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ジェノヴァの山側にある温泉地アクアサンタ

ジェノヴァから約30分(車でも電車でも)で到着する、アクアサンタという小さな町。

こちらに前から行ってみたかったスパがあります。

クリスマスプレゼントに頂いた入館チケットを使用しに行ってきました!


ギリギリ、ジェノヴァ市の中に入っているので市バス(AMT)のバス券を使用して行けるのも嬉しい!

アクア(水)サンタ(神聖な)という名前の町です。昔からある温泉地です。

どれくらい昔からかというと、なんと古代ローマ時代からです!

硫黄が含まれる水が湧く水源があり、その岩の上に小さな神殿が作られたそうです。その後、洪水で壊れてしまいますが、時代が変わって、キリスト教の小さな礼拝堂が造られました。


この礼拝堂の中には美しいマリア様の像があります。


この階段は聖なる階段(Scala Santa)と呼ばれていて、一段上がるたびに、お祈りのフレーズをいうと9年間の贖宥がされますよ〜と書いてありました。


昔は医療の一環で、病気などを治すためにアクアサンタでの治癒が勧められていました。


遠目から見るとこんな感じ。(私の地元近くにある有馬温泉をおもいだしました。どこかしら似ている…)

右側の建物がスパです。近年リニューアルされて、館内は新しく清潔感がありましたよ。


昔使われていた大理石のバスタブがあちこちにありました。

これらが植木鉢として使われて、館外にたくさん並んでいました!

スパの水温は日本人の私からするとちょっと低めかな、という感じ。外風呂、内風呂、サウナ、スチーム風呂、冷水の打ち水…などがありました。追加料金で様々なマッサージも。

日本の温泉やスパと比べると敵いませんが、こちらに住んでいると、肩までお湯に浸かる…ということがなかなか出来ないので、やっぱり嬉しくなりました!

 

さ、て!

そして待ちに待ったランチの時間。このスパのすぐそばに巷で有名な家族経営のオステリアがあるのです。

Osteria Da Dria

店内は昔ながらの食堂スタイル。平日でしたが地元の人たちで賑わっていて、ジェノヴァ弁もたくさん聴こえてきました。

この店の人気メニュー、「フォカッチャ・アル・フォルマッジョ」。たまたま釜戸の近くの席だったので、運良く作る様子を間近に見ることができました!



ま〜あ、美味しいこと。

これはレッコという街の食べ物なのですが、レッコまで足を伸ばさなくてもこのクオリティのものが食べられるなんて…!と感動!

もう一枚頼もうかなと思っていたところ、他の料理もなんでも美味しいよと、隣に座っていたご夫婦が教えてくれたので、

Ravioli all‘anticaとPunta di Vitello al Baroloを追加。



どれも美味しい。しかもお財布に優しいお値段!お店の人たちもとっても良い人たちでした。

間違いなく、近々またスパ&オステリアコースをリピートする予定です!

 

 

なぜブーツ型?エピファニアのチョコレート

本日はエピファニアの祭日でした。

毎年、家族でわいわいと過ごすのですが、今年は義兄一家はアオスタにヴァカンスへ、私の主人は仕事…ということで、静かに過ごすことになりました。(ホッ…)

朝起きると、サプライズが!


食卓の上に、お菓子の包みがあるではないか!

La Iacona (ラ・イアコナ)というジェノヴァの老舗のお菓子屋さんの包み紙です。

ジェノヴァ大学の近くにあるので、よく教授や大学関係者さんたちを見かけます。

エピファニアのお菓子をもらいました。ミニサイズでかわいい!

小さなブーツ型のダークチョコレートの中に、飴やジャンドゥイヤなどが入っています。

この時期、お菓子屋さんのショーウィンドウは木靴やブーツの形をしたチョコレートでいっぱいです。

なぜこの形?なのかというと…。

昔リグーリア州では、臭いを取るために、靴は家の外(ドアや窓の外)に置いて空気に触れさせていたそうです。(ブーツは長時間履いていると蒸れて臭くなりますものね!)

