東京国際映画祭 WORLD CINEMA 部門 「素数たちの孤独」

「素数たちの孤独」観てきました。 あるラジオ番組で、チェアマンの依田さんも密かに薦めていました。 イタリアでは現在本が大ヒットしている。その映画化。 内容は、子供時代のトラウマを抱えながら、もがき、苦しみ成長していく男女を描く。 ADOBE CS6 MASTER COLLECTION それは、現代社会の問題提議をなげかけつつ、せつないラブストーリー。 アリーチェ役のアルバ・ロルヴァケルは、演技に一番気を配ったこととして、 マッティア(ルカ・マリネッリ)との真摯な関係と言っていた。 この言葉が現すように、繊細な二人の関係を見事に演じている。 そして脚本も担当した、監督のサヴェリオ・コスタンツォの原作解釈が、 この映画を観る者を惹きつける作品に仕上がったのだろう。 心打たれる映画であった。 残念ながらまだ日本公開は決まっていない。 アルバ・ロルヴァケルとサヴェリオ・コスタンツォインタヴューをとっているので、 本誌かもしくはこのHPにて公開します。 アルバ・ロルヴァケルは実物もなんとも不思議な魅力を備えた女性だった。 サヴォリオ監督はローマ出身ということもあるので、イタリア好きとしては、ローマの魅力を訪ねたところ、 「・・・ローマは大嫌い」と、 でも1年うちで5月~7月頃の4日間だけ、夕方の7時頃にとても光が素晴らしい時がある。 その時だけはローマが好きになるんだって。 さすが監督、ロマンチック。視点が違う。 その頃のローマに行ってみたいな。