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カーニバルのお菓子とミモザと蚤の市と。

先週半ばに、カーニバル(カルネヴァーレ)の行事が終わりました。

今年はマスクをきちんとした子供たちが、海賊やディズニープリンセスの仮装をして街を歩いていました。

マスクにはスパンコールがついていたり、刺繍がされていたり…衣装に合わせてゴージャスに!イタリアのママたちのコーディネート力はさすが!と感心しました。

私はカーニバルの時期に食べられる、「キアッキエレ」(お喋りの意)という名前のお菓子が大好きです!

素朴な味なんですが、一度食べ始めると、

やめられない♪止まらない〜♪


(↑パン屋さんで)

ちなみにリグーリア州では「ブジーエ」(嘘の意)と呼ばれています。イタリア各地によって名前が色々、でも同じお菓子です。

スーパーでも売っていますが、手作りが絶対美味しい!パン屋さんやお菓子屋さんで計り売りされているものがオススメ。


(↑チョコレート屋さんでも)

家でも作れるのですが、意外と難しそうです。冷めてもカリカリで香ばしくするためには、温度調整が肝心のようです。大量に作ってもし失敗したら嫌なので、まだ一度も試したことがありません。(いつか作ってみたい!)

チョコレート屋さんでは、マスケラの形をしたチョコレートやカーニバルにちなんだカラフルなお菓子が飾られて華やかでした。


カーニバルは去り、次のイベントは3月8日のFesta delle donne(女性感謝デー)です。

男性が女性にミモザを渡して「いつもありがとう」と感謝してくれる日。

最近急に暖かくなり、ミモザもすでにこの様子。フサフサです!


雨が降ったら散ってしまいそう。しばらく良いお天気が続きます様に。

ちなみに、ちょっと早いですがミモザケーキがもう売り出していました!


実はまだ一度も食べたことがない。ミモザのお花よりこっちのケーキをプレゼントして欲しいなあ〜と毎年期待しています…。

この日は骨董市が開かれていました。


夫はレトロ玩具を発見し、「欲しいなあ…どうしようかなあ…」とずっと迷っていました。「欲しいなら買ったほうがいいよ」というとすぐに諦めていました。

なぜか私が反対するともっと欲しくなるようなので、逆に背中を押すようにするとすぐに諦めてくれることが最近になり分かりました。笑

しめしめ…。

ちなみにあるブースの店番は、ワンコでした。お店の人は何処(笑)

オフシーズンに訪れるカモッリとサン・フルットゥオーゾの魅力

みなさんこんにちは。

3月になりましたね。今年のジェノヴァの冬は不思議です。

珍しく大雪が降ったかと思えば、

2月の後半は小春日和の暖かい日が続きました。

ダウンでの外出は暑すぎるため、革ジャンなどの軽装で街を歩く人をたくさん見かけます。(ただし朝晩は冷えるので要注意!)

私もマフラーを着用せず外出するようになりました。通年、2月はとても寒いのですが、今年は寒さはそれほど感じません。

2月中旬ごろに、カモッリへ行きました!

カモッリはジェノヴァから電車で30分ほどの小さな観光地。

カラフルな建物が海沿いに並び、とても綺麗です。


春から夏にかけてヨーロッパからの観光客で大変賑わうのですが、2月はオフシーズン。朝のカモッリはとても静かで、のんびり歩くのに最適でした。

いつも来たら立ち寄るお気に入りのフォカッチャ屋さんへ行きましたが、シャッターに長期休暇中の張り紙が・・・。他にもいくつか休暇中のお店を見ました。

カモッリは春から秋に観光客数がたくさん訪れるので、その期間はお店を開け、観光客が少なくなる冬季にお店を閉めてバカンスに行っているのかもしれませんね。

そうは言っても大半のお店は通常営業していましたよ!

裏通りを歩いていたらどこからか良い匂いがしたので

その匂いにつられて甘いものを買いにお菓子屋さんへ。


カモリエーゼという地元のお菓子を見つけました。

カカオ味の生地にラム酒、カフェ、ジャンドゥーヤ、アマレットなどのクリームが入っているもの。(写真のショーケース下段)

また、アーモンド生地バージョンもあり(写真のショーケース上段)、オレンジ味、アーモンド味、アマレット味・・・と種類も豊富。

ジェノヴァでは見たことのないお菓子のため、興味深くショーケースを覗いていると、

気さくなお店の主人が

「ひとつ味見してみるかい?!」

とラム酒味のカモリエーゼを半分に切って渡してくださいました。

とてもやわらかく、口当たりがまろやか。

口の中でとろけて、ラム酒がふわっと広がって大人のお菓子・・・!という印象です。

大粒のチョコレート・トリュフと言いましょうか・・・

とにかく、カモッリに来たらぜひ味見をしていただきたいお菓子!

お店の主人によると、これまでに日本で開催されたイタリア料理のイベントに呼ばれたことがあり、東京などでカモリエーゼを日本の皆さんに紹介、販売したことがあるそうです。

イタリア情報雑誌などでも複数回取り上げられたりと、実は有名なお店だったことが発覚。

特にラム酒味のものが一番人気で定番の味なのだそうです。

カモッリに寄ったら、Pasticceria Revelloへ!

その後、天気が良いため、カモッリからすぐ近くのサン・フルットゥオーゾという小さな入江へ、船で向かいました。


観光シーズンになると、この船はお客さんでいっぱいに溢れかえるのですが、今回は両手で数えられるほどの人しか乗っていませんでした。

(しかも乗客のイタリア人に話を聞いていると、半分以上のかたが仕事で乗っている人たちでした。)

今回は残念ながらいませんでしたが、運が良いと船の上からイルカが泳いでいるのが見えますよ。


さて、15分ほどの船の旅で、あっという間にサン・フルットゥオーゾへ到着!

ここへは何度も足を運んでいますが、ビーチに人が1人もいない風景は初めてみました・・・。

夏にはここにパラソルが立ち並び、足場がないほど海水浴をする人で溢れかえるのですが、今回この風景に感動しました。

こちらにある白い建物は、元は修道院で、内部に修道士たちやジェノヴァの有名な貴族、ドーリア家の人々のお墓があります。

俗世間から離れ、ひっそりと永い眠りにつくのに素晴らしい場所だったのです。

観光シーズンとはまた違う、本来のこの土地の美しさに出会えて、幸せなひと時でした。

お天気にもよりますが、冬のカモッリ、サン・フルットゥオーゾへの観光もなかなか素敵ですよ!


船は、オフシーズン中は1日1、2本しか運行していませんので、サン・フルットゥオーゾへお越しの際はご注意くださいね。(天気が良くても風が強いと運行しない場合があります。)