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父の日のお菓子・ゼッポレ

コロナウイルス関連騒動で大変なイタリア。それでも季節は廻ります。
19日はサンジュゼッペ、イタリアでは父の日。
この日、私の知る限り、イタリア各地では「ゼッポレ」と呼ばれるお菓子が作られているはずでして。
父の日のゼッポレ、南伊では一般的なのですが・・北伊でも作るのかな?

ゼッポレ文化のある地域でも、実は地域ごとに形状が異なる「ゼッポレ」。カラブリア州内でも、数種類のゼッポレが存在します。
そして、それぞれが「ウチのゼッポレ」を誇りに思っているんですが、私が住むカラブリア州コセンツァ市ではシュー生地で作るゼッポレが「ゼッポレ」でございます。

作り方は非常にシンプル。
シュー生地を小さなドーナツ型に絞ります。小さければ小さい程可愛らしくて良し。食べやすいしね。

食いしん坊が多い我が家はそれでも少し大きめに作るので、このくらいの大きさで。
我が家は焼きますが、揚げるご家庭もあります。揚げゼッポレはもう少し小さく作ると良いですよ。
ただでさえカロリー爆弾気味なゼッポレですが、揚げゼッポレは最上級のカロリー爆弾になります。そして危険に美味です。
カロリーが気にならない猛者はお試しあれ。

カスタードクリームは中にたっぷりが我が家流。
上にもたっぷり乗せる家庭もありますが、せっかくの縞々模様が見れなくなるのは悲しいので。。中にとにかく詰め込みます。

上に乗せるのはこのくらい。
可愛らしくデコレーションするのが難しいんですよね。


シロップ漬けのアマレーナを乗せて出来上がりです。シロップも大切なので、忘れずにシュー生地に軽くしみこませておきます。
おひとついかがですか?

北伊を中心とする深刻な状況が日々報道され、外出が厳しく制限されているイタリアですが、それぞれが率先して「おこもり生活」をしています。
曜日さえ忘れがちなおこもり生活の中で、季節の行事をきちんとお祝いできる事に感謝して。

Andrà tutto bene.

 

カラブリア州のワイナリーVo.1 カラブリアでバルベーラ? 新進気鋭のロッカブレッティア(ROCCA BRETTIA)

カラブリア州のワイナリーをご紹介するシリーズ・第一弾は、コセンツァ市郊外の新しいワイナリー・ロッカブレッティア(ROCCA BRETTIA)です。


法務の専門家として働いていたローマから出戻ってワイン製造を始めちゃったのが、若き社長・アレッサンドロ。
自分の生まれ育った土地で、大自然を相手にしたワイン作りが楽しくて仕方がないエレガントな貴公子です。(すいません、主観が入りました)
※ちなみに、ワイン作りというか自分の畑についての話が始まると、情熱ほとばしってすごーく長いです。

ロッカブレッティアはDOP・Terra di Cosenza(テッラディコセンツァ)に位置していて、


地図上だとこんなカンジ。コセンツァ市から車で15分ほど、ラメッツィア空港からだと約1時間かかります。


「自分たちで畑の管理ができ、納得できる品質のワインを少量作りたい」というアレッサンドロのポリシーもあって、現在約4ヘクタールのブドウ畑しか持たない、小さな小さなワイナリーです。訪問時はちょうど選定が終わったところでした。
主なブドウ品種は以下の通り

アリアニコ (Aglianico)
マリオッコ (Magliocco)
グレコビアンコ (Greco Bianco)
バルベーラ (Barbera)
ピノ・ビアンコ (Pinot Bianco)
その他国際品種

※バルベーラは主にピエモンテ州など北部イタリアで生産されているブドウ品種。ピノ・ビアンコはフリウリやロンバルディアなどが主な生産地で、こちらも「北のブドウだな」といった品種です。