エピファニアの日に、親は子どもたちにサプライズをするため、

子どもたちの靴の中にこっそりお菓子やドライフルーツ、木の実などを詰めていた事が起源だそうです。

他の街や国では、一般的に靴下の中にお菓子が入っていますよね。

リグーリア州と一部の他の街々では、この風習がお菓子屋さんなどで残っていて、ブーツ型や靴の形をしたチョコレートが作られているそうですよ!

 

さて今晩は、リグーリア州の料理「パニッサ」を作って食べました。


パニッサは、ひよこ豆の粉を水、オリーブオイル、塩で混ぜて作ったもの。

フライにしたり、生でツナ缶などと一緒にサラダにしたり、ゴルゴンゾーラなどをのせてオーブンで焼いたり…と色んな食べ方があります。

 

今日でクリスマスから続く祭日のオンパレードは終了!!

正直ホッとしています…。家族行事は賑やかで楽しいですが、長時間で連日では疲れます。あとは、胃もたれが………。

次はイースター祭…。

それまでしばらく暴飲暴食は休息したいと思います(笑)

今年のクリスマスに食べたマンマの手作り料理

今年は実家で8人だけの小規模なクリスマスということ。

(いつも叔父さんの家で何家族も集まり、15〜20人くらいで盛大に行います)


23日に主人のマンマと一緒にクリスマス料理の買い出しへ行きました

今回私はチーマというジェノヴァの料理のお手伝いをさせてもらい、

当日の朝に各料理の仕上げと、テーブルセッティングを手伝いました。


前菜の盛り合わせは写真を撮り忘れてしまいましたが、数種類のサラミやハム、オリーブの実、オイル漬けのきのこ、お野菜の酢漬け、インサラータ・ルッサ、フォカッチャなどでした。

ここでお腹いっぱいになってしまう危険があるので、私はいつも、前菜は食べているふりをしながら実はほぼ食べない…、という演技をしています(笑)

そうでもしないと、セコンドまで辿り着けません。

案の定、8歳の甥っ子は前菜のあと、「もうお腹いっぱい…」と漏らしていました。笑

さて、今回マンマは猪肉のパスタソースを作ると決め、お肉屋さんで骨つきの猪肉の大きな塊を買ってきていました。

そして猪肉の臭みを取るため、スパイスなどが揃うドロゲリアで、シナモン、クローブなどを店主に相談しながら選び、欲しい分量だけを購入。

前日からテラコッタのお鍋で煮込み…


肉の臭みが全くない、美味しいソースを作ってくれました!

これをパスタに絡めて完成です。レストランで食べるように美味しかったですよ!

4歳の姪っ子ちゃんも、お鍋の下の方に残った猪肉をもぐもぐ。何度もおかわりしていました。


セコンドは、チーマ!

ジェノヴァの伝統料理です。マンマはこれをほとんど毎年作ってくれます。


この料理はとっても手が混んでいて、誰でも作れるようなしなではありません。

マンマも、自分のお母さんは作れなかったため、お母さんの料理が得意なお友達に教えてもらったそうです。

手作りのものが食べられるのは恵まれた事だなあと、有り難くいただきました!

コントルノ(付け合わせ)には小さなじゃがいものオーブン焼きと、ミニサイズの玉ねぎをキャラメル色に甘く煮て焼いたもの。(こちらは写真撮り忘れ!)


そして大量のチーーーーズがやって来ました……が、胃はもはや限界を迎えていました。

ゴルゴンゾーラが大好きな私のために、いつもゴルゴンゾーラを用意してくれているので、それだけ感謝しながら頂きました。が、服越しに胃の形がわかるほど、食べ過ぎて苦しさ100%の状態に…。

ここでプレゼント交換を挟みながら、一旦休憩。

その後、フルーツ、木の実などがやってきて、ドルチェの時間となりました。


私は家で焼いたパンドルチェ・バッソを持参。

(ちょっと数分焼きすぎてしまいました)


主人の兄夫婦はタイヤフィーコという有名なお菓子屋さんのパンドルチェ・アルトを持参!

