ミケーレさんがフランチャコルタであえてニッチなワインを作る訳。
その土地に立つとその理由がすんなりと腑に落ちた。
自然は循環して初めて健全になる。
人はその循環の一部を間借りしているに過ぎない。
そんな当たり前の事に改めて気づかされた。
さわやかに晴れ渡った日に、彼の気持ちのよい畑で。
ミケーレさんにとって『フランチャコルタ』とはただ土地の名前に過ぎないのだろう。
ワインに明るくない僕にとっても、彼のワインはただただ「めちゃめちゃうまいワイン」でしかない。
葡萄の実がなるころ、またあの畑のある丘に立ちたい。
フォトグラファー 萬田康文