ヴァッレ・ダオスタ  ズッパ・アッラ・ヴァルペリネンツェ

‘食’ カテゴリーのアーカイブ

ヴァッレ・ダオスタ  ズッパ・アッラ・ヴァルペリネンツェ

2012年5月17日 木曜日

ヴァレ・ダオスタでいちばん気に入った料理。

それは、Zuppa alla valpellinentze(ズッパ・アッラ・ヴァルペリネンツェ) だ。

本誌p32でも少し紹介している。

チリメンキャベツをくたくたに煮てから、硬くなったパン、フォンティーナを重ねて、

ブロードを入れ、オーブンで約25分。

分かりやすく言えば、オニオングラタンスープのキャベツ版。

そして、食べる直前にアツアツの溶かしバターをかける。

ジュワと音がして、食欲をそそる香りがひろがる。

そのアツアツをフーフーしながら食べると、キャベツの甘みと、

濃厚なフォンティーナの味が見事に絡み合い、思わずにっこりする。

取材中は同じようなズッパをよく食べた。

寒い冬には体を温めてくれるひと品として、ここに住む人の日常食となっているのだろう。

本当に美味しかった。

ただ、ひとつ付け加えれば、大変高カロリーであることは言わずもがなである。

胃袋と内臓脂肪などが気になる方は、少々控えめにしたほうがいいかもしれない。

ちょっと危険な誘惑の味である。

 

Hiroaki Matsumoto

 

 

 

マルケで食べたおいしいもの

2012年1月15日 日曜日

あまりにもブログを更新していないで、
ほんとうにすみません。;

現在、マルケ特集制作の佳境に入っております。
そんな中で色々と写真を見返すと、
思い出すだけで、今すぐ食べたくなるものがあります。
そのひとつ。
チャウスコロを挟んだパニーノ。
シンプルだけど、おいしい。
こういうの日本で食べたいな。

写真:萬田康文

リグーリア州 レッコへの旅

2011年8月31日 水曜日

31日からの取材の前に2日間だけ前のりした。

ほんとうはもう少し時間が欲しかったけれど、そうもいかず、それでも2日間ひとり旅を楽しむ。

vol.1の取材以来ずっと再訪したいと思っていた、リグーリア州のレッコ。

vol.1をお持ちの方は記憶にあると思うが、あのピッツァみたいなチーズの入ったフォカッチャを、

どうしてももう一度食べたかった。

ミラノに滞在し、レッコまで電車で往復する。

片道約2時間半~3時間。ちょっとした旅だ。

『イタリア好き』が降りた最初の地。GENOVA P P駅。

ここからローカル線に乗り換える。

車窓からーリアの海が見え、気持ちが昂る。

11:10にMILANOを出て、RECCOに着いたのは、14:10頃。

そこからタクシーで5分。

「VITTURIN1860」オーナー(中央)のジャンバッティスティさんは、

ちゃんと覚えていてくれました。

もちろん注文はこれ、FOCACCIA di RECCO。

とろけるチーズ、ストラッキーノチーズがたまらない。

記憶通りの味に感激。

がっつり一枚いただきました^^

もうPORCINI(左)もありました。右はOVOLIというキノコ。

丸くて、木の皮みたいなものに覆われている。

OVOLIをサラダで勧められ、たっぷりのPARMIGIANOと、

タジャスカ種のOLIO D’OLIVAで食べる。

正直キノコはソテーか、グリルのほうがよかったかなと感じたが、

タジャスカ種のOLIO D’OLIVAはやっぱり最高。

香りも、味もバランス良く、この後、グリルした魚も食べたが、相性バッチリ。

OLIO D’OLIVAの良さを再認識。

デザートは自前の庭で採れたFICO。

完熟した小さめの実は、皮もするっと剥けて、実はとても甘く、口中でトロける。

こうやって果物を丸ごと食べて、季節を感じること、やっぱりいい。

そんなFICOの美味しい食べ方と教えてくれたのは、

グリッシーニと一緒に食べるのだと。

柔らかい食感と、カリカリの食感。甘い味と塩味。

混ざり合って、これがなかなか面白い。

でも、日本でやってもきっとダメだから、良い子は真似しないように。

奥さんと息子さん、マッシモを気にいってくれた。

海が目の前の、友人のお店にも行く。

彼のほうがフォカッチャ作りは先輩らしい。

ここでは揚げたフォカッチャをいただく。

かなりお腹はいっぱいだったけど、せっかくの好意だから。

海とビールとフォカッチャと。いい午後だ。

スタンドには地元の若者や、住人が次々に買いにくる。

海岸は、家族連れや地元の人たちでまだまだ賑わう。

トランプを楽しむ大人のテーブルが、何か所もあった。

滞在時間4時間とちょっと。充実した楽しい時間だった。

9月7日と8日にイタリアで一番の花火大会があるから来いと言われたが、

残念ながら今回は無理なので、来年来ることを約束して別れた。

帰路、人身事故による影響で、6:18にRECCOを出て、MILANOに着いたのは23:30。

さすがに疲れた。

まあ、これも旅の楽しみかな?

短いリグーリアの旅だったけtど、やっぱりリグーリアはいいところ。

1泊すればよかった。

フォカッチャ デ レッコ

2010年4月23日 金曜日

リグーリア取材で一番の記憶に残っているのが、レッコで食べたフォカッチャ。

フォカッチャと言えば、日本でもおなじみの、厚焼きパンみないたものを想像する。

でも、このレッコのフォカッチャは違う。

薄く伸ばした生地に、ストラッキーノチーズというフレッシュで濃厚なチーズをたっぷりのせ、

その上にそれを覆うように、もう一枚薄く伸ばした生地をかぶせて、焼く。

こんがりと焼き色がつき、中のチーズが溶けたところをいただく。

まあ、今まで食べたことのない味。

ピザとも、フォカッチャとも違う。まさに”フォカッチャ デ レッコ”である。

このチーズだけで食べてももちろん美味しい。

オリーブオイルをかけてワインと一緒に食べれば、この上ない幸せ。

これで6人前くらい。

見た目はザツな感じではありますが… 焼き上がりには問題なし。

ベテランカメリエーレのサービスも気持ちいい。

ほんのり焦げ具合とチーズがマッチ!

ストラッキーノチーズ。フレッシュで濃厚な味わいがやみつきに。

■VITTURIN1860  (ヴィットゥリン1860)

レッコにある老舗の名店

photo:Yasufumi Manda