イタリア好きVol.3:ウンブリア特集

‘ウンブリア州’ カテゴリーのアーカイブ

イタリア好きVol.3:ウンブリア特集

2011年12月13日 火曜日

ウンブリア州Vol.3秋号

『イタリア好き』第3号は
ウンブリア州特集。

イタリア中部のウンブリア州。
周りをトスカーナ州、ラツィオ州、マルケ州に囲まれ、海岸線を持たない。緑豊かで、中世の面影を残す小さな町も多く存在する、とても情緒ある味わいのある州。
季節は、夏も終わり秋の初め。まだひまわり畑はほんのりと黄色が残り。頭を下げたヒマワリのその隣では、収穫を今かと待つブドウがたわわに実っている。あと1週間もすると収穫だ。
マッキエの森に着くと、待っていたファウストは、ジープからトリュフ犬を下し、ドンドンと森の中へ入って行った。すぐさま名犬はトリュフを見つけた。でもファウストは少し不満そうだ。そう、だってもうサマートリュフも終わりの季節。本当ならもっと大きな香り高いトリュフを見せたかったから。それでも楽しそうに狩りを続ける。
フィリップさんは、自然で育った豚を使って、その独自の配合でとびきりのサルシッチャを作る。薪ストーブで焼いて食べる。したたる肉汁と、そのうま味は他では味わえない手作りの味。
ピエールマリーニは、忙しい人気店のシェフなのに、時間をかけて丁寧に料理の説明をしてくれる。勤め人から40歳にして料理の世界に入った遅咲きのシェフ。彼の信条は母の教え、人を尊ぶ気持ちを忘れないこと。それが彼の料理やお店には随所にあらわれていた。
標高1500mの高原で、全て手作りでペコリーノを作り続けるサンドラ夫婦、一年中ほとんど休むことなく毎日チーズを作り続ける。毎朝摂れる羊乳で作られるペコリーノは、息の合った夫婦が作りだす、機会作りでは決して味わうことのできないまろやかでやさしい味。
80歳の長男を筆頭に4人兄弟の夫婦がひとつ屋根の下で暮らしながら、キアニーナ牛をエサから全て自分たちで手掛け飼育している。「我々が死んだらもうこの牧場もだれも後は継ぐ人はいない」と。でも、イキイキとして牛の世話をする。
ウンバルトは本当に心温まる人だ。その笑顔、気遣い、ちょつとした振舞い、彼が案内してくれたから、グッビオがとても好きになった。
ウンブリアに特別なことは何もない。自然の持つ力と、それを信じる人、歴史や伝統を重んじ、それで、好奇心と探究心を忘れない。純粋でいて、真剣。そんなウンブリを一番表現していたのは、ジュリオだった。時々お茶目な彼の熱い思いが、今回のウンブリアの旅を一層有意義なものにしてくれた。
ウンブリの真髄に触れた今回の旅、どうぞお楽しみ下さい。

 

ウンブリア州 スぺッロの小路

2011年10月27日 木曜日

『イタリア好き』vil.3では紹介できなかったウンブリア州スぺッロ。

落ち着いた素敵な町です。

小路の写真館

写真:萬田康文

『イタリア好き』オリジナルツアー説明会開催 ウンブリア州/サルデーニャ島

2011年5月18日 水曜日

『イタリア好き』で取材した場所を中心にめぐる、

オリジナルツアーの説明会を開催します。

今回は、8月27日出発のサルデーニャ島9日間と、

10月8日出発のウンブリア州9日間です。

■日:5月24日(火)

■時間:19:00~

■場所:六本木バール・デルソーレ

東京都港区六本木6-8-14 Patata六本木1F

03-3401-3521

■費用:飲食は実費(注文はご自身で好きなものをどうぞ)

