モデナのかぼちゃ
ここ数日ぐっと気温が下がってきた、晩秋のイタリアはモデナ。
今朝はアッペンニン山脈にも雪が降り、地元ラジオニュースでも大げさに報道しているのが耳に入りました。
秋の農作業もひと段落、暖炉や薪ストーブに火が入り、冬支度へ向かいます。日本の秋とは異なり、太陽の国のイメージが強いイタリアですが、モデナの周辺は雨や、霧が多く深々と冷えてくるようなそんな気候です。
秋の初めから、今の時期モデナのスーパーや市場には色々なかぼちゃが並んでいるのが見られます。モデナはイタリアでも屈指のかぼちゃの産地。
娘の小学校では4年生になると地元の農家の協力で、生徒たちが夏休み前に種を植え、新学期が始まってすぐ収穫したかぼちゃ9月下旬の町のお祭りで作ったかぼちゃがを売り出します。色や形も様々。
夏の終わりに収穫されたかぼちゃ、かと言って日本のかぼちゃと比べると、水分が多いタイプが多いのです。日本風に煮物にするとベチャベチャとあまり美味しくなかったり。しかし、所変われば調理法も変わる。地元の八百屋さんに教わったのは、まず半分に切って、またそれを半分に。そして種や皮がついたまま、丸ごと柔らかくなるまでオーブンで焼く。と言うものこうすることによって水分が蒸発し、甘さが増します。
このまま皮と種をむいて付け合わせとしても良いし、マッシャーで潰してスープにするも、かぼちゃのトルテローニにするもよし。バルサミコ酢をかけて食べるのもおすすめ。
水分の少ないかぼちゃは炭火で焼いてつけあわせに、揚げて、お酢とオイルでマリネにしたり、と活躍します。
そしてこの時期、サボールという伝統的なコンフェトゥーラ(ジャム)を作ります。ジャムのようなものですが、ここにも水分が飛んで甘さが増したこの時期のかぼちゃと、完熟したフルーツが入ります。
我が家では庭にたわわに実ったカリンや、マルメロを使い、洋梨、りんご、プルーンなどを入れ、モストコット(葡萄ジュースを煮込んだもの)をたっぷり加え、ゆっくりゆっくり薪ストーブの上で煮込みます。お砂糖は一切加えず、フルーツの糖分だけで煮込むとても優しい味のサボール。三日間煮込んでやっと出来上がりました。
流石にかぼちゃの産地はかぼちゃを比喩にした方言もたくさん
Zócca busa ( Zucca bucata) 穴の空いたかぼちゃ-あんた忘れっぽいよ。
Zócca da vèin (zucca da vino)ワインを入れる下が膨らんだフラスコ型のガラス容器。ただしZóccaが Zóccheと複数形になると胸が大きい女の人を指すそうですが…。
今朝はアッペンニン山脈にも雪が降り、地元ラジオニュースでも大げさに報道しているのが耳に入りました。
秋の農作業もひと段落、暖炉や薪ストーブに火が入り、冬支度へ向かいます。日本の秋とは異なり、太陽の国のイメージが強いイタリアですが、モデナの周辺は雨や、霧が多く深々と冷えてくるようなそんな気候です。
秋の初めから、今の時期モデナのスーパーや市場には色々なかぼちゃが並んでいるのが見られます。モデナはイタリアでも屈指のかぼちゃの産地。
娘の小学校では4年生になると地元の農家の協力で、生徒たちが夏休み前に種を植え、新学期が始まってすぐ収穫したかぼちゃ9月下旬の町のお祭りで作ったかぼちゃがを売り出します。色や形も様々。
夏の終わりに収穫されたかぼちゃ、かと言って日本のかぼちゃと比べると、水分が多いタイプが多いのです。日本風に煮物にするとベチャベチャとあまり美味しくなかったり。しかし、所変われば調理法も変わる。地元の八百屋さんに教わったのは、まず半分に切って、またそれを半分に。そして種や皮がついたまま、丸ごと柔らかくなるまでオーブンで焼く。と言うものこうすることによって水分が蒸発し、甘さが増します。
このまま皮と種をむいて付け合わせとしても良いし、マッシャーで潰してスープにするも、かぼちゃのトルテローニにするもよし。バルサミコ酢をかけて食べるのもおすすめ。
水分の少ないかぼちゃは炭火で焼いてつけあわせに、揚げて、お酢とオイルでマリネにしたり、と活躍します。
そしてこの時期、サボールという伝統的なコンフェトゥーラ(ジャム)を作ります。ジャムのようなものですが、ここにも水分が飛んで甘さが増したこの時期のかぼちゃと、完熟したフルーツが入ります。
我が家では庭にたわわに実ったカリンや、マルメロを使い、洋梨、りんご、プルーンなどを入れ、モストコット(葡萄ジュースを煮込んだもの)をたっぷり加え、ゆっくりゆっくり薪ストーブの上で煮込みます。お砂糖は一切加えず、フルーツの糖分だけで煮込むとても優しい味のサボール。三日間煮込んでやっと出来上がりました。
流石にかぼちゃの産地はかぼちゃを比喩にした方言もたくさん
Zócca busa ( Zucca bucata) 穴の空いたかぼちゃ-あんた忘れっぽいよ。
Zócca da vèin (zucca da vino)ワインを入れる下が膨らんだフラスコ型のガラス容器。ただしZóccaが Zóccheと複数形になると胸が大きい女の人を指すそうですが…。