小さいけど大きな世界 Il presepe napoletano
あっという間に12月。スパッカナポリが一番多くの観光客でにぎわう季節がまたやってきました。
ナポリはイタリア有数の港町で、夏の間豪華客船に乗った世界中からのツーリストが毎日やってきますが、そんな夏の喧噪を忘れたころ、また沢山の人でにぎわう12月。何故なら、プレセーペを見にヨーロッパ各国から沢山の観光客が訪れます。意外かもしれませんが、スパッカナポリは夏のバカンス期でなく、12月が一年で一番賑わう季節なのです。
ナポリには西暦1000年代既に、プレセピオらしきものが存在していたようですが、黄金の時代と言えるのは、ブルボン王朝支配下の1700年代。教会などに置かれてた宗教的なキリスト生誕のシーンから、芸術作品として王宮内へ置くようになってから、貴族や富裕層を虜にさせていったからです。当時の王家や、貴族のコレクションの芸術的なプレセペは今でもサンマルティーノ博物館や、カゼルタ王宮内で見学することができる。現代社会の21世紀の一般家庭では、プレセーペも変化し、一般家庭におけるコンパクトサイズに変わり、パストーレと呼ばれる人形たちも、テラコッタ(粘土)でできたものが一般的。スパッカナポリ内では、Via San Gregorio Armenoが有名で50Mほどの細い路地には、プレセピーペの屋台がひしめき合い、観光客がクリスマス時期に訪れたら必ず行くマストな場所!
でもね、イタリア好き、ナポリ好きの皆さんならご存知のように、Via San Gregorio Armenoのプレセーペは一年中見ることができます。なので今回は、ナターレの時期限定のAssociazione Pesepio Napoletana(ナポリプレセーペ・アソシエーション)特別展示ご紹介します。この時期旧市街地のあちこちで特別展示が行われますが、現代マエストロたちの力作が、小礼拝堂内で無料で見学できますョ。
こちらは、スパッカナポリの入口にある、サンタキアーラ教会のすぐ近くに位置するChiesa di San Marta。住所:Via S. Sebastiano, 41,で行われています。クリスマス期間中は10:00-19:30ノンストップで見学できます。NPO団体の方々の運営なのようので、できれば、毎年行えるように、50セント~1ユーロ程度心付けを残してあげるようにしましょう。
その他、
冬のナポリの情報は【ナポリのテラスから】
ナポリ市内の交通や観光ツアー情報は【Piazza Italia】サイトをご覧ください。
では、Buon Natale 🌠