小規模に初めて、やっと3年目に突入。
小さいながらもブドウ生産・収穫・ワイン作り・ボトリングと、すべての作業を自社内で行える施設を備えています。
海抜約500mほどの急峻な崖に作られた段々畑。崖の下には夏でも枯れることの無い川があって、日暮れと共に川から上って来る冷たい空気で一気に一帯の気温が下がります。
温暖なイメージのカラブリア州ですが、ここでは一番寒い時期には雪が降ることもある、そんな土地柄。
訪問時、2020年新登場のマリオッコ100%のリセルバ(Riserva)は鋭意ボトリング中でしたが、リセルバ以外の商品ラインナップがこちら。
赤3本は単一品種のみで作られ、カラブリア州産ワインらしい力強さが自慢です。

すっきりシンプルなデザインのラベルは、コセンツァ市のシンボル・スヴェ-ボ城の形状をデフォルメしたロゴとざらっとした紙を使った物。なんでもアレッサンドロ氏の肝いりで作られたものらしいですよ。

試飲会用の建物も準備中で、春には畑を眺めながらの試飲も可能になる予定。
将来的にはブドウ畑とワイン作りを中心に置き、宿泊もできるサービスも提供したいと意欲的な挑戦が続いています。

 

ROCCA BRETTIA/ロッカブレッティア (
Contrada Verzano snc, Frazione Donnici Inferiore, Cosenza
※コセンツァ方面から車で15分ほど。脇道に入るところに看板が出ています。


 

カラブリア州より、明けましておめでとうございます。

クリスマス飾りを1月6日まで出しておくイタリア。
年末年始は日本のお正月とミックスカルチャーなデコレーションな在伊日本人家庭も多いのではないでしょうか。

カラブリア州では年末に大量の雪が降り、コセンツァ市の裏山・シラ国立公園内のスキー場もオープンしました。

州内スキー場についてはこちらをどうぞ

6月にはVol.34のカラブリア特集で紹介された生産者やマンマを回る欲張りな旅・「第12弾 編集長マッシモと行く 輝くカラブリア、地元密着の旅9日間」が企画されておりますよ。(詳細はこちら

イタリア半島南端の州・カラブリアより、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

澤井 英里 拝

揚げ物大好き&自家製はちみつたっぷりな、カラブリア州コゼンツァ市のクリスマス郷土菓子。

去年もご紹介した()カラブリア州北部・コゼンツァ県コゼンツァ市のクリスマス郷土菓子。
私が住むコゼンツァ市(Cosenza)では、はちみつたっぷりな伝統菓子を大量に作り、クリスマス期間中にゆっくり消費します。

今年は昨年から始めた養蜂の成果・自家製ハチミツで作るクリスマス菓子とあって気合も変に入っておりまして、そんな南伊の片隅のクリスマス菓子事情などを鼻息荒く、字数相当オーバーな勢いでお伝えします。結果、2600字超になっちゃっております。スイマセン・・


まずは購入する物からご紹介しましょう。
北イタリアの郷土菓子的存在、パネットーネとパンドーロは大量に購入します。あ、日本でも大人気のシチリアのメーカーさんのも見えますね。

クリスマス用、大みそか用、××さん達を招待した日用、××さん家にお邪魔するときお土産用などと用途ごとに購入していくんですが、お会計の際にひっくり返るような額になるのも毎年のことです(笑


さらに、カラブリア州南部・レッジョカラブリア県のクリスマス郷土菓子であるトローネも忘れず購入します。

ローストしたアーモンドを使ったよくあるトローネは自家製するんですが、レッジョカラブリアのトローネは海峡を挟んでお隣のシチリアの影響を強く受けていて、カラブリア州内でも異質の存在。すっごくアラブな雰囲気で素敵に美味なんです(笑

