イタリア最大のワイン展示会ヴィーニタリー攻略!
皆さん、こんにちは。シエナの鈴木です。
今回は、来週4月15日から18日まで4日間開催のヴィーニタリーについてお伝えします。
今年52回目を迎えるヴィーニタリーは、イタリアで最大のワインの展示会で、毎年4月にイタリア北部のヴェローナにて開催されます。
実はこのイベントは、トスカーナ州シエナの町にて1933年に始まったイタリア初の全国ワインの展示会【モストラ・メルカート ヴィーニ・ティピチ・ディタリア】を起源とし、1967年に場所をヴェローナ、名をヴィーニタリーとして新たに生まれ変わり現在に至っています。
さて、それではヴィーニタリーの会場のご案内をしましょう。
会場VERONA FIEREのイベントスペースのマップですが、驚くべきはその規模の大きさです。
広さはなんと約31万平方メートル!(東京ドーム6、6個分、幕張メッセの約4倍!)
州ごとに分かれたイベントホール数が13もあります!
昨年は4日間で延べ12万8千人の来場を記録しました。(うち4万8千人は国外からの来場者)
参加ワイナリーはイタリア全国より4000社以上。(海外ワイナリーの出展、日本酒のスタンドの出展もあり)
とにかく、とてつもなく広いので全てのホールを1日で廻ることは不可能です。(4日間の全工程でも難しい)
各ホールの中では、所狭しとワイナリーのスタンドブースが立ち並び、それぞれがAから始まるアルファベットと1からの数字の組み合わせで場所が特定できるようになっています。
例えば、トレンティーノのワイナリー『FERRARI』のスタンドブースに行きたい場合は、3-C3となります。(3ホールのC3)
事前の検索 ヴィーニタリーのサイトから参加ワイナリーのスタンド番号を調べることが可能です。
初心者お勧めの廻り方
1、ある程度、目的の場所の下調べ、ワインの予習しておく。
2、マップを常に持って迷わないようにする。(効率よく試飲場所を回る、マップにスタンド番号などを記入しておく)
トスカーナ州のワインをテイスティングしたい場合
トスカーナ州のホールは【9ホール】と【Dホール】になるので、まずはここへ行けば色々なトスカーナワイナリーと出会うことができます。
しかしながら、トスカーナのホールだけでもかなりの大きさです。それもそのはず、トスカーナ州からは700社以上のワイナリーの参加。(実際イベントの期間は、ヴェローナの街中がトスカーナ人だらけになるほど。笑)
銘柄キァンティ・クラッシコやブルネッロ・ディ・モンタルチーノなど、ターゲットとなる銘柄を絞りたい場合は、その生産者たちのスタンドの場所も予め調べておくと良いでしょう。(各ホールの入り口にホール内のマップもありますが出展者が多すぎて探すのも大変です。)
ちなみに、一般的に銘柄の生産者組合と一緒に出展するワイナリーの場合は、同じエリアに集まっていることが多いです。
キァンティ・クラッシコDOCG組合
9番ホール内(D2-D3-D4)
ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノDOCG組合
9番ホール内(D12-D13)
ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノDOCG組合
9番ホール内(C14)
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOCG組合
9番ホール内(B4-B5-B6-B7-B8)
こういった組合の出展ブースに行けば、かなり多くの生産者のワインを一度に味見することができます。同じブルネッロの生産者だけでも100社以上が組合と共に出展する予定ですので、貴重な経験になることでしょう。普段、トスカーナのワインを試飲する機会がない方は猶更この機会に色々と試していただければと思います。
以下銘柄ワイン、生産者の写真です。
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラDOCG(ヴェネト州4、5、8ホール)
コッリ・ディ・ルーニDOC、チンクエ・テッレDOC(リグーリア州12ホール)
コーネロ・リゼルヴァDOCG(マルケ州7ホール)
泡フランチャコルタDOCG(ロンバルディア州PALAEXPOホール)
泡トレントDOC(トレンティーノ3ホールE1)
VIVIT(ヴィーニェ・ヴィナイオーリ・テロワール)(8ホール)
コッリオDOC(フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州6ホール)
AISイタリアソムリエ協会のソムリエ専用ラウンジ
バイヤーの方の商談スペース
マルケ州に集合?の隠れワイナリー
ヴェネト州の『マージ社』、サルデーニャ州の『カピケーラ社』、トスカーナ州の『アンティノーリ社』、『コッレ・マッサーリ社』など、一部の著名ワイナリーは州のホールではない7番ホール(マルケ州)にスタンドブースを構えています。名が通り過ぎているため、通りがかりの方(一見さん)ではなく探して来てくれる人たちを迎え入れたいというコンセプトのようです。笑
いよいよ、15日開幕です!
今年は8年目、楽しんで行ってきます!
この期間にイタリア滞在中、もしくはイタリア国内で料理やワインの修行をしている日本人の皆さんもぜひ一緒にヴィーニタリーを体験しましょう!
それでは、また次回もお楽しみに!