パンドルチェには2種類、バッソ(背が低い)とアルト(背が高い)があり、違いはというと、二次発酵をしているかどうか。

アルトのほうが、パンのように柔らかく、バッソはクッキー生地のようにサクサクしています。

ジェノヴァの人たちはそれぞれ好みがあって、バッソ派とアルト派に分かれます。私はどちらも好き!

 

この後コーヒー、食後種…。

そしてまたチョコレートが出てきて………と延々と何かを口に入れます。

そのあと、年配の人たちはお昼寝タイム…子供はサンタさんからのおもちゃに夢中で、大人たちは世間話をし…。

 

そして、消化のために〜!と、炭酸飲料がたくさん出てきて、

皆で集まってテーブルゲームなどが開始されます。

そのあと、お昼のお料理の残りとトルテッリーニを夕飯にして食べましょう〜と、皆さんが話していたのですが、

私は午後7時ごろ、胃に限界が訪れ途中棄権(汗)をしました。もはや何も口に入れられない…。

毎年、クリスマスは胃腸の限界との戦いです。

みなさんはどんなクリスマスを過ごされましたか?!

ジェノヴァのクリスマスマーケット

今年もデ・フェッラーリ広場のクリスマスマーケットはとても盛り上がっていました!

開催中に大雨警報が出たりして、出店者の方々はご苦労されたようですが、クリスマス前最後の週末は良いお天気に恵まれてたくさんの人たちで大賑わいでした。

奥様方に毎年大人気の植物コーナーは、赤と緑のクリスマスカラーの鉢が並び、華やか!


このクリスマスマーケットはリグーリア州の特産物などが揃っているのが特徴!

他の町のマーケットではない、面白いお菓子なども並んでいます。(お手頃なお値段のお菓子セットもあって満足です!)


クリスマス菓子も、普段はない珍しい味のものがあったり。。お値段が分かりやすくて、買い物しやすいのも良いです。


リグーリア州のカラフルな建物の陶器のミニチュアが飾ってありました。とってもかわいくて、全部揃えたくなってしまいます。


この後フエーゴと呼ばれる行事があったため、どんどん人がやってきました。


カンポリグレという街の銀細工(フィリグラーナ)の職人、ダヴィデさんとお母さま。全て手作りの繊細なアクセサリー。

私は長年彼らのファンで、いつも素敵なイヤリングやペンダントを作って頂いています。


クリスマスツリーの飾り。天使がお祈りしています。

職人さんと直にお話しできることも、マーケットの楽しみのひとつです。


他にも地ビールが飲めるブースや、小さな田舎町にある個人店の手作りシロップやジャムなども!

お世話になった人へのプレゼントはもちろん、自分へのご褒美という名目で、いっぱい買い物をしてしまいました!

 

明日はいよいよクリスマス本番!

食レポする予定ですので、どうぞお楽しみに♪

Buon Natale!

 

 

赤の宮殿の最新情報!修復工事のため1年間休館

お久しぶりです!しばらく日本に帰国していました。

こちらへ戻ってきたらジェノヴァは毎日毎日、大雨と暴風。特に洗濯物が乾かず困りました… ※こちらは秋は雨季

そして大雨警報が発令された翌日、電話と家のWi-Fiが使用不可能に!ずっと圏外で、ネットが使えず陸の孤島に……。

不安になり、契約している携帯電話の支店へ行くと、店の前にはたくさんの人が集まっていました。

リーグリア州のvodafoneの電波塔が大雨でやられてしまったらしく、6時間ほど電話とネットが使えない状態になりました。

大雨が丸々1ヶ月続いたため、地盤が弱くなっていてあちこちで地滑りが発生していました。恐ろしい…

そんなこんなで、秋は日本で穏やかに過ごしたいなあ〜と、ひしひしと感じました。

ようやく憂鬱な秋は終焉を迎え、冬の到来です。


街はすっかり賑やかなクリスマスムードですが、ひとつ悲しいお知らせが……。

世界遺産に登録されたストラーダ・ヌオーヴァにある、貴族のお屋敷「赤の宮殿」が本日で1年間の休館します。


主に電気系統の修理と、建物の修復を行うためだそうです。

ジェノヴァの観光の有名スポットのひとつなので、しばらく寂しくなります。

美術館の関係者たちから休館の噂は半年くらい前から聞いていましたが、いつからなのか、その期間については未定〜で、とりあえず年内は開いているだろうと皆さん話していました。