■バースペースで、アペリティーボしながらの説明会です。

今すぐには旅行は行かないという方も大歓迎です。

取材時の写真を見ながら、イタリア好きがワイワイおしゃべりする、

楽しい時間を過ごせると思います。

お気軽にご参加ください。

■受付:info@italiazuki.com

★イタリア好き委員会からは、松本が出席します。

ジョルナリスタyumikoより

2011年2月6日 日曜日

こんにちは。ディレクターの板倉由未子です。

エルオンラインでウンブリアのトラベルプランをご紹介しています。

お楽しみいただけるとうれしいです。

『イタリア好き』ウンブリア州 取材日記2 マッキエの森

2010年12月12日 日曜日

ウンブリア州に入って最初に行ったのが、マッキエの森だった。

真夏のサルデーニャ島から、森の中への移動。

ウンブリア州の取材は、着いた初日からマンマと家族の取材だったので、

予定を確認した時はヘビーだなと感じていた。

が、森の中へ入ると、そんな思いと疲れは吹っ飛んだ。

ジープで待っていたファウストは、待ちくたびれた様子でジープから降りて我々を迎えてくれた。

トリュフ犬は降りるやいなや、森の中へドンドンと進んで行った。

初めて体験するトリュフ狩りだった。

まもなくすると、犬がトリュフを見つけた。感動的だった。

小さくても採れたての黒トリュフ。

ここマッキエでは、30年くらい前までは、男の人は皆キコリだったそうです。

ファウストは、いまでも森や、野生の動物、山の自然の食物と対話しながら生活している。

そして、その生活に生きがいを感じているのだろう、

我々を案内している時も、楽しそうに森を歩き、イノシシや、鹿など野生の動物を見ると、

その生態について詳しく説明してくれた。

野生のイノシシや鹿をあんなに間近に見たの始めてだったが、

イノシシも鹿も、逃げることなく、餌を食べたりしていたのは、

そこでの不文律みたいなことが成り立っていたのだろう。

やはり自然と共存するということは、大切なことだと改めて感じた。

そして、本当の豊かさとは、こういうところにあるのだろう。

きっと日本にも同じようなところがまだたくさん残っているばはずだ。

『イタリア好き』ウンブリア州 取材日記1 カステッルッチョのペコリーノ

2010年11月5日 金曜日

今回のウンブリアで、一番印象的だったのは、やはりカステッルッチョのペコリーノ。

カステッルッチョは、ウンブリアでも東側のはずれにある村です。

もうほとんどすぐ隣はマルケ州です。

取材の時は、ここへは深夜到着しました。

話によると、オオカミが見れるかもしれないと言うことだったのですが、

そんなことも忘れるくらい、夕食をお腹いっぱい食べ、ワインもたくさん飲んでいたので、

車の中で熟睡して、着いたらそのままベッドですぐに寝てしまいました。

着いた時に、とても寒かったことだけは覚えています。

翌朝、目覚めて、外を眺めると、なんとそこは雲の上でした。

<カステッルッチョの夜明け>

薄らと遠くに光が見えて、そろそろ夜明けという時間。

とても幻想的な風景が目前に広がっていました。

着替えて、ホテルの外に出ると、吐く息が白い。なんと8度。

まだ9月10日なのに…

宿のすぐ下に、ペコリーノを生産しているところがありました。

小さな小さな作業場で、夫婦二人で作っていました。

昔から使っている銅の鍋。

150リットルの羊乳をゆっくりゆっくりかき混ぜているご主人。

<ゆっくり温めていきます>

奥さんは、リコッタサーラにひとつひとつ丁寧に塩をまぶしていました。

<時間をかけて水分を抜いていきます>

そうこうするうちに夜もすっかり明けて、雲海が晴れると、そこには広い平野が広がっていました。

眼下に広がる風景は、今にも映画の撮影でも始まるかのような風景でした。

遠くには羊飼いが、羊の群れを操っています。

<雲海が晴れると現れるピアングランデ>

本誌内にも紹介されていますが、毎日その羊から搾りたての羊乳が届きます。

それを丁寧に濾してから、32度~37度くらいまで温め、

そこにレンニンという子羊の胃袋を乾燥させたものを溶かし入れて固めていきます。

これも他のところでは、薬品を使ったりします。

でも、ここではこういうものまでも、自然のものにこだわっています。

で、このレンニンの絞りかすはとっても臭いですぅ~~。

<レンニンの搾りカス。決して嗅がないでください>

