アマルフィが中世にタイムスリップ 中心人物に陣内秀信教授!
8月も残すところ1週間となりました。皆様今年の夏はいかがでしたか?
こちらは、毎日快晴に恵まれ、海水の透明度も例年より高く爽やかです。アマルフィ海岸の交通渋滞問題はなかなか消えませんが、遂に行政も動き始めてくれたので、来年は渋滞問題が少し緩和されるかもしれません。
さて、今日はアマルフィで行われる歴史行事をご紹介させて頂きます。
2019年8月31日と9月1日2日と3日間ビザンツ帝国の新年を祝う祭典が行われます。海洋共和国時代のアマルフィは自治を享受していましたが、東ローマ帝国に属しており、ビザンツ帝国(東ローマ帝国)の新年が9月1日だったことからアマルフィ市が市民の文化的関心を促進するためにも中世の新年を祝う祭典を開催しております。
この祭典のメインイベントに「アマルフィ文化におけるマジステルの披露」があります。マジステルはラテン語のイタリア語読みで、文化人に付与される称号であり、学者や芸術家、政治家など後世にも指針を与える権威ある指導者のことを意味する言葉です。
毎年ビザンツ帝国の祭典ではマジステルが一人選ばれ、マジステルになる方のご活躍内容を祝典のテーマにしています。
なんと、今年のマジステルは日本人の陣内秀信教授なんです!
テーマは中世からのアマルフィの文化的景観。
陣内教授は20年前からアマルフィの歴史地区を法政大学陣内研究室の学生の方々と一緒に一軒一軒門を叩かれ、家の中の実測をし、図面を書かれ、居住形態や家族構成、歴史などもインタビューをなさりながら調査をするという画期的な方法を用いられました。空間人類学というアマルフィの方々が初めて目にした調査方法に多くの方が魅了され、陣内教授にご自宅を調査していただくことを誇りにされたような地元民に愛される陣内教授が2019年のマジステルになられることに、アマルフィは喜びで溢れています。
新年前日の8月31日には、アマルフィの迷路のような階段を上がると突然広がるドゥーカ・ピッコロミニ広場(Largo Duca Piccolomini) にて17時30分から陣内教授をはじめとした研究者の方々が参加するシンポジウムが始まります。どなたでも入場でき、研究者の方々のお話を聞ける貴重な90分間では学術的にアマルフィの文化的景観を学ぶことができます。そして、19時からイル・マッティーノ新聞記者マリオ・アモディーオによる陣内教授へのインタビューがあり、陣内教授のお人柄も感じることができます。
ビザンツ帝国の新年である9月1日には、メインイベントのマジステルの授与式が行われます。華麗な衣装を纏った100人以上の中世の貴婦人や騎士からなる歴史行列がアマルフィのスピリト・サント広場(Piazza Spirito Santo)から始まり、18時20分に中世の祭りならではの旗手によるショーがアマルフィの大聖堂広場(Piazza Duomo)で行われ盛大にオープニングを飾った後、19時30分からアトラーニのサン・サルヴァトーレ・デ・ビレクト教会(Chiesa di San Salvatore de’Birecto)にてマジステル授与式が行われます。21時にはアマルフィの大聖堂広場(Piazza Duomo)に舞台を戻し、市民や観光客に陣内教授マジステルの称号授与がお披露目されます。
そして21時45分から市役所広場(Piazza Municipio) にて「我が美しい国 歌い継げられるイタリア(Paese mio bello. L’Italia che cantava e canta)」というコンサートと共に夜遅くまで盛大にビザンツ帝国の新年が祝福されます。
9月2日の夜は今年7月27日に80歳を迎えたイタリアを代表するカンツォーネ界の大御所ペッピーノ・ディ・カプリ氏によるコンサートで祝典のフィナーレを迎えます。
陣内教授の数々の調査書や書籍を読ませていただいてアマルフィ海岸の魅力をたくさん知ることができました。アマルフィ海岸に在住する日本人として、教授にマジステルの称号が授与されることを心からお祝いを申し上げます。
