プーリア料理のおいしさの秘密〜テラコッタ耐熱鍋&皿
プーリアに初めて訪れてから20数年、東京からヴァッレ・ディートリア地区の白い町チステルニーノにほど近い田園地帯のトゥルッリに移り住んで10年。愛して止まないプーリアですが、何にそれほど魅せられたのかと問われれば、迷わず「おいしい食べ物!」と答えます。
プーリア郷土料理は一言で言うと農民料理。畑や牧草地、そして海に近いからこそ味わえる新鮮な食材の豊富なことがそのおいしさの1番の理由だと言えます。
しかし、それだけではありません。
プーリア料理のおいしさの秘密に気づいたのは、まがりなりにも畑を耕すようになってから。
季節毎に種を蒔いて収穫するのみならず保存食を作ったり道具を整えたり、農民の生活は次から次へといつでも仕事があってとにかく忙しいのです。
女性も畑に出て働くことが普通なので料理する時間も限られているのに、何故プーリア料理はこんなにおいしいのか?
その秘密は、親戚の家のトゥルッリに飾られていた使い込まれてシミのある大小様々な大きさのテラコッタの壺や鍋を見た時に聞いた話から解けました。
それらの壺や鍋は何世代にも渡って日常的に使われてきたもので、今でも使えるけれど、おばあちゃんやお母さんの想い出の品でもあるので壊れないように飾ってあるとのこと。
寒い季節は、朝畑仕事に行く前にそれらに野菜や豆、肉などと水やワイン、そしてプーリア料理には欠かせないオリーヴオイルを入れて暖炉の隅に置いて置くとお昼時にはおいしい料理が出来上がっていると言うのです。
夏でもパンやフォカッチャを焼いた後の薪釜にパプリカやナスなどをオリーヴオイルをかけて耐熱皿に入れておくだけで余熱でローストされおいしい常備菜ができるのです。
遠赤外線効果も存分に利用した何とも合理的な調理方法ではありませんか!?
形や火のまわり方によって壺は主に暖炉が、鍋や皿は薪釜に適しているとのこと。大きさが色々とあるのは食べる人の人数によって作る量が変わるということもありますが、暖炉や薪釜は広いので何種類もの料理を一度に作ることもできるからとのこと。なるほど、これこそスローフードそのものであり、クチーナ・ポーヴェラ(貧者の台所、貧しい料理)とも言われるイタリア各地の郷土料理の原点なのだと実感しました。
プーリア料理を日本に紹介する仕事柄出会った多くの日本人シェフの中にもこのテラコッタ鍋や皿を愛用している方々がいますが、その中でもプーリア料理の第一人者と言える南青山、リストランテ・コルテジーアの江部敏史シェフは「じっくりジワ〜っと煮込む豆や肉料理に使用しています。火のあたりが柔らかいので仕上がりが違いますね。馬肉のインボルティーニトマト煮込みを作る時には欠かせません。ズッパ ディ ペッシェにもよいですよ。」とおっしゃっています。
暖炉や薪釜はなくてもオーブントースターでも気楽にプーリアの味に近いお料理を是非作っていただきたくてこれらの商品を選びました。手軽においしくできるオーブン料理に活躍してくれると嬉しいです。直火もOKですので白米や煮物もおいしく炊くことができます。出来上がったらそのままテーブルに出せるのも便利かと思います。
プーリア郷土料理は一言で言うと農民料理。畑や牧草地、そして海に近いからこそ味わえる新鮮な食材の豊富なことがそのおいしさの1番の理由だと言えます。
しかし、それだけではありません。
プーリア料理のおいしさの秘密に気づいたのは、まがりなりにも畑を耕すようになってから。
季節毎に種を蒔いて収穫するのみならず保存食を作ったり道具を整えたり、農民の生活は次から次へといつでも仕事があってとにかく忙しいのです。
女性も畑に出て働くことが普通なので料理する時間も限られているのに、何故プーリア料理はこんなにおいしいのか?
その秘密は、親戚の家のトゥルッリに飾られていた使い込まれてシミのある大小様々な大きさのテラコッタの壺や鍋を見た時に聞いた話から解けました。
それらの壺や鍋は何世代にも渡って日常的に使われてきたもので、今でも使えるけれど、おばあちゃんやお母さんの想い出の品でもあるので壊れないように飾ってあるとのこと。
寒い季節は、朝畑仕事に行く前にそれらに野菜や豆、肉などと水やワイン、そしてプーリア料理には欠かせないオリーヴオイルを入れて暖炉の隅に置いて置くとお昼時にはおいしい料理が出来上がっていると言うのです。
夏でもパンやフォカッチャを焼いた後の薪釜にパプリカやナスなどをオリーヴオイルをかけて耐熱皿に入れておくだけで余熱でローストされおいしい常備菜ができるのです。
遠赤外線効果も存分に利用した何とも合理的な調理方法ではありませんか!?
形や火のまわり方によって壺は主に暖炉が、鍋や皿は薪釜に適しているとのこと。大きさが色々とあるのは食べる人の人数によって作る量が変わるということもありますが、暖炉や薪釜は広いので何種類もの料理を一度に作ることもできるからとのこと。なるほど、これこそスローフードそのものであり、クチーナ・ポーヴェラ(貧者の台所、貧しい料理)とも言われるイタリア各地の郷土料理の原点なのだと実感しました。
プーリア料理を日本に紹介する仕事柄出会った多くの日本人シェフの中にもこのテラコッタ鍋や皿を愛用している方々がいますが、その中でもプーリア料理の第一人者と言える南青山、リストランテ・コルテジーアの江部敏史シェフは「じっくりジワ〜っと煮込む豆や肉料理に使用しています。火のあたりが柔らかいので仕上がりが違いますね。馬肉のインボルティーニトマト煮込みを作る時には欠かせません。ズッパ ディ ペッシェにもよいですよ。」とおっしゃっています。
暖炉や薪釜はなくてもオーブントースターでも気楽にプーリアの味に近いお料理を是非作っていただきたくてこれらの商品を選びました。手軽においしくできるオーブン料理に活躍してくれると嬉しいです。直火もOKですので白米や煮物もおいしく炊くことができます。出来上がったらそのままテーブルに出せるのも便利かと思います。