冷蔵庫で発酵3日間 アルト・アディジェ名物のライ麦パン作り
日本はGW中ですが、イタリアでも4月25日「イタリア解放記念日」、5月1日の「メーデー」と、祝日が続きました。とはいえ、今年のカレンダーでは日曜日&土曜日という。日本のように振替休日がないので、なんだか損した気分にもなる2021年の春です。
さて、先週からロックダウンが一部の州を除いて解除となり、比較的自由に動けるようになってきたものの、やはり気をつけるに越したことはなく、もう少しおうちで様子見しようと思っているところ。昨年のロックダウンを機に週一でパンを作るようになった我が家ではバリエーションを増やしつつあり、月に一度、アルト・アディジェ名物のライ麦パンも仲間入りしました。
このパンの名はヴィンシュゲルレンVinschgerlenで、ヴェノスタ渓谷(独語:ヴィンシュガウVinschgau)に由来します。
通常、2つくっつけて焼かれるため、ヴィンシュガー・パールVinschger Paarl(ペアの意)と呼ばれることも多いものです。
焼き上がりの色が濃いのは、ライ麦粉をメインに使うため。
味の決め手は何と言ってもスパイスで、フェンネルのタネ、クミン、フェヌグリークを効かせます。少しカレーのような風味が広がるのが独特でおいしく、スペックやチーズのスライスとよく合うのはもちろん、シンプルにストラッキーノなどのクリーム状チーズをつけて食べるのもおすすめです。
いろいろなレシピがある中、私が参考にしているのは、新鋭の料理研究家、アルト・アディジェ出身のステファノ・カヴァダ氏が初めて出したレシピ本”LA MIA CUCINA ALTOATESINA”
伝統にとらわれすぎず、新しいアイデアを取り入れながらもアルト・アディジェらしさを残した絶品の数々が載っていておもしろい一冊です。
目から鱗のワザが多いこの本から「生地を冷蔵庫で寝かせて3日以上、じっくり時間をかけて発酵させる」という斬新なヴィンシュゲルレンのレシピを見つけ、最初は半信半疑だったのですが-
3日後
↓↓↓
その通りに作ってみるとふわっとした絶妙な焼き上がりにびっくり!
冷蔵庫の中でかなり場所を取るものの、毎朝、少しずつ膨らんでいく様子を見るのも楽しく、スペースを確保してから一気に1kg以上焼くようになりました。
イタリア各地、さまざまな名物パンがあるし、アルト・アディジェ特有のパンは他にもあるけれど、ヴィンシュゲルレンは(発酵を待つ時間が長いだけで)意外と簡単におうちで作れるアルト・アディジェの味。準備中からスパイスの香りに心がそそられる一品です。
さて、先週からロックダウンが一部の州を除いて解除となり、比較的自由に動けるようになってきたものの、やはり気をつけるに越したことはなく、もう少しおうちで様子見しようと思っているところ。昨年のロックダウンを機に週一でパンを作るようになった我が家ではバリエーションを増やしつつあり、月に一度、アルト・アディジェ名物のライ麦パンも仲間入りしました。
このパンの名はヴィンシュゲルレンVinschgerlenで、ヴェノスタ渓谷(独語:ヴィンシュガウVinschgau)に由来します。
通常、2つくっつけて焼かれるため、ヴィンシュガー・パールVinschger Paarl(ペアの意)と呼ばれることも多いものです。
焼き上がりの色が濃いのは、ライ麦粉をメインに使うため。
味の決め手は何と言ってもスパイスで、フェンネルのタネ、クミン、フェヌグリークを効かせます。少しカレーのような風味が広がるのが独特でおいしく、スペックやチーズのスライスとよく合うのはもちろん、シンプルにストラッキーノなどのクリーム状チーズをつけて食べるのもおすすめです。
いろいろなレシピがある中、私が参考にしているのは、新鋭の料理研究家、アルト・アディジェ出身のステファノ・カヴァダ氏が初めて出したレシピ本”LA MIA CUCINA ALTOATESINA”
伝統にとらわれすぎず、新しいアイデアを取り入れながらもアルト・アディジェらしさを残した絶品の数々が載っていておもしろい一冊です。
目から鱗のワザが多いこの本から「生地を冷蔵庫で寝かせて3日以上、じっくり時間をかけて発酵させる」という斬新なヴィンシュゲルレンのレシピを見つけ、最初は半信半疑だったのですが-
3日後
↓↓↓
その通りに作ってみるとふわっとした絶妙な焼き上がりにびっくり!
冷蔵庫の中でかなり場所を取るものの、毎朝、少しずつ膨らんでいく様子を見るのも楽しく、スペースを確保してから一気に1kg以上焼くようになりました。
イタリア各地、さまざまな名物パンがあるし、アルト・アディジェ特有のパンは他にもあるけれど、ヴィンシュゲルレンは(発酵を待つ時間が長いだけで)意外と簡単におうちで作れるアルト・アディジェの味。準備中からスパイスの香りに心がそそられる一品です。