しかし今週金曜日に突然市が休館を発表し、3日後の今日で最終日となりました!(急すぎでびっくりしました)

最終日なので、最後に訪問して参りました!人でいっぱいかと思いきや、空いていました。多分みんな休館のことを知らないのだと思います……

今回は私の大好きな二階部分(日本で言う三階)の紹介します。次回、他の階をまとめて紹介したいと思います。


↑ゴージャスな寝室


↑大広間

(第二次世界大戦で被害を受けたため、残念ながら天井のフレスコ画はダメになってしまいましたが、シャンデリアは外して別の場所へ移動していたため無事でした。美しいデザインの床もオリジナル)


↑赤の宮殿から見える、白の宮殿とお庭(お庭が地上階ではなく、二階、三階にあるのが特徴)


↑四季がテーマの四部屋があり、こちらは春の間の天井のフレスコ画。愛の神ヴィーナスと戦いの神マルスが恋に落ちる瞬間が描かれています。

写真ではわかり難いのですが、四方にいる天使たちの脚や腕が飛び出していて(浮き彫りになっている)、目の錯覚を使用した、奥行きと立体感のある天井です。


↑有名なヴァン・ダイクの作品。赤の宮殿の建築をオーダーしたブリンニョレ・サーレ家の主人(左)とその奥様(右)。愛のない政略結婚が多かった時代に珍しく、相思相愛のラブラブ夫婦だったそうです。お

屋敷が完成する前に、奥様は残念ながら早くに亡くなってしまい、旦那様はショックで出家します。2人がこの赤の宮殿に住む事はありませんでした。


↑秋の間の天井。金色のぶどうがたくさん実っています。真ん中下に座る杖を持つ太った人物は、酒の神バッカス。袋から垂らされたワインをごくごくと飲んでいます。


↑冬の間。この部屋は他の部屋と違って、パチンと手を叩くと反響がとても良いのがわかります。(ぜひ試してみて下さいね)

音楽を楽しむために使われていたお部屋だったそうですよ♪


↑崩壊がテーマの廊下。神話の登場人物たちが描かれています。

現在は雨風を凌ぐ為ガラス張りになっていますが、当時は吹きさらしでした。この廊下から、ジェノヴァの旧市街地が間近によく見えます。

●これからの情報

赤の宮殿の開館の情報が入りましたら、いち早く皆さまに報告しますね!

なお、白の宮殿とトゥルシ館は変わらず開館しています!

赤の宮殿のいくつかの重要な作品たちは、白の宮殿に移動して展示される予定です。

白の宮殿の4階部分(今まで公開されていなかった)などのスペースを利用するそうです。乞うご期待!

 

●追記

この度ミラーレスカメラを購入しました!今まで携帯電話のカメラで撮影していたのですが、より美しい写真で、美しいジェノヴァの風景と皆さんに見ていただけるよう、頑張ってカメラの腕を上げていきたいと思います!

更新の頻度も増やして行く予定です!!

これからもよろしくお願いします♪

Nana

マンマの手作りストッカフィッソ・アッコモダート

お久しぶりです。しばらく日本に帰国していて更新が遅くなりました。みなさんお元気ですか?

久しぶりに家族が大集合して、テラスでの夕食会がありました。

今回はストッカフィッソ(Stoccafisso)というタラの干物がテーマの夕べと聞いていました。

マンマは大量にストッカフィッソを買ってきて、今回は2種類のおかずを作ってくれました。

軽く前菜があった後、プリモはなく、いきなりセコンド、Stoccafisso accomodatoというリグーリア料理が大きなお鍋に入って運ばれてきました。


旦那のマンマの作るストッカフィッソ・アッコモダートはトラットリアやレストランで食べるよりも遥かに美味しいです…。みんなお代わりをしたので、あっという間に大きなお鍋は空っぽに。

そのあと、また別のストッカフィッソのおかずが登場。

お話が盛り上がってしまったこともあって、写真をうっかり撮り忘れてしまいましたが、(ごめんなさい!)