カラメルで閉じ込めたアーモンドをさらにチョコレートコーティングしたり、スパイスで包み込んだリッチバージョンが我が家のお気に入りです。


今年は乾燥いちじくも購入しました。こちら、コゼンツァ県のDOP食材・ドッタート種です。

こちらも本来は自家製する物なのですが。。。夏から秋にかけて忙しくて作っていられなかったんですよね。。。大失敗。。

乾燥イチジクはクリスマス時期に常に食卓に出して置くもの、というのが義母の教え。
クリスマスの挨拶にいらっしゃる方やお茶の時間におススメする定番アイテムで、相当地味な食材なんですが、これが無いとクリスマスの雰囲気が出ないこの時期ならではの重要食材だったりします。

それでは、ここからどこかで見たことがあるような気もするかもしれない、自家製するお菓子たち~
こちら、Ciccitieddri(チチティェッドゥリ)。ひよこ豆大の大きさの簡単な生地を揚げてハチミツを絡めるお菓子です、ナポリのStruffoli(ストゥルッフォリ)由来のお菓子で、一粒食べ始めると永久に食べ続けちゃう危険な仔。

ちなみにこのお菓子にこの名前を使うのは、コゼンツァ県コゼンツァ市とその周辺だけですのでご注意ください。
他地域だとチチェラータの方が通じやすいんですが、The・方言の呼び方ってなんだか愛着が150%増しになって好きです♡


一見良くわからない形状をしているこちらがScalilli(スカリッリ)。アニス入りの生地を揚げて、こちらは贅沢に砂糖たっぷりのアイシングです。

野生のアニスは黄金よりも単価が高い超高級スパイス。コゼンツァ市の裏山・シラ国立公園内に自生している場所があって、アニスハンターによって収穫されています。
アニスを手に入れることが出来、高価だった砂糖を使うことが出来た、リッチ階級の家庭に伝わる伝統菓子で、こちらも州内で場所が変わると名前が同じながらも形状が変わるお菓子です。
コゼンツァ市のはサクサク生地なんだけれど、一般的なのはパン生地を揚げたもの、かな。

アニスハンター。名前がダサいけど、本当にお仕事にされている方たちがいるんですよ。。。


こちらはモスカートを入れた生地をニョッキ状に成型し揚げてハチミツ掛けするTrudiddri(トゥルディッドゥリ)。イタリア語だとTrudilli(トゥルディッリ)ですね。

本来は栗のハチミツを使うのでかなーり黒い仕上がりになります。日本のかりんとうみたいなお菓子で、モスカートとハチミツの質が出来上がりを左右します。

 

この他、ナッツたっぷりのカカオ&チョコクリームを半月状の生地で閉じ込めたChinuliddri(キヌリッドゥリ)も作ります。Chinuliddri(キヌリッドゥリ)については、去年の記事()をどうぞ。

そして・・コゼンツァ市民に絶対欠かせないのがこちら!

 


Pitta ‘mpigliata(ピッタンピリャータ)です。
たいへん日持ちがするので、大きさや形状を変えてたくさん作ります。
シラ国立公園内のサンジョバンニフィオーレ村が元祖で、シラ国立公園域一帯で色々な形状で作られていますが、
  • はちみつたっぷり
  • ナッツ類たっぷり
  • スパイスたっぷり
というのは不変のルール。くれぐれもカラブリア州カタンツァーロ県のピッタンキューザ(Pitta nchiusa)と混同しないでね♡

ってこれ、去年も言ってる(笑

さらにさらに、


デコレーションが楽しいMostacciolli(モスタチョッリ)。
コゼンツァ県内の山間部に行くと、未婚の女性にデコレーション方法を伝授するお教室やデコレーションの美しさを競う会なども開催されている伝統菓子です。

豊かになった現代では色々なキラキラデコレーションが可能ですが、つい最近までは生地だけを使っていかに美しく装飾を施すか、が腕の見せ所だったお菓子。
生地を作るのも実は大変なんですが、教会への奉納菓子に使う村もあるお菓子です。