鈴木暢彦
ホームページ 『トッカ・ア・シエナ』https://www.toccaasiena.com
今回は、来週4月15日から18日まで4日間開催のヴィーニタリーについてお伝えします。
今年52回目を迎えるヴィーニタリーは、イタリアで最大のワインの展示会で、毎年4月にイタリア北部のヴェローナにて開催されます。
実はこのイベントは、トスカーナ州シエナの町にて1933年に始まったイタリア初の全国ワインの展示会【モストラ・メルカート ヴィーニ・ティピチ・ディタリア】を起源とし、1967年に場所をヴェローナ、名をヴィーニタリーとして新たに生まれ変わり現在に至っています。
さて、それではヴィーニタリーの会場のご案内をしましょう。
会場VERONA FIEREのイベントスペースのマップですが、驚くべきはその規模の大きさです。
広さはなんと約31万平方メートル!(東京ドーム6、6個分、幕張メッセの約4倍!)
州ごとに分かれたイベントホール数が13もあります!
昨年は4日間で延べ12万8千人の来場を記録しました。(うち4万8千人は国外からの来場者)
参加ワイナリーはイタリア全国より4000社以上。(海外ワイナリーの出展、日本酒のスタンドの出展もあり)
とにかく、とてつもなく広いので全てのホールを1日で廻ることは不可能です。(4日間の全工程でも難しい)
各ホールの中では、所狭しとワイナリーのスタンドブースが立ち並び、それぞれがAから始まるアルファベットと1からの数字の組み合わせで場所が特定できるようになっています。
例えば、トレンティーノのワイナリー『FERRARI』のスタンドブースに行きたい場合は、3-C3となります。(3ホールのC3)
事前の検索 ヴィーニタリーのサイトから参加ワイナリーのスタンド番号を調べることが可能です。
初心者お勧めの廻り方
1、ある程度、目的の場所の下調べ、ワインの予習しておく。
2、マップを常に持って迷わないようにする。(効率よく試飲場所を回る、マップにスタンド番号などを記入しておく)
トスカーナ州のワインをテイスティングしたい場合
トスカーナ州のホールは【9ホール】と【Dホール】になるので、まずはここへ行けば色々なトスカーナワイナリーと出会うことができます。
しかしながら、トスカーナのホールだけでもかなりの大きさです。それもそのはず、トスカーナ州からは700社以上のワイナリーの参加。(実際イベントの期間は、ヴェローナの街中がトスカーナ人だらけになるほど。笑)
銘柄キァンティ・クラッシコやブルネッロ・ディ・モンタルチーノなど、ターゲットとなる銘柄を絞りたい場合は、その生産者たちのスタンドの場所も予め調べておくと良いでしょう。(各ホールの入り口にホール内のマップもありますが出展者が多すぎて探すのも大変です。)
ちなみに、一般的に銘柄の生産者組合と一緒に出展するワイナリーの場合は、同じエリアに集まっていることが多いです。
キァンティ・クラッシコDOCG組合
9番ホール内(D2-D3-D4)
ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノDOCG組合
9番ホール内(D12-D13)
ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノDOCG組合
9番ホール内(C14)
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOCG組合
9番ホール内(B4-B5-B6-B7-B8)
こういった組合の出展ブースに行けば、かなり多くの生産者のワインを一度に味見することができます。同じブルネッロの生産者だけでも100社以上が組合と共に出展する予定ですので、貴重な経験になることでしょう。普段、トスカーナのワインを試飲する機会がない方は猶更この機会に色々と試していただければと思います。
以下銘柄ワイン、生産者の写真です。
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラDOCG(ヴェネト州4、5、8ホール)
コッリ・ディ・ルーニDOC、チンクエ・テッレDOC(リグーリア州12ホール)
コーネロ・リゼルヴァDOCG(マルケ州7ホール)
泡フランチャコルタDOCG(ロンバルディア州PALAEXPOホール)
泡トレントDOC(トレンティーノ3ホールE1)
VIVIT(ヴィーニェ・ヴィナイオーリ・テロワール)(8ホール)
コッリオDOC(フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州6ホール)
AISイタリアソムリエ協会のソムリエ専用ラウンジ
バイヤーの方の商談スペース
マルケ州に集合?の隠れワイナリー
ヴェネト州の『マージ社』、サルデーニャ州の『カピケーラ社』、トスカーナ州の『アンティノーリ社』、『コッレ・マッサーリ社』など、一部の著名ワイナリーは州のホールではない7番ホール(マルケ州)にスタンドブースを構えています。名が通り過ぎているため、通りがかりの方(一見さん)ではなく探して来てくれる人たちを迎え入れたいというコンセプトのようです。笑
いよいよ、15日開幕です!
今年は8年目、楽しんで行ってきます!
この期間にイタリア滞在中、もしくはイタリア国内で料理やワインの修行をしている日本人の皆さんもぜひ一緒にヴィーニタリーを体験しましょう!
それでは、また次回もお楽しみに!
鈴木暢彦
ホームページ 『トッカ・ア・シエナ』https://www.toccaasiena.com