『イタリア好き』と長野イベント

『イタリア好き』を始める時に決めたこと。
まず大前提として、
20州を州ごとに1冊ずつ編集する。

取材するテーマとして、

1、イタリア人にたくさん会おう
2、田舎や小さな町に行こう
3、その土地の料理を食べよう

今は9冊目ヴァッレ・ダオスタを制作中。

取材を重ねて行くうちに、”気づき”がたくさんあった。
細かいことはまた別の機会に書くこととして、

・改めて、日本が好きなんだと気づき
・イタリアと日本は似ているところ結構あると感じた
*社会的な問題点も共通するところは多い

大きくはこのふたつ

日本も地方にすばらしいところがたくさんあり、
古き良き伝統もあり、
食も豊かだ。

そして何より、人がいい。

ならば、『イタリア好き』というフィルターを通して、
日本を見てみようと思った。

食、人、地域のテーマを日本に当てはめ、

日本の地方を訪ね、
その地でがんばっている生産者を訪ね、
そこに伝わる伝統料理を食べる。

そしてもちろん、
その地の産物を使って、おいしいイタリアンを食べる。

果たして、この企画は、僕の意図する方向へ行くのか?
思うような感動を得られるのか、全く分からない。
だけど、去年の震災以降、少し皆の心も変化してきいるし、
何か新しい気づきや、感動があるかも知れない。
日本の見方も変わるかも知れない。
イタリアの見方も変わるかも知れない。

最初に長野を選んだ理由は、

蕎麦やうどん、おやきなど、粉の食文化がある。
果実が豊富で、ワインの生産量も多い。
田舎料理に特徴がある。
ズッキーニの生産量が日本一。

そして、
長野の応援団長の諏訪勇さんという強力な助っ人がいたことで、
生産者、宿、観光協会など、
各方面の内容の賛同を得られたことも大きかった。

こういう繋がりを『イタリア好き』は僕に与えてくれた。

この企画は、そんな想いの詰まったイベント。