ま、このあたりを数日かけてだだーっと作りまして。
ついでに番外編で、


揚げドーナツのようなこちらのcuddrurieddru(カタカナ表記は難しいんですが、強いて言うならクッドルゥルリェデドゥ。書いている本人もはやナゾ)も作ります。

コゼンツァ県内ではCrustoli(クルストゥリ)って言えばまず間違いなく通じます。イタリア語ではCiambella calabrese(チャンベッラカラブレーゼ)。
マンマのレシピvol115()でもご紹介したこちらの揚げドーナツは、いわゆる「イブ=大切な祭日の前日」に食べるものです。

さんざんクリスマス用のお菓子作っているのに、大切な日の前日には絶対作り、仕事場に持って行ったり、振る舞い菓子にも使うし、砂糖バージョン・シンプルバージョン両方作るべき日っていうのもあります。
コゼンツァ人、揚げ物好きすぎでしょ。。
この時期は露店もいっぱい出て、旅行者でも気軽に楽しめますよ♪

さて。今年もいよいよクリスマスシーズン到来。
皆さま、素敵なクリスマスシーズンをお迎えください。

 

カラブリア州でチーズ工房見学するなら、やっぱり「カラブリア州らしい」チーズ工房がお勧め。お勧めの理由と工房の様子

州内の約7割が山岳地帯のカラブリア州では体の大きな牛の飼育が難しく、伝統的に牛の飼育をしていた地域はごく限られています。
そんな限られた地域の一つ、コセンツァ県内のシラ国立公園。古代種・ポドリカ牛*の飼育でも有名な地域です。


シラ国立公園域のチーズといったら、DOP食材でもあるシラのカッチョカバッロ(Caciocavallo Silano)。ポドリカ牛のお乳100%の物も生産されていて、チーズ工房もあちこちにあります。
そんな中でおススメのチーズ工房は、
近代化って何? なThe・家内工業っぷりが素晴らしい小さな小さな工房。
ちなみに、ただ今凝固の様子を目視で見極めている所。これ、間違えると本日の生乳をすべて廃棄することになる大変重要な作業なんですが・・。見ている方がドキドキする(笑
機械に頼らず経験がすべての世界です。

カラブリア州内にはもちろんこんな近代的な工房(工場?)もあるし、どちらかと言うとこのような規模の近代的な施設が増えているけれど、せっかくカラブリア州を訪問されるなら、なんというか。。。「カラブリアらしい」「まだ残ってる」的な工房をお勧めしたいなーと思います。

実は、地元では家内工業的に作られたチーズの方が(若干高価ですが)評価が高いです。
なぜなら、カラブリア州ではまだ「人の手で作られたもの」が評価されるから。
シーズンや気象条件によって生乳の品質も若干異なるのでチーズの味も一定にならず、この味の「揺れ」も評価されます。
一年を通して一定な味は自然じゃない。そんな感覚で生活できるって逆に贅沢だなーと私は思います。

そして、あちこちゆるーく生活しているこんなカラブリアの姿を見て頂きたいな、と思うわけです。
この辺りでは、チーズ作りは女性の仕事。この工房でも伝統通りに女性たちが工房内を取り仕切っています。
搾りたての生乳を温めて、凝固剤(自然の物です)を入れて。チーズ作りは力仕事。
工房見学に行くと、生乳を温めるところからすべての行程を見学できます。
そして・・

あ。モッツアレラ作ってくれてる♡

工房見学では、モッツアレラ、リコッタなど出来立てチーズの試食もさせてもらえます。出来立てで熱々のリコッタチーズはココでないと食べることが出来ない贅沢品ですよ。

条件が整っている日なら、放牧中の牛さんの様子も見学できます。
シラ国立公園内では放牧が基本。乳牛は夜に牛舎に戻るし、寒さに弱いので冬期は完全に牛舎に入りますが、強靭な古代種・ポドリカ牛は基本的に完全放牧です。(お産を控えているなど管理が必要な牛は、冬期だけ牛舎へ。)
そんな牛さんたちの生育の状況も見ることが出来ると「チーズができる工程をいただく」よりも、もっと食材に対して愛着がわくと言うか理解が深まると言うか。

ポドリカ牛100%のカッチョカバッロは春~初夏までがシーズン。この時期なら一般的な乳牛のカッチョカバッロと食べ比べもできるかも!?


