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レモン&レモン ソレント~アマルフィ海岸の春

収穫期は2~4月ごろ

皆さま~とってもお久しぶりです~

暖かい初夏のような日が続きましたが、気温が一気に急降下。またしても裏切られた感がありますが、
これが三月のイタリア、Marzo Pazzoです。
季節はあっという間に過ぎゆき、春先はレモンの季節です。
いま、ソレントやアマルフィに行けば、間違いなくレモンがたわわに実っている事でしょう。

アマルフィとソレントのレモンはIGP称号をもつ伝統的な地域性の高い農作物で、カンパニア州では昔から大切に育てられてきました。
イタリアでIGP称号のレモンのは全部で6か所ですが、中でもいち早く認定されてきたのがカンパーニア。
頭に降ってきそうなレモン

はじめて鈴なりのレモンを見たときは興奮しました。
「うわぁ、レモンが降ってきそう」
そしてレモンのプリントや、レモン柄の陶器をついつい集め始め…
レモンのお菓子やレモンのお料理などへ発展し、今に至ります。レモン大好き!

まぁ、南イタリアのお庭もちのご家庭なら、必ずオレンジとレモンの樹は植えてあると思います。それくらいポピュラーで、それほど栽培が難しいというわけではないのですが、強風や雹、霜に弱いので、伝統的な栽培の場合冬場は黒い布で覆ったりします。ソレントの伝統的な栽培農家だと、いまはもう少なくなりましたが、にPaglia(藁)の蓋をして、完全にふさいでいます。

私がよく行くソレントのレモン農家のアグリツーリズモはオーガニックで栽培しています。近年、害虫もどんどん変容して、「無農薬でのレモン栽培をなんどもあきらめようかと思った、その度に家族みんなで泣きながら耐えてきた」と話してくれらオーナーのジュゼッペの表情を思い出します。温暖化で農作物の収穫は、全く読めない時代、農家の人は本当に苦労しています。

ソレントの街角

そんなレモンのニーズとしては、主にリモンチェッロ。この美しい食後酒には、レモンの皮が必要です。人の口に入るものですので、無農薬でなくてはなりません。といってもレモンの皮を食べるわけではなく、レモンの皮を使って色を抽出します。そう、皮だけが必要なんです。

じゃ実はどうするのか?といえば、主な使用法としてはジャムですね。
ただレモンはもともと灰汁の強い果実ですので、普通のジャムづくりのようには行きません。最低でも二度ほど熱湯であく抜きしてから煮込まないと、本来の黄色ではなく、真っ黒なジャムになってしまいます。なかなか大変な作業です。

フレッシュクリームが美味しい

そしてお菓子はソレント生まれ、アマルフィ海岸を代表するデリッツィア・アル・リモーネ!
見かけによらず、爽やかなケーキで二個は行けます。特に出来立てでクリームが緩いときが最高。
食事はレモンのパスタやリゾットがあります。料理はレストランで出されるものよりシンプルで本来のレモンのパンチ力が強い、
家庭料理のほうが好きです。