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カラブリア州のワイナリーVo.1 カラブリアでバルベーラ? 新進気鋭のロッカブレッティア(ROCCA BRETTIA)

カラブリア州のワイナリーをご紹介するシリーズ・第一弾は、コセンツァ市郊外の新しいワイナリー・ロッカブレッティア(ROCCA BRETTIA)です。


法務の専門家として働いていたローマから出戻ってワイン製造を始めちゃったのが、若き社長・アレッサンドロ。
自分の生まれ育った土地で、大自然を相手にしたワイン作りが楽しくて仕方がないエレガントな貴公子です。(すいません、主観が入りました)
※ちなみに、ワイン作りというか自分の畑についての話が始まると、情熱ほとばしってすごーく長いです。

ロッカブレッティアはDOP・Terra di Cosenza(テッラディコセンツァ)に位置していて、


地図上だとこんなカンジ。コセンツァ市から車で15分ほど、ラメッツィア空港からだと約1時間かかります。


「自分たちで畑の管理ができ、納得できる品質のワインを少量作りたい」というアレッサンドロのポリシーもあって、現在約4ヘクタールのブドウ畑しか持たない、小さな小さなワイナリーです。訪問時はちょうど選定が終わったところでした。
主なブドウ品種は以下の通り

アリアニコ (Aglianico)
マリオッコ (Magliocco)
グレコビアンコ (Greco Bianco)
バルベーラ (Barbera)
ピノ・ビアンコ (Pinot Bianco)
その他国際品種

※バルベーラは主にピエモンテ州など北部イタリアで生産されているブドウ品種。ピノ・ビアンコはフリウリやロンバルディアなどが主な生産地で、こちらも「北のブドウだな」といった品種です。


小規模に初めて、やっと3年目に突入。
小さいながらもブドウ生産・収穫・ワイン作り・ボトリングと、すべての作業を自社内で行える施設を備えています。
海抜約500mほどの急峻な崖に作られた段々畑。崖の下には夏でも枯れることの無い川があって、日暮れと共に川から上って来る冷たい空気で一気に一帯の気温が下がります。
温暖なイメージのカラブリア州ですが、ここでは一番寒い時期には雪が降ることもある、そんな土地柄。
訪問時、2020年新登場のマリオッコ100%のリセルバ(Riserva)は鋭意ボトリング中でしたが、リセルバ以外の商品ラインナップがこちら。
赤3本は単一品種のみで作られ、カラブリア州産ワインらしい力強さが自慢です。

すっきりシンプルなデザインのラベルは、コセンツァ市のシンボル・スヴェ-ボ城の形状をデフォルメしたロゴとざらっとした紙を使った物。なんでもアレッサンドロ氏の肝いりで作られたものらしいですよ。

試飲会用の建物も準備中で、春には畑を眺めながらの試飲も可能になる予定。
将来的にはブドウ畑とワイン作りを中心に置き、宿泊もできるサービスも提供したいと意欲的な挑戦が続いています。

 

ROCCA BRETTIA/ロッカブレッティア (
Contrada Verzano snc, Frazione Donnici Inferiore, Cosenza
※コセンツァ方面から車で15分ほど。脇道に入るところに看板が出ています。