世界最古のワイナリー!900年の歴史を誇るノヴァチェッラの修道院
ヨーロッパでは古くから修道士たちが羊毛やハーブ、ワインなどを生産していたという記録が残っていますよね。これらは修道院の資金源となっていたほか、物々交換などにも使われていたそう。今回は、そんな修道院で今なお作られているワインのお話。
ノヴァチェッラ(伊)/ノイシュティフト(独)という村はアルト・アディジェ地方のイサルコ渓谷に位置します。車で30分も北へと走れば、そこはもうオーストリア。ということで、この一帯はイタリア最北のブドウ生産地としても知られているエリアです。
広々とした修道院は一般に開放されている場所もあり、夏には観光客でにぎわいます。
敷地内へ入ってまず目に入るのは、かつて見張り台だったお城。
さらに先へ進むと今でも修道士の暮らす修道院に加え、火事と再建、修復の繰り返されたロココ様式の教会やフレスコ画の見事な回廊など、見どころたっぷり。
始まりは1142年と、およそ900年の歴史を誇り、ヨーロッパ北部からローマやエルサレムへと向かう巡礼者たちの休息所という重要な役割を果たしていたのだそうです。
建設当時から、ドイツ皇帝やローマ教皇のお墨付きだったこの修道院は強大な力を持ち、広大な土地を与えられたことからワイン生産が始められたと言われています。それが現在に至っても続いているという点で、世界的に見ても貴重な、最も古い現存ワイナリーの1つと称されているのです。
圧巻の修道院内部の見学(一部有料)だけでなく、お散歩感覚でブドウ畑を歩くこともでき、この勾配を利用して育てられるブドウ越しに一帯を見渡せます。
標高は1番高いところで900mという、夏でも比較的爽やかで涼しいイタリア最北のブドウ畑。
近年、修道院所有の畑は縮小したものの、周辺のブドウも利用して作られるここのワインは、一級品ながらお手頃な価格帯もあり、ラベルも可愛くお土産としても喜ばれます。
赤ワイン30%に対し、白ワインの生産は70%。
赤はアルト・アディジェ地方特有、力強い味が特徴のラグライン(Lagrein)の他、ピノ・ネロ(Pinot Nero)などが人気。
一方の白は、このイサルコ渓谷特産のケルナー(Kerner)をはじめ、フルーティーな香り広がるゲヴュルツトラミナー(Gewürztraminer)、エレガントな味わいのシルヴァーナ―(Sylvaner)など種類も豊富で目移りしちゃいます。
土地柄、ドイツの白ワインにも近い印象ですよね。
レストラン併設のワイナリーやエノテカでワインテイスティングも楽しめるので、味見しながら、お気に入りの一本を見つけたいものです。
ノヴァチェッラ(伊)/ノイシュティフト(独)という村はアルト・アディジェ地方のイサルコ渓谷に位置します。車で30分も北へと走れば、そこはもうオーストリア。ということで、この一帯はイタリア最北のブドウ生産地としても知られているエリアです。
広々とした修道院は一般に開放されている場所もあり、夏には観光客でにぎわいます。
敷地内へ入ってまず目に入るのは、かつて見張り台だったお城。
さらに先へ進むと今でも修道士の暮らす修道院に加え、火事と再建、修復の繰り返されたロココ様式の教会やフレスコ画の見事な回廊など、見どころたっぷり。
始まりは1142年と、およそ900年の歴史を誇り、ヨーロッパ北部からローマやエルサレムへと向かう巡礼者たちの休息所という重要な役割を果たしていたのだそうです。
建設当時から、ドイツ皇帝やローマ教皇のお墨付きだったこの修道院は強大な力を持ち、広大な土地を与えられたことからワイン生産が始められたと言われています。それが現在に至っても続いているという点で、世界的に見ても貴重な、最も古い現存ワイナリーの1つと称されているのです。
圧巻の修道院内部の見学(一部有料)だけでなく、お散歩感覚でブドウ畑を歩くこともでき、この勾配を利用して育てられるブドウ越しに一帯を見渡せます。
標高は1番高いところで900mという、夏でも比較的爽やかで涼しいイタリア最北のブドウ畑。
近年、修道院所有の畑は縮小したものの、周辺のブドウも利用して作られるここのワインは、一級品ながらお手頃な価格帯もあり、ラベルも可愛くお土産としても喜ばれます。
赤ワイン30%に対し、白ワインの生産は70%。
赤はアルト・アディジェ地方特有、力強い味が特徴のラグライン(Lagrein)の他、ピノ・ネロ(Pinot Nero)などが人気。
一方の白は、このイサルコ渓谷特産のケルナー(Kerner)をはじめ、フルーティーな香り広がるゲヴュルツトラミナー(Gewürztraminer)、エレガントな味わいのシルヴァーナ―(Sylvaner)など種類も豊富で目移りしちゃいます。
土地柄、ドイツの白ワインにも近い印象ですよね。
レストラン併設のワイナリーやエノテカでワインテイスティングも楽しめるので、味見しながら、お気に入りの一本を見つけたいものです。