※ポドリカ牛:中央アジア原産と言われる古代種。古代ローマ時代にはすでにカラブリア州~アブルッツォ州辺りで飼育されていた。
四角く灰色の大きな体に角があり、人間に慣れず、狭いところも苦手なフリーダムを愛する性格。
肉牛でもあり乳牛でもあるオールマイティーさん。年中外を歩いているため、赤身がちのお肉は地元で大変珍重されている。
コセンツァで極上牛肉と言ったらポドリカ>>神戸です。

 

 

 

イタリア旅の醍醐味中の醍醐味? メッシーナ海峡を渡る!

イタリア半島最南端のカラブリア州。目の前は麗しのシチリアです。カラブリアとシチリアを隔てるのがメッシーナ海峡で、ここをフェリーが往来し両州を繋いでいます。

日暮れ時は特に綺麗。
電車移動の際の情報についてはだいぶネット上に見かけるので、本日は車で海峡を渡る様子をダイジェストでお伝えしますよ。ちなみに徒歩や自転車で海峡を渡る場合も同様です。

サレルノ以南は高速料金無料!
旅人にひたすら優しい高速を利用し、カラブリア州をどどーんと南下します。
フェリーの乗船券はフェリー乗り場周辺でも購入できますが、窓口購入は混雑しがち。なので、途中のサービスエリアで購入しておくのが良いでしょう。お値段もちょっとお得になります。片道券・当日往復券・3日券など色々種類があるので、旅程に合わせて購入してください。フェリーを往復利用の際は、帰路も使うので旅行中に無くさないように~‼

ガラスが汚いのはご愛敬です・・
レッジョカラブリアのちょっと手前のヴィッラサンジョバンニ(Villa San Giovanni)が出口です。レッジョまで行っちゃうと行きすぎ! ご注意くださいね。
ま、ヴィッラサンジョバンニ出口のだいぶ前から高速の看板に「Port(港)」と大きく標識が出るのでまず間違えません。
高速を出た後も、ひたすら「Port」の表示に従って走行すればOKです。

一般道の港までの道筋で、少しわかり難いのがレッジョカラブリア駅周辺。
今はナビも精度が上がっているので、高速下りるぐらいからナビを付けておくと安心です。ちなみに港までの道は、駅正面までぐーっと下り、駅の右側に抜けていきます。左に行っちゃだめよ。
※道路標識もしっかりしたものに交換が進みつつあります。

メッシーナ行きのゲートをくぐれば、いよいよフェリー乗り場。乗船直前に係員がチケットのバーコードを読み取って確認します。それでは、乗船~

メッシーナ海峡を航行するカーフェリーには何種類かあって、漁船(?)な小さ目な船から、船体内部が3階建てぐらいの駐車場になっている大型船までさまざま。

一番多いのが漁船っぽい小さ目な船です。小さいながらも休憩室もしっかり完備し、バーも常設しているので不便は無いのですが・・駐車スペースの大部分に屋根が無いので、駐車場所によっては車内がもの凄い暑さになることも。
さらにデッキまでの階段が混むので、駐車次第デッキに上がってしまいましょう。

運が良いと大型船に当たる事もあります♪ 今回の旅では帰路が大型船でした。子供用の遊戯施設など+αな設備を備え、駐車場もなんだかカッコいいんですよね。
シチリアからの帰路なので・・車内のオヤツやお土産用のシチリアの旨い物がフロントに並んでおります(笑
やっぱりシチリア出発直前にアランチーニとカンノーロは買っておきたい。。

