La Corsa degli Scalzi(はだしレース)
オリスターノ県にあるボッタルガ(カラスミ)で有名な町、カブラス。その町外れにカブラスの一部である
サン・サルヴァトーレ・ディ・シニスという集落があります。
サン・サルヴァトーレ・ディ・シニスは中世に出来た集落でその名は集落の真ん中ある異教徒の教会名から
取られました。その教会の地下の壁にはオリジナルがヌラーゲ時代であったこと、古代ローマの神殿と
して使われていたことやアラビア語の碑文、アラーの祈り、中世期のイスラム虐殺者に立ち向かったこと
などが見て取れます。
17世紀の終わり頃、この教会の祭典を準備するために9日間祈りを捧げるNovenaという行事のために
この集落にたくさんの小さな家が建てられました。その家並みは1960年代半ばにマカロニウエスタン
(西部劇)の映画のセットに度々使われたことでも知られています。
現在では8月の終わりから9月の初めにかけて行われるサン・サルバトーレ祭の9日間のみ、そこで生活し、
お祭りを楽しむ人たちで賑わいます。
そのお祭りの中のメインイベントがLa Corsa degli Scalzi(はだしレース)。
9月の第1土曜日の夜明けから始まるレースでカブラスで生まれた男子(またはカブラスの女性と結婚した
男子)のみがはだしに白いチュニカと呼ばれる服を着て、カブラスからサン・サルバトーレ教会までの
聖域を聖人像や供物を担いで走ります。続いてあくる日の日曜日にも再びカブラスの教会まで同様に
走るレース。その起源はムーア人からの襲撃の際に聖人を守るため、若者の一団が聖域まで連れて
行ったことを想いおこすようにと始まったレースだとか。はだしで走るのはより多くの砂埃を上げて
多くの人数が居るんだと思わせるためだとか……
今でもお祭りのパレードがある時にカブラスのグループが参加する際、男性も女性もはだしです。
漁師町だから?というのもあるそうですが……
はだしレース以外にもお祭り中の9日間、歌や踊りがあったり、カブラスの食材を使ったお料理の試食会
(カラスミやその親のボラの塩焼きなど)があったり…と夜な夜な、賑やかなお祭りが繰り広げられます。
もちろん、宗教行列やお祈りも欠かせず、周辺の人や観光客にとっても待ち遠しいお祭りのひとつです。
サン・サルヴァトーレ・ディ・シニスという集落があります。
サン・サルヴァトーレ・ディ・シニスは中世に出来た集落でその名は集落の真ん中ある異教徒の教会名から
取られました。その教会の地下の壁にはオリジナルがヌラーゲ時代であったこと、古代ローマの神殿と
して使われていたことやアラビア語の碑文、アラーの祈り、中世期のイスラム虐殺者に立ち向かったこと
などが見て取れます。
17世紀の終わり頃、この教会の祭典を準備するために9日間祈りを捧げるNovenaという行事のために
この集落にたくさんの小さな家が建てられました。その家並みは1960年代半ばにマカロニウエスタン
(西部劇)の映画のセットに度々使われたことでも知られています。
現在では8月の終わりから9月の初めにかけて行われるサン・サルバトーレ祭の9日間のみ、そこで生活し、
お祭りを楽しむ人たちで賑わいます。
そのお祭りの中のメインイベントがLa Corsa degli Scalzi(はだしレース)。
9月の第1土曜日の夜明けから始まるレースでカブラスで生まれた男子(またはカブラスの女性と結婚した
男子)のみがはだしに白いチュニカと呼ばれる服を着て、カブラスからサン・サルバトーレ教会までの
聖域を聖人像や供物を担いで走ります。続いてあくる日の日曜日にも再びカブラスの教会まで同様に
走るレース。その起源はムーア人からの襲撃の際に聖人を守るため、若者の一団が聖域まで連れて
行ったことを想いおこすようにと始まったレースだとか。はだしで走るのはより多くの砂埃を上げて
多くの人数が居るんだと思わせるためだとか……
今でもお祭りのパレードがある時にカブラスのグループが参加する際、男性も女性もはだしです。
漁師町だから?というのもあるそうですが……
はだしレース以外にもお祭り中の9日間、歌や踊りがあったり、カブラスの食材を使ったお料理の試食会
(カラスミやその親のボラの塩焼きなど)があったり…と夜な夜な、賑やかなお祭りが繰り広げられます。
もちろん、宗教行列やお祈りも欠かせず、周辺の人や観光客にとっても待ち遠しいお祭りのひとつです。