3月19日サンジュゼッペの日には巨大シュー!
日本で父の日と言えば6月ですが、イタリアの父の日は3月19日。
何故かって?
それは、3月19日がサン ジュゼッペ(聖ヨセフ)、つまりキリストのお父さんの日だから。
イタリアのカレンダーを見ると、日にち、曜日の横っちょに小さな文字が書いてあります。
よーく見ると、San ●●、San ●●、、、、。
キリスト教では、毎日、その日の聖人が制定されています。
イタリア人は多くの人が聖人の名前から名付けています。
そして街にも守護聖人がいて。
例えば私が住む街トラーパニの守護聖人はSant’Alberto(聖アルベルト)で8月7日。
なので、トラーパニ市は8月7日は祝日扱い。
トラーパニの街には聖アルベルトの像もあります。
3月19日はキリストのお父さん、San Giuseppeの日。
イタリア全土、父の日でもあるのですが、キリスト教への信仰心のあつい人が多いシチリア人にとってはこの日はとても重要な日。
何と言ってもキリストのお父さんの日ですから、、、。
その証拠にシチリアには「Giuseppe(ジュゼッペ)」という名前の人がものすごく多い!
街角で「ジュゼッペ~!」と叫べば、多くのジュゼッペさんが振り返る事でしょう(笑)
そしてこの日に私が住んでいる街、トラーパニで食べるのが一番上の写真のお菓子、Sfinci di San Giuseppe(スフィンチ ディ サンジュゼッペ)。
シュー生地を揚げて、その上にリコッタがたっぷ~りと乗ったこのお菓子、、、とにかくデカい!
元々の揚げた生地がゲンコツのより大きい故、乗っているリコッタの量も半端じゃない。
そして上に乗っているオレンジが甘そう~、、、とお思いかと思いますが。
これが食べてみると意外とペロリと食べれてしまう事ができちゃうのです。
それはきっとリコッタが美味しいから。
シチリアの羊のリコッタと言えば、イタリア人の中でもファンが多く、夏のバカンスシーズンには多くのイタリア人が、
「Buonissimo!!!」(超おいしい~!)
と言いながら、リコッタの入ったお菓子を食べている姿を見かけます。
羊のリコッタは味がしっかりと濃い割には意外と軽い、そんなところが魅力なのかもしれません。
このお菓子を食べれれば、シチリアはもう春♪