ちなみに、船内は犬や猫も歩かせてOKです。ただし、リードの着用と口輪の装着を求められます。

口輪!とびっくりしますが、実際のところは口輪は持っていればOKで、余程のことが無い限りは装着を求められません。
ただ、フェリーやゴンドラなど一般の方と閉鎖空間に犬がいる場合は口輪の着用もしくは携帯を求められることが多いイタリア。犬と旅行する際はソフトタイプの口輪を持っていると便利ですよ。
我が家のワンコも、そよそよと海風に吹かれておりましたw

約30分の海峡越え。船内のバーでアランチーニを食べたり、

往来するフェリーや遠くの漁船を眺めながらゆったりと過ごしているともうシチリア! どうぞ良い旅を!

まもなく新装オープン。レッジョカラブリア中央駅

カラブリア州の南の端・レッジョカラブリア。ローマから南下するシチリア行はレッジョカラブリアの1つ手前の駅からフェリーに乗り込みますが、イタリア半島の鉄道駅最南端はレッジョカラブリア中央駅という事になっています。

カラブリア州最南端の始点で終点なこの駅、例のごとく(笑)工期よりずーっと長い事かかっていた改修工事がやっと終わりつつありますよ。

南伊の割りに旅行者にも優しい設計となっている、レッジョカラブリア駅の最新状況をお伝えします。

薄暗かった構内は少しモダンな雰囲気に。電光掲示板も見やすいフォントになっていたり、少し改良が加えられていました。

館内放送もイタリア語と英語。係員も日中は英語ができる人が待機しているそうです。

そして・・

エレベーターがちゃんと稼働しております!

エレベーターホールへの入り口に分厚いシャッターがあるのが「いかにも」ですが、死角が出来ないような配置で監視カメラもついていて安心して使えそう♪ (それでも夜間などは十分ご注意ください)

さらに・・

ホームを繋ぐ地下通路には、そろそろ稼働を始める電光掲示板がスタンバイしていました!

うわー。カラブリアが一気に近代化だー! と地味に感動するところですよ、ここは(笑

車内からパチリ。

地下通路~ホームもエレベーター完備となりました。カラブリア州内の特急停車駅の中で最も早い設置です。さすがかつての州都級重要度を誇ったレッジョカラブリア。。

スーツケースを持ち運ぶ旅行者に優しい設計となり、英語などのサービスも充実。州の東側を回る単線も少しサービスを向上させる予定があるようで、電車での旅も少し便利になってきたようです、カラブリア州♪

ところで。

レッジョカラブリア駅は始点で終点。なので、レッジョカラブリア駅発の電車に遅延はほとんどありません。時間ぴったりに出発する、この気持ち良さ♡

電車内はまだUSB充電に対応していないので、しっかりプラグ持って乗り込むのがGoodです。

レッジョカラブリアからナポリ・ローマ方面に北上する際は進行方向向かって左側が良い席。ティレニア海を眺めるスポットもあちこちにありますよ。

良い旅を!

ある日、森の中で牛さんに出会ったら。~ドライブ中の牛との遭遇。対処法~

 

車を借りてイタリアの田舎を旅行する方にお馴染みなのが「ヤギ・ひつじ渋滞」。牧童に連れられ、道路を横断したり、道路わきを歩くヤギやひつじさんを見かけることはまだ珍しくありません。

のんびりしていて「これぞイタリアの田舎!」な光景ですね。

カラブリア州でも街から出たとたんにヤギ・ひつじ渋滞が発生することもありますが、特にコセンツァ県のシラ国立公園やポッリーノ国立公園内では公道で牛に遭遇するケースもあります。

しかも、牧童が同行していない完全放牧。つまり、牛さんが勝手にウロウロしているところに遭遇することもあるんです。(稀に馬に乗った牧童が同行していることもあります)

