8月最後の週末に待つ大仕事
アブルッツォの特産品の中でも代表格といえるものにサフランがあります。
特にラクイラ県のナヴェッリ高原周辺ではサフランの生産者組合を設立し、「Zafferano dell’Aquila」の名でDOPの認定を受けたサフランを生産しすることで、今もその文化と質を守っています。
ナヴェッリの旧市街↓
ナヴェッリの高原地帯↓
DOPの指定を受けたサフラン↓
このサフランの収穫や加工は、毎年10月の末から11月の初旬にかけて行われるのですが、その植え付け作業は8月最後の週末に行います。
その由来は定かではありませんが、サフランがナヴェッリに伝わった1,200年代から伝統的に植え付けは8月の下旬に行われており、現在はDOPの規則としても定められています。
私がいつも訪ねる「Altopiano di Navelli生産者組合」では、植え付けの日を8月最後の週末と決め、組合メンバー皆で一斉に作業を行います。
まずは事前に掘り起こされた球根の汚れを落とし(Mondatura/モンダトゥーラ)選別する作業(Selezione/セレツィオーネ)を行います。
トラックいっぱいに運ばれて来る大量の球根を手分けして土を落とし、選別します。
力仕事ではありませんが、とにかく手間のかかる作業。
花の摘み取りの時と同様、机を囲んで総動員で行います。
翌日はいよいよ植え付けです。
前年の冬から土を起こし、自然の肥料(堆肥)を与えて土を肥やしてきた土地に畝を作っていきます。
ここでは、3本ずつの畝を作り、あぜ道となる部分を挟んで2列ずつに球根を並べていきます。
・・と、文にしてもピンとこなかったので図にしてもらいました↓
現在は畝を作りながら球根を並べ、土をかぶせるまでの作業を一度に機械でできるようになったので、皆の負担はかなり軽減されたようです。
ちなみに、実質3日間かけて友人たちの地域で植えた球根は約3トン分。
この3トン分の球根から取れるサフランはわずか3,000g程。”L’oro rosso”と呼ばれ、希少かつ高価になるのも納得です。
後日、球根が植えられた場所と畦を区別するため整地するとこのようになります。↓
そして10月の終わりには、可憐なサフランの花が咲き収穫の時期を迎えます。↓
※収穫・加工の記事「ナヴェッリ特産、サフラン収穫体験」はこちらから → ■
おまけ的に・・
8月にはもうひとつ、ナヴェッリ地方の特産品である「ひよこ豆」が収穫の時期を迎えていました。
一般的なひよこ豆より小粒ですが、その分、味が濃く栄養化の高いナヴェッリのひよこ豆はスローフードにも認定されています。
恥ずかしながら、ひよこ豆がどんな風に育つのか初めて見ました。
そして、ナヴェッリの2大特産物であるサフランとひよこ豆を使ったマンマのレシピも公開していますよ(有料)。
マンマのレシピはこちら → ■
Grazie mille, Massimiliano D’Innocenzo, Francesca Ardizzola!
特にラクイラ県のナヴェッリ高原周辺ではサフランの生産者組合を設立し、「Zafferano dell’Aquila」の名でDOPの認定を受けたサフランを生産しすることで、今もその文化と質を守っています。
ナヴェッリの旧市街↓
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/DSC_0540.jpg)
ナヴェッリの高原地帯↓
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/14c55eb60c8d6b5ba899548f225756e0.jpg)
DOPの指定を受けたサフラン↓
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/s_IMG_7759.jpg)
このサフランの収穫や加工は、毎年10月の末から11月の初旬にかけて行われるのですが、その植え付け作業は8月最後の週末に行います。
その由来は定かではありませんが、サフランがナヴェッリに伝わった1,200年代から伝統的に植え付けは8月の下旬に行われており、現在はDOPの規則としても定められています。
私がいつも訪ねる「Altopiano di Navelli生産者組合」では、植え付けの日を8月最後の週末と決め、組合メンバー皆で一斉に作業を行います。
まずは事前に掘り起こされた球根の汚れを落とし(Mondatura/モンダトゥーラ)選別する作業(Selezione/セレツィオーネ)を行います。
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/118516537_310399536884585_3288868542062268230_n.jpg)
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/118592163_1032207607217630_4290311560906184621_n.jpg)
トラックいっぱいに運ばれて来る大量の球根を手分けして土を落とし、選別します。
力仕事ではありませんが、とにかく手間のかかる作業。
花の摘み取りの時と同様、机を囲んで総動員で行います。
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/118522825_986868048402366_2026564236923097154_n.jpg)
翌日はいよいよ植え付けです。
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/118599751_598849817660348_8326714564951747646_n.jpg)
前年の冬から土を起こし、自然の肥料(堆肥)を与えて土を肥やしてきた土地に畝を作っていきます。
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/118645672_356347748730966_3011241781092848870_n.jpg)
ここでは、3本ずつの畝を作り、あぜ道となる部分を挟んで2列ずつに球根を並べていきます。
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/118617528_379851796337455_7343954064838492062_n.jpg)
・・と、文にしてもピンとこなかったので図にしてもらいました↓
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/118701503_604651967108608_8762687005187661223_n.jpg)
現在は畝を作りながら球根を並べ、土をかぶせるまでの作業を一度に機械でできるようになったので、皆の負担はかなり軽減されたようです。
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/118516623_330450308153930_4602442915888628358_n.jpg)
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/118509412_310315910230831_5013839014038822165_n.jpg)
ちなみに、実質3日間かけて友人たちの地域で植えた球根は約3トン分。
この3トン分の球根から取れるサフランはわずか3,000g程。”L’oro rosso”と呼ばれ、希少かつ高価になるのも納得です。
後日、球根が植えられた場所と畦を区別するため整地するとこのようになります。↓
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/118732057_369365614063694_6364078107262021176_n.jpg)
そして10月の終わりには、可憐なサフランの花が咲き収穫の時期を迎えます。↓
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/2018-10-29-09.04.33.jpg)
※収穫・加工の記事「ナヴェッリ特産、サフラン収穫体験」はこちらから → ■
おまけ的に・・
8月にはもうひとつ、ナヴェッリ地方の特産品である「ひよこ豆」が収穫の時期を迎えていました。
一般的なひよこ豆より小粒ですが、その分、味が濃く栄養化の高いナヴェッリのひよこ豆はスローフードにも認定されています。
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/13AC3E21-1743-4E94-86D9-3F140DE77EBB.jpg)
恥ずかしながら、ひよこ豆がどんな風に育つのか初めて見ました。
そして、ナヴェッリの2大特産物であるサフランとひよこ豆を使ったマンマのレシピも公開していますよ(有料)。
マンマのレシピはこちら → ■
![](https://italiazuki.com/izk/wp-content/uploads/2020/09/DSC_0523.jpg)
Grazie mille, Massimiliano D’Innocenzo, Francesca Ardizzola!