こちらは、毎日快晴に恵まれ、海水の透明度も例年より高く爽やかです。アマルフィ海岸の交通渋滞問題はなかなか消えませんが、遂に行政も動き始めてくれたので、来年は渋滞問題が少し緩和されるかもしれません。
さて、今日はアマルフィで行われる歴史行事をご紹介させて頂きます。
2019年8月31日と9月1日2日と3日間ビザンツ帝国の新年を祝う祭典が行われます。海洋共和国時代のアマルフィは自治を享受していましたが、東ローマ帝国に属しており、ビザンツ帝国(東ローマ帝国)の新年が9月1日だったことからアマルフィ市が市民の文化的関心を促進するためにも中世の新年を祝う祭典を開催しております。
この祭典のメインイベントに「アマルフィ文化におけるマジステルの披露」があります。マジステルはラテン語のイタリア語読みで、文化人に付与される称号であり、学者や芸術家、政治家など後世にも指針を与える権威ある指導者のことを意味する言葉です。
毎年ビザンツ帝国の祭典ではマジステルが一人選ばれ、マジステルになる方のご活躍内容を祝典のテーマにしています。
なんと、今年のマジステルは日本人の陣内秀信教授なんです!
テーマは中世からのアマルフィの文化的景観。
陣内教授は20年前からアマルフィの歴史地区を法政大学陣内研究室の学生の方々と一緒に一軒一軒門を叩かれ、家の中の実測をし、図面を書かれ、居住形態や家族構成、歴史などもインタビューをなさりながら調査をするという画期的な方法を用いられました。空間人類学というアマルフィの方々が初めて目にした調査方法に多くの方が魅了され、陣内教授にご自宅を調査していただくことを誇りにされたような地元民に愛される陣内教授が2019年のマジステルになられることに、アマルフィは喜びで溢れています。
新年前日の8月31日には、アマルフィの迷路のような階段を上がると突然広がるドゥーカ・ピッコロミニ広場(Largo Duca Piccolomini) にて17時30分から陣内教授をはじめとした研究者の方々が参加するシンポジウムが始まります。どなたでも入場でき、研究者の方々のお話を聞ける貴重な90分間では学術的にアマルフィの文化的景観を学ぶことができます。そして、19時からイル・マッティーノ新聞記者マリオ・アモディーオによる陣内教授へのインタビューがあり、陣内教授のお人柄も感じることができます。
ビザンツ帝国の新年である9月1日には、メインイベントのマジステルの授与式が行われます。華麗な衣装を纏った100人以上の中世の貴婦人や騎士からなる歴史行列がアマルフィのスピリト・サント広場(Piazza Spirito Santo)から始まり、18時20分に中世の祭りならではの旗手によるショーがアマルフィの大聖堂広場(Piazza Duomo)で行われ盛大にオープニングを飾った後、19時30分からアトラーニのサン・サルヴァトーレ・デ・ビレクト教会(Chiesa di San Salvatore de’Birecto)にてマジステル授与式が行われます。21時にはアマルフィの大聖堂広場(Piazza Duomo)に舞台を戻し、市民や観光客に陣内教授マジステルの称号授与がお披露目されます。
そして21時45分から市役所広場(Piazza Municipio) にて「我が美しい国 歌い継げられるイタリア(Paese mio bello. L’Italia che cantava e canta)」というコンサートと共に夜遅くまで盛大にビザンツ帝国の新年が祝福されます。
9月2日の夜は今年7月27日に80歳を迎えたイタリアを代表するカンツォーネ界の大御所ペッピーノ・ディ・カプリ氏によるコンサートで祝典のフィナーレを迎えます。
陣内教授の数々の調査書や書籍を読ませていただいてアマルフィ海岸の魅力をたくさん知ることができました。アマルフィ海岸に在住する日本人として、教授にマジステルの称号が授与されることを心からお祝いを申し上げます。