ストッカフィッソとゴロゴロに湯がいた大きめのジャガイモをアンチョビ、オリガノ、オリーブオイル、レモンで和えた冷製サラダ、insalata di stoccafisso alla ligure(リグーリア風ストッカフィッソのサラダ)です。

ケイパーとオリーブの実が入ることもあります。

レモンの酸味が効いて、夏の暑い日食欲のない日でも食べたくなる大好きなお料理です。

みんな、「もうお腹いっぱいだよ〜」と言いながらも、しっかりおかわりしてこちらも完食。

マンマ…いつも美味しいお食事を作ってくれてありがとう…。

 

さてさて、最近よく足を運ぶ、メルカート オリエンターレの中にできたMOGというフードコートとドリンクバーのある場所があります。

そこで飲むことができる、バジルのリキュールを使った、ジェノヴァをイメージしたカクテルがとっても美味しい!

(カンパリのグラスに入っていますが、カンパリは入っていません)

すっきりしていて飲みやすいので、オススメです!

駅チカ!海が一望できる!レトロなトロッコで山の上へ。

Genova Piazza Principe駅から徒歩すぐ、山の上へ続くロープウェイ乗り場があります。

大型クルーズ船の停船する船着き場 Stazione Marittima の目と鼻の先の距離。


ロープウェイというより、トロッコのような乗り物。

バスや地下鉄と同じチケットで乗ることができます。(乗車前に刻印を忘れずに!)

1901年に開通。

中心地と山頂のGranarolo地区を繋ぐために作られた路線です。

途中に停車駅があり、全部で9駅です。

地元の人たちがバスのような感覚で日常的に使用している乗り物です。


レトロな木製の車内。こちらは1929年製。

西暦の横の VII はファシスト時代7年目という事。


この乗り物は斜めに坂を登るので、席に座っているとお尻が滑ってしまいます。横のおばさんの方へ体が斜めに下がっていき、ごめんなさい!と謝りましたが、気にしないで〜と言われました。


細い坂道をどんどん登って、だんだん高台へ…!

初めは住宅街の中を進んでいきます。

色んな人のバスコニーや洗濯物などがすぐそばに見え、不思議な風景です。

見て良いのやら…と思いながらもチラチラ見えるので見てしまいます。(白は白、黒は黒だけで洗っていて、関心。)

 

時々駅の壁の上で猫が気持ちよさそうにお昼寝をしています。

この日は4匹も目撃しました。猫好きにはたまりません。

次第に見晴らしが良くなっていきます。

 


頂上の駅に到着!

空気が澄んでいてとても気持ちいい〜!

トロッコに乗る前は車のクラクションや電車の音など騒がしかったのですが、こちらでは鳥のさえずりや木々の葉の音しか聞こえません。

駅の上からジェノヴァの街が見下ろす事が出来ます。

 

山頂のGranaroloは小さなボルゴ(古い地区)があり、

昔の街並みが今でも丁寧に残されています。

残念ながらこちらにレストランやバールがあるわけではないので、ここで何かをして楽しむ…ということは出来ませんが、古い田舎の景色やかわいい住宅が続くので、少し歩いて回ってみると楽しいです。

この日、二駅分だけ小さな小道を下ってみました。

時々坂道を登っていくお年寄りの方たちとすれ違いました。

みなさん、足腰が丈夫です。


このような乗り物がいくつもあるのがジェノヴァの特徴!

