年になりました。
人生万事塞翁が馬、ほんとうに何が起こるか分からないものです。
ご縁に導かれて、好きだったファッション業界でバイヤーという仕事にも恵まれ、イタリアブランドの日本進出や商品開発にも関わりながら、あっという間に14年のキャリア。
その間、主人のお祖父ちゃんも立ち上げに加わった親族のオリーブ農園の経営にも携わることに、それがきっかけで食材の輸出仲介を初め、現在ではウンブリア州のみならずイタリア各州でのバイイング、イベントや研修などのオーガナイズのご依頼も多く頂けるようになりました。
5年前に小さな会社を立ち上げ、若いスタッフと毎日楽しく奮闘中です。
私の運命は、きっとこの町に繋がっていたのだと思います。
イタリアの「緑のハート」とも呼ばれるほど豊かな自然に恵まれたウンブリア州。
州都は2000年以上前にエトルリア人によって築かれた丘の上の古都ペルージャ、重厚な城門や城壁、情緒溢れる中世の佇まいが今もそのままに残っています。
坂道だらけのチェントロを歩くと、美しい石畳や、そっと触れたくなるような城壁が深く長い歴史を囁いてくれるかのようです。
決して華やかではない、落ち着いた素朴さのあるこの町は、現代の私たちの生活に、そっと寄り添いながら見守ってくれているようで、異国にいながら不思議な安心感に包まれた暮らしです。
ペルージャ と言えば学生の町。なんと1308年に創立されたペルージャ 大学は11学部あり全土からイタリア人学生が集まります。1925年創立のペルージャ外国人大学は、イタリア語とイタリア文化を広めるために創立当時から世界各国からの留学生を受け入れています。
「イタリア好き」の読者の方々にもペルージャ外国人大学でイタリア語を学ばれ、ペルージャをイタリアの故郷のように思っている方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
ウンブリア州の郷土料理といえばカッチャジョーネ、ノルチャの生ハム、カステルッチョの豆類、オリーブオイルやトリュフも名産、食の魅力も山盛りです。
聖フランチェスコの出身地、世界遺産の町アッシジ、美しい丘陵都市のオルヴィエートやグッビオ、建築物の宝庫スポレート、サグランティーノの里モンテファルコなどをはじめ、ウンブリア州は日本の皆様に訪れていただきたい、小さなくて魅力的な町や村が沢山あります。
イタリアで唯一海にも国境にも接していないこの地域は、今でもイタリアの伝統が生き続け、素朴さと豊かさを大切に暮らす人々の営みが守られているようです。
もちろん、そんな地域なので、イタリアのまん真ん中に位置していながら、アクセスの悪さも否めませんし、都会のように便利に日本食を堪能することもできません。
有名ブランドの直営店もなければ、飛び抜けてお洒落なレストランも見かけません。笑
それでも、私はこの町のちょっと不便で、ほどよく田舎なところが、むしろ心地よく、こじんまりとした町だからこその快適さを楽しんでいます。
どんなに慌ただしい毎日でも夕暮れ時に、家族や友人と
ワインを夕陽にかざしながら語らう時間を大切にできる
そんな時の流れのあるペルージャ暮らしを幸せに思っています。
やんちゃな(笑)ペルジーノの主人と
毛深い息子!愛犬ジャックラッセルテリアのゲンキとの日々のあれこれを中心に、皆様に、よりウンブリア州に興味を持っていただけるような話題、そして変化するイタリアのリアルな現実や新情報もお伝えできればと思っています。
オリーブ畑を駆け抜けるゲンキくん!みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。