約10分~15分程度そのままにしておくと、固まってきます。

それを、大きな鍋底から持ちあげて、切り分け木枠の中にいれ、

均一に力をかけて形成しながら、水分を抜いていきます。

この作業がとても大事です。ゆっくり体重をかけながら、均一に力をかける。

手作業でなくてはできない、経験を積んだ感覚。

機会作りでは絶対に出せない食感はここで決まると思います。

<きれいに形成されています>

ご主人も、奥さんも自分の方が上手だし、美味しいと言い張っていましたが…

どちらが作った方かは分かりませんが、中はしっとりと柔らかく、ミルクのほんのりした甘さがあり、

ほんとに美味しかったです。こう書いているだけでも食べたくなります。

この場所の素晴らしさと、ペコリーノの美味しさ。

ぜひ一度、カステッルッチョを訪れて欲しいものです。

<夫婦の力の結晶。絶品ペコリーノ>

マッシモ松本

『イタリア好き』vol.3 ウンブリア州特集 発行になりました!

2010年10月29日 金曜日

ご愛読いただいている皆さま。

大変お待たせしました!

本日、第3号が発行になりました。

最終的な表紙はこちらです。

手元に届いた時に、今回は特に嬉しく感じました。

制作に関わってくれた方たちにも感謝です。

ちなみに表紙の女性は、マッキエという村に1軒あるよろずや?のマンマ。

とっても働き者で、毎日休むことなく、パパと娘さんたちとお店を切り盛りしています。

大きな鉈みたいな包丁で、お肉だってバンバン切ります。

マンマの料理コーナーで自慢のトリュフパスタを披露してくれています。

その時は、写真に写ることを意識していたんでしょう、お店が終わってきちんと着替えて来てくれました。

この写真はお店で働いているときの姿。

これが表紙になっているのを本人が見たら、ええええーーって感じなんでしょうか。

でも、この表情が何ともいえない人柄を表していて、とてもいい写真だと思うのです。

週末~各お店で設置されることと思います。

読まれましたら、また感想もお寄せください。

発行人 松本

『イタリア好き』Vol.3 ウンブリア州 校了しました。

2010年10月21日 木曜日

帰国後、1カ月と少し。

昨夜、vol.3のウンブリア州の全ての編集作業が終わりました。

いやー、今回もまた最後までバタバタとしました。

この間も読者の方から、メールやお手紙をたくさんいただき、

「次号が楽しみです」と言っていただくたびに、重くのしかかるプレッシャー(笑)。

でも、いいものができたと思っています。

皆さまの手元にお届けできるのは、来週末~11月の最初の週です。

(※設置されているお店の事情により、多少配布のタイミングが異なりますことご了承ください。)

で、これが最後の最後まで表紙候補として悩んでいたもの。

残念ながら、最終的にはこれは表紙にはなりませんでした。

本当に最後の最後まで決められなかったので、ここで特別に披露します。

発行になってから、こっちの方が良かったなんてコメントはしないでくださいね。

これから少しずつウンブリア州のことを書いていこうと思いますので、

ブログもチェックしてください。

では、発行日までもうしばらくお待ちください。

校了報告でした。

発行人 松本

本日よりイタリア取材

2010年8月31日 火曜日

『イタリア好き』vol.3、vol4.の取材のため、

本日より9/16日までイタリアへ行ってきます。

次号(発行予定10/25)は予告通り、ウンブリア州の特集になります。

そしてvol.4(2011/1/25発行予定)は、サルディーニャ島の特集です。

今回は、この2州を周ってきます。

今日からは、まだ夏の余韻が残るサルディーニャ島へ。

なんとタロスの馬場シェフと一緒に周ります。

海の文化と山の文化が全く違うサルディーニャ。

初上陸となる私はかなりワクワクしております。

そして8日からは、ウンブリアです。

9月中旬からは、ブドウの収穫も始ったり、トリュフなどもそろそろということ。

食、文化、見どころ盛りだくさんのウンブリアもとても楽しみです。

ウンブリアファンも多いことと思います。

取材中、web環境が整っていなかったり、ワインの飲みすぎで夜起きてられなかったりと、

なかなかリアルタイムでアップできないのですが、

今回もできる限り取材日記を上げますので、こまめにチェックお願いします。

では、行ってきます。

松本