シチリアは一足先に春がやってきました
2月に入ってググっと暖かくなったトラーパニです。
イタリアでは2月2日の「canderola(カンデローラ)の日」が来ると冬が終わる、あといわれています。
「canderolaの日」は、日本語にすると「聖燭節」と呼ばれているキリスト上の節目の日。
イエス・キリストが聖母マリアと父ヨセフによってイエルサレムの神殿に連れて来られた際の出来事を記憶して祝う日です。
この日を境に春がやってくる、というのはちょうど日本の立春と同じです。
現在トラーパニはお花畑の季節。
ボリジもあちらこちらに咲いていてます。
イタリア語は「Borragine(ボッラージネ)」。
シチリアでは茹でて食べます。
そして今、咲き乱れているのが上の黄色いお花と、、、
この小さい白いお花。
もう少し経つと黄色や白のマルゲリータ(野菊)が花を咲かせます。
いちばん上の写真は、我が家の前の空き地のお花畑。
ド田舎に見えますが、我が家、観光の中心地の旧市街までは車で5分。
スーパーや食料品店がたくさん並ぶ商店街までは車で3分くらいと、
田舎に住んでいるわけでもなく。
車でちょっと郊外に出ただけで美しい自然を楽しむことができるのは、
シチリアの小さな街に住む特権ですね。
ちなみに、現在、我が家の庭ではストレリチアが狂い咲き。
ストレリチアは1年中、花を咲かせているのですが、こんなに一気に咲くのは年に数回。
今の気候がちょうど気持ちいいのでしょうね♪
夏は雨も降らず、陽射しが死ぬほど強いシチリア。
新緑の季節は雨が降り始めて少し経った11月ごろから。
12月になると野の花が咲き始め3~4月にピークを迎えて、5月になると枯れ始め、、、。
6月になると雨が降らなくなり野の草や花は枯れます。
これから数か月がお花が楽しめる季節!
まだまだ規制が続くイタリアですが、「密」のない自然をたっぷりと楽しみたいと思います。