どう見ても牛の群れ。びっくりするけど、カラブリアでは2019年でもこんな光景が繰り広げられています。
実は、彼らは「いつもの道」を行ったり来たりしているだけ。群れのボス(一番年上の牝牛)が群れを引き連れ、その時期の美味しい草のある場所・水場・ねぐらを行ったり来たりしています。

彼らにとっては、いつも道に今日はなんだか車がいるぞっていう認識らしいですが、問題はその巨体。

特にシラ国立公園内には「ポドリカ牛」という古代品種の牛が多く飼育され、体の大きなポドリカさんは角も立派。性格が荒い個体も多く、特に子牛を連れたグループは比較的簡単に「お怒りモード」に入ると言われています。
公道で牛に出会ったらまず心掛けたいのは、むやみに刺激しないこと。

特に大きな角を持つポドリカは、その気になれば大きなトラックでも簡単にひっくり返せる力があります。(しかもスイッチが入りやすい難儀な性格💦)

牛の近くでクラクションを鳴らしたり、大きな声を出すのは厳禁。間違っても窓を開けて牛を触ろうとしたり、「きゃー!可愛いー♡」などと大きな声を出さないようにご注意を。牛さんがびっくりしちゃいます。

牛さん達はいつもの道を行きたいだけ。見慣れない車に驚いて警戒しているだけで、危険が無いと判断すればそのまま通り過ぎて行ってくれます。なので、彼らとすれ違う際は静かに超徐行、もしくは彼らが通り過ぎるまで停車が正解です。

一本道で牛が通せんぼしていて全く動く気配が無かったら。最悪、引き返すぐらいの気持ちの余裕を持っていないと危険です。
基本的に優しい生き物ですが、その気になれば車程度はひとたまりもない相手だっていう事をくれぐれもお忘れなく。

草原に駐車して近くを散策して帰ったら、車が牛さんに囲まれていることもあります(笑
牛は臆病な動物なので、人影を見ると離れます。なので、こんな時はゆっくり車に近づくのが正解。
草を食むのに一生懸命で人影に気が付かないうっかりさんも稀にいますが、「人がいますよー」的なアピールを静かにすると大抵移動してくれます。

放牧されている牛にはカウベルが付いていることが普通です。遠くに聞こえていたカウベルが近づいてきたら、ご用心を。
牛に遭遇したら慌てず・騒がず。時間の許す限り彼らのペースで行動することをお勧めします。
道端で牛に遭遇、というのも楽しい経験ですけれど、ね。

農家さんの朝採れ野菜直売。路上マーケットのススメ。

カラブリア州に限らず、幹線道路沿いや幹線道路から一本奥に入った道などで大き目のパラソルが出ていることがあります。

車でイタリアを旅行したことがある方には比較的なじみのある光景かと思いますが・・こちらのパラソル、地域の農家さんが自家製野菜を直売しているお店で、朝採れのお野菜や自家製の加工品(トマトソース・オリーブオイルなど)を安価に購入することが出来るので地元で人気があります。

往来から一本入った道沿いの並ぶパラソルはこんなカンジ。こんなところ人が通るの?ってくらいに往来が少ない道ですが、不自然に駐車している車が多いですね(笑

こちら、ラメッツィアテルメ空港にほど近い場所の私の行きつけの路上マーケットの一つで、平日の朝だけパラソルが並びます。

農家の奥さんたちが朝採れたばかりの野菜を直売していて、野菜が新鮮なのはもちろん、超安価。激安価格&値段交渉に応じちゃうよ!な太っ腹さが人気で、お昼前には野菜も完売してしまうため「朝だけ営業」なパラソルさんが多い模様。

