寒い冬に恋しくなるあったかメニュー①
寒い冬。
暖炉の前の特等席を陣取ってハフハフ頬張りたいひと皿と言えば、ポレンタです。
トウモロコシの粉で作るポレンタは、北イタリア料理のイメージがありますが、アブルッツォでも冬の定番料理に数えられます。
北イタリアに見られる粒の食感が残る粗挽きのものに比べ、アブルッツォでは比較的細かく挽いたものを用い、なめらかな触感に仕上げます。
最近はレトルト製品も多く出回ってはいますが、昔ながらの調理法は冬でも汗をかきながら行う様な、根気と体力を要する重労働。それだけに、たまに登場するとテンションが上ります。
まず、深鍋(アブルッツォでは伝統的に銅製の鍋を使っていました)にお湯を沸かし、ポレンタの粉をダマにならないよう木べらや泡立て器でよく混ぜながら加えていきます。
しばらくすると粉が水を含んで膨らんでくるので、あとは鍋肌に焦げ付かない様約40分かけてピュレ状になるまでひたすら混ぜていくのですがこれがとにかく大変。
水分が飛んで混ぜるのもやっとになるほどどっしりとした粘りが出て来るので混ぜ終わるころには腕はパンパンです。
ようやくなめらかなピュレ状に仕上がったポレンタ。
サルシッチャや豚・牛肉で煮込んだトマトソースで食べるのが定番です。平らなお皿にのばしたポレンタの上にたっぷりトマトソースを掛け、仕上げにチーズをすりおろします。
通好みなのは、唐辛子の入ったピリ辛のレバーソーセージ(Salsiccia di fegato)をほぐし、たっぷりのオリーブオイルで加熱したものを掛けたビアンコ。
それにしてもこのオイルの量・・!
私も初めはこのオイルの量にぎょっとしたものですが、ソーセージに入っているニンニクやハーブも効いて、ピリ辛と相まってすっかりクセになってしまった一品。
冷めると固くなってくるので(これはこれで美味しいのですが)是非アツアツのうちに。
テーブルに出来たてのポレンタが並ぶと、皆よーいドンで自分の器に取り分け、大きなスプーンを使って一気に頬張ります。
粘度のあるアツアツのポレンタが、食道から胃を温めながら、ゆっくりと落ちていくのが分かります。
合わせるワインはもちろん、モンテプルチャーノ・ダブルッツォ。程よい赤ワインの酸味がさらに食欲を誘います。
ただこのポレンタ、なめらかなピュレ状に仕上げてあるので、ほとんど噛む必要がなく、ほぼ「飲む」様にどんどん口に入れてしまい、つい食べ過ぎてしまうので要注意。。
しっかりお腹に溜まったポレンタが時間差で胃の中で膨らみ身動きが取れない・・なんてことになりますので(経験者談)。
それでも、寒い日は懲りずに食べたくなるのですが・・・
暖炉の前の特等席を陣取ってハフハフ頬張りたいひと皿と言えば、ポレンタです。
トウモロコシの粉で作るポレンタは、北イタリア料理のイメージがありますが、アブルッツォでも冬の定番料理に数えられます。
北イタリアに見られる粒の食感が残る粗挽きのものに比べ、アブルッツォでは比較的細かく挽いたものを用い、なめらかな触感に仕上げます。
最近はレトルト製品も多く出回ってはいますが、昔ながらの調理法は冬でも汗をかきながら行う様な、根気と体力を要する重労働。それだけに、たまに登場するとテンションが上ります。
まず、深鍋(アブルッツォでは伝統的に銅製の鍋を使っていました)にお湯を沸かし、ポレンタの粉をダマにならないよう木べらや泡立て器でよく混ぜながら加えていきます。
しばらくすると粉が水を含んで膨らんでくるので、あとは鍋肌に焦げ付かない様約40分かけてピュレ状になるまでひたすら混ぜていくのですがこれがとにかく大変。
水分が飛んで混ぜるのもやっとになるほどどっしりとした粘りが出て来るので混ぜ終わるころには腕はパンパンです。
ようやくなめらかなピュレ状に仕上がったポレンタ。
サルシッチャや豚・牛肉で煮込んだトマトソースで食べるのが定番です。平らなお皿にのばしたポレンタの上にたっぷりトマトソースを掛け、仕上げにチーズをすりおろします。
通好みなのは、唐辛子の入ったピリ辛のレバーソーセージ(Salsiccia di fegato)をほぐし、たっぷりのオリーブオイルで加熱したものを掛けたビアンコ。
それにしてもこのオイルの量・・!
私も初めはこのオイルの量にぎょっとしたものですが、ソーセージに入っているニンニクやハーブも効いて、ピリ辛と相まってすっかりクセになってしまった一品。
冷めると固くなってくるので(これはこれで美味しいのですが)是非アツアツのうちに。
テーブルに出来たてのポレンタが並ぶと、皆よーいドンで自分の器に取り分け、大きなスプーンを使って一気に頬張ります。
粘度のあるアツアツのポレンタが、食道から胃を温めながら、ゆっくりと落ちていくのが分かります。
合わせるワインはもちろん、モンテプルチャーノ・ダブルッツォ。程よい赤ワインの酸味がさらに食欲を誘います。
ただこのポレンタ、なめらかなピュレ状に仕上げてあるので、ほとんど噛む必要がなく、ほぼ「飲む」様にどんどん口に入れてしまい、つい食べ過ぎてしまうので要注意。。
しっかりお腹に溜まったポレンタが時間差で胃の中で膨らみ身動きが取れない・・なんてことになりますので(経験者談)。
それでも、寒い日は懲りずに食べたくなるのですが・・・