カラブリア取材日記 1日目 出発~到着

ラメッツアテルメ(カラブリアの空港)に着いたのは夜の11時を回っていた。
外は思ったよりも寒く、底冷えする。 そこから車で約1時間さらに北上して、エリオの家に着いた。 家にはマンマとお姉さん、おじさん、 そして今回コーディネイトをしてくれたマリエッラさんが迎えてくれた。 こんな時間なのに、食事を用意していてくれた。 さっそく食事が始まる。 まずは田舎風スープとして出してくれたのは、 カリフラワーとキャベツ、ジャガイモを煮込んだスープ。 素朴でやさしい味。 冷えたからだを温めてくれる。嬉しい心遣いだ。 次にナスの重ね焼き、チーズとトマトソースたっぷり。 チーズがおいしい。 またおいしいチーズ漬けの日々に期待。 部屋はサマーハウスの仕様のため、暖房器具がなく、 石造り独特の芯から冷えてくる。 温かい食べ物も早く食べないとすぐに冷めてしまう。 パスタはペペロンチーノ。シンプルイズベスト。 なんの飾りもない、茹でたてのパスタに細かく刻んだペペロニと、 オイルを混ぜて、炊きたてのごはんのように熱々のうちに食べる。 少しだけ自家製唐辛子オイルをかけると、ひと味深みが増してさらにおいしい。 深夜1時を過ぎて、今夜の宿泊先へ。 今のシーズンはクローズされているホテルのロッジがその場所。 こちらも暖房設備が乏しく、とーーっても寒い夜。 24時間近くかかった移動の1日目が終わった。 写真は松本撮影のカリフラワーとジャガイモのスープ