カラブリア州は春玉ねぎの季節。州特産のトロペアの赤玉ねぎも新玉が並びます。

もちろん採れたて♡

この他に、パラソルの主が収穫してきた野生のアスパラ、今年は異常気象で収穫が遅れているそら豆(イタリア語でファーベ/Fave)、菜っ葉類などがありました。

もちろんトマトやナスなどの夏野菜はまだありません。並ぶ野菜が少ないのも、いかにも「ウチで作ってます!」な印象で、本来、野菜って旬を追うものだよな。。と考えさせられますね。

という訳で、この日の戦利品の1番はトロペアの赤玉ねぎ。

18個で3ユーロという、激安価格でございました。葉付きの新玉が500円弱。価格設定がおかしいカラブリア州にようこそ♪ですね(笑

 

幹線道路沿いの路上マーケットは、どうしても幹線道路を通る観光客や外から来る人向けの販売になるので、少しだけお値段が上がったりするようですが、それでもスーパーなどで購入するよりもずっと新鮮・安価に美味しい野菜が手に入ります。

基本的にイタリア語しか通じないのが残念ですが、英語圏やドイツ語圏から来る方たちは、意外とジェスチャーでなんとかお買い物をされています。

少し余裕があったらぜひ往来から一本入った道沿いで、ひっそりと営業中の路上マーケットも探してみてくださいね。

 

※おおよそ、4月下旬~11月ごろまで路上マーケットが出ます。基本的に現金払いのみに対応。写真を撮られるのを嫌がる人が多いので、人の写真を撮る際は必ず確認してください。(野菜などの写真はOKのことが多いです)

起源はシルクロードのキャラバン隊によるバザール。コセンツァ市の春のお祭り・フィエラ ディ サンジュゼッペ

コセンツァ市に古くから伝わる春のお祭り・フィエラ ディ サンジュゼッペ(Fiera di san Giuseppe)。記録に残るだけでも700年以上の歴史を誇る、コセンツァ市最古かつ現存する唯一の季節を祝う祭りです。

何百年も前からシルクロードを経て到達したキャラバン隊が持ち込む荷物、つまり東側の陶器・織物・食品などを取引していた市場をフェデリコⅡ(フリードリヒ2世)が整備したのが1241年。春を祝う土着のお祭りと、キャラバン隊到着によるお祭り騒ぎを合わせて1つのフィエラとしたのではないか、と言われています。
現在でもキャラバン隊が開いていた市場の名残が強く、食器・家具・絨毯などを取り扱う店が多い、ちょっと変わったフィエラになります。特にキッチン用品は激安。メーカー物でさえも「なんでこの値段?」っていう激安価格でたたき売り。

見ているだけでも楽しい食器などの「伝統的な」出店に加え、ストリートフード、季節の野菜、植木屋さんも多く並びます。食いしん坊が多いカラブリアなので、一番充実しているのはストリートフード。イタリア各州からやって来る屋台も深夜まで大賑わいです。
3月も中旬になれば本格的な春のカラブリア州。お祭り期間中に家を飾る花を探す人も多く、「今度のフィエラであれを買おう!」と思っていたコセンツァ市と界隈の町からのとてつもない人出で賑わう数日間となります。ちなみに期間中、公立校は休校です(笑。

あまりにも日常的な物過ぎて、逆に普段はなかなか見ることのできないカラブリア州の伝統的な陶器や道具を扱うお店もたくさん出ます。
暖炉で豆を煮込む際に使う壺、塩やラードを使う保存食つくりに欠かせない容器などを扱う出店がこれだけ並ぶのはカラブリアでも唯一このお祭りだけ。
古い道具などは修理できる人も減っているので、お祭り期間中に売り子さんに自分の道具のお手入れをお願いすることも。
移動遊園地もやってきて、街中がうきうきとした気分で春を迎える節目のお祭り・フィエラ ディ サンジュゼッペ。今年もいよいよ始まります。

 

フィエラ ディ サンジュゼッペ(コセンツァ)2019

陶器類と植木のお店:3月10日~19日

その他のお店:3月15日~19日