乗り物好きの方や高台のパノラマがお好きな方はぜひ挑戦してみてくださいね。

本数が少ないので、時刻表をチェックすることをお勧めします。

深夜まで動いているので、一度夜景を見に訪れたいと思います。

ジェノヴァ、海と山に囲まれた暮らし。

読者の皆さま、初めまして。
これからリグーリア州の旬な情報を少しずつお届けいたします、大西奈々です。
どうぞよろしくお願い致します。


私が初めてジェノヴァを訪れたのは2011年6月。
学生時代にアルバイトでコツコツと貯めていた貯金で、ひとりで1週間、北イタリアの音楽にまつわる街を周りました。
滞在中、「蝶々夫人」の公演がジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場であることを知り、予定していませんでしたが思い付きでふらっと訪れることに。


コロンブスが生まれた町、というくらいしか知識がないまま訪れたジェノヴァ。

そこには海があり、山があり、海陸風があり、坂道がたくさんあり、港があり、その港には高架高速道路があり・・・。


なぜかこの街に郷愁を感じました。
それはおそらく、私のふるさと、神戸の街と共通点がたくさんあったからでしょう。
「なんだか初めて来た気がしないなあ・・・」と感じた事を覚えています。
一人旅で緊張の毎日が続いていましたが、ジェノヴァではなぜか肩の力が抜けました。

5か月間の留学を決め、2011年11月からジェノヴァに移住。
ただし順風満帆な留学生活がすぐに待っていたわけではありませんでした。
私が日本からジェノヴァに移住するちょうど2日前に、記録的な大雨で街の中心地が水没する、大きな災害が起こりました。

6月に訪れたときはキラキラしていた風景が、一転。
泥にまみれた家や道路、濁流に押し流されて転倒した車や瓦礫の山、悲観にくれた表情の人々・・・。

希望に満ち溢れて日本を旅立った私の目に最初に映った景色は、想像していたものとはかけ離れていました。

さらに、こちらに到着してちょうど7日目。
疲労が続いたのか、お風呂場で気絶し転倒してしまい、打ち所が悪く、救急車で病院へ運ばれて顔(頬)を5針縫う大けがをしてしまいました。

イタリア語が日常会話で精いっぱいだった当時。滞在許可証の手続きに加え、医療関連の手続きや診察に右往左往。また、顔に残った深い傷を毎日鏡で見ては、どんどん自信を失くしていき、もう日本へ帰った方がいいかもしれない・・・と、奈落の底に落ちてしまったような心境の日々が続きました。


しかし、ジェノヴァで出会ったたくさんの人々に何度も何度も助けられ、支えられ、勇気をもらい、だんだんと色んなことをポジティブに考えられるようになりました。

その頃には洪水の被害から街が復旧し、私にも友人ができ、歌の師匠と出会い、受験したい学校がみつかったりと、ジェノヴァを吹き巡る海陸風のように、私の人生の風向きにも目まぐるしい変化が訪れました。

そして私を救急車で運んでくれた命の恩人でもある男性と結婚し、現在は白猫と一緒に仲良くのんびり暮らしています。

夫はジェノヴァ生まれ、ジェノヴァ育ち。ジェノヴァ色の強いその家族(全員近くに住んでいるので家族パーティーが頻繁!)と賑やか(時には賑やかすぎて困っているのですが・・・)な日々を送っています。

とにかく皆、何かと理由をつけては親族で集合し、大きなテーブルを囲んでご飯を食べることが大好き!(中高年の方たちはテンションが上がるとジェノヴァ弁になり、私にはほぼわかりませんが・・・。)


料理が得意な姑から習った郷土料理の数々をこちらで紹介出来たらいいな、と考えています!


山の上に住みスローライフを楽しむ叔父と叔母は、大きな庭を持っていて、そこに生えているオリーブの木から実を摘んでオイルを作ったり、もぎりたてイチジクの実でジャムを作ったりする際に私もお手伝いしに行ったりもします。その様子も今後紹介したいです。

リグーリア州の旬な情報、まだまだミステリアスなこの街の表の顔も裏の顔も含め、日本のみなさまへお伝えしていきたいと思っています。
大好きなこの街のことをたくさんの人たちにしってもらえたら嬉しいです。

どうぞお楽しみに・・・!