サンジョバンニ祭(Fiera di San Giovanni)

イタリア好きの皆様、いかがお過ごしですか?
イタリアは小学校がもう夏休みに入り晴天続きの毎日です。
そんな中、6月最終週モデナ県のスピランベルト市では毎年サンジョバンニのお祭りが行われます。

今年も6月20日から24日まで、クラッシックからロックまで様々なタイプの野外ライブや、ショークッキング、ワインやノチーノ(くるみのリキュール)の試飲、ストリートフードトラックがずらりと並び街全体が色々な催しで盛り上がるそんなお祭りです。


市場統計において、バルサミコ酢という名前の商品の中で、伝統的製法のものは0、001%、年間約2万Lとのことですから。本当に希少価値の高いものです。

日本にもバルサミコ酢という名前のついた商品はたくさん出回っており、価格も決してお安いものではないと思いますが、伝統的製法のバルサミコ酢とは全く別物で、そのほとんどが、葡萄シロップとワインビネガーを混ぜた類似商品です。価格の高いものは一定期間樽内での熟成を行なっていますが、鑑定をすればその違いは一目瞭然。


伝統的なバルサミコ酢というのはどんな定義のものなのでしょうか?DOP(保護指定原産地表示)の規定においては
1、原材料 ぶどうの絞り汁を直火で煮込んだモストコットのみ
葡萄の品種もモデナで栽培される伝統品種であること
2、生産から加工、熟成までモデナで行ったものであること
という事が規定されています。
3、熟成期間は種類の違う樽を使い12年以上熟成されたものであること

簡単な規定ですけれど、大量生産には向かないというのがお分かりになると思います。
近年パリオで賞を受賞するバルサミコ酢の殆どが、40年以上の熟成期間を経たものであるのが最近の傾向です。


スピランベルト市のお祭りについてはこちらのサイトより
https://www.fierasangiovanni.it/edizioni/2019/sabato-15-giugno-anteprima/
一時帰国をして神戸で2019年6月25日に自然料理アカデミーさん主催で、バルサミコ酢講習会をします!

もちろん市場に出回らない我が家の家宝である、1700年代に作られた樽から取り出した、特別なバルサミコ酢をお持ちします。
バルサミコ酢の歴史、伝統、作り方、化学的な見地からの検証、バルサミコ酢を使ったモデナの郷土料理で昼食会と盛りだくさんの講習会です。
まだ数席余裕がありますので、お早めにお申し込みください。
お申し込み先はhttps://m.facebook.com/naturalcooking.ac/
お待ちしております!