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【イベントレポート】集まれ、イタリア好き!マンマの料理フェスタ2016 湘南T-SITE

5月21日・22日・28日・29日の4日間、
湘南T-SITEで開催された『マンマの料理フェスタ2016』

初夏を感じる明るい陽気の中、
たくさんの『イタリア好き』の方々に囲まれて無事に開催することができました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

今回のフェスタは、来場者の皆さまに
イタリアをより近くに感じていただきたいという思いから、
“参加して楽しめる”という点を大切に企画しました。

南北イタリアから来日した2組のマンマのお料理をメインに、
イタリアのワインや食材などが並ぶメルカートでのお買い物や、
音楽や文化に触れるステージやセミナー、ワークショップ、展示など、
普段のイベントではやりきれないほどの内容を詰め込みました!

* * * *

2組のマンマ達はみんな「日本の皆さんに温かく迎えてもらえてうれしいわ!」と、
はりきって得意のお料理をふるまってくれました。
マンマ達のこだわり、知恵、そして愛情がたっぷりこもったお料理は
どれもとても美味しく、幸せな味でした!

◆5月21日(土)・22日(日) カルメラ・バリヴィさん (カンパーニア州)
カルメラさんはご主人、息子さんと来日。
トマト、塩、オリーブオイル、ニンニクのみでつくるトマトソースは、
シンプルであるにもかかわらず驚くほどの美味しさ!
これが何種類もの料理に変化し、料理に奥行きと味わい深さをもたらす様は魔法のようでした。
パスタ打ちのデモンストレーションも行ってくれて、
郷土の味を伝えたいという思いが強く伝わってきました。
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◆5月28日(土)・29日(日)
ジュゼフィーナ・フィオーリさん、パトリツィア・トルティさん、ガリボルディ・グロリアさん
(ロンバルディア州)

ワイナリーの親子ジュゼフィーナさんとパトリツィアさん、
そしてお友達のガリボルディ・グロリアさん。
とっても明るく誰にでも気さくで、笑顔が素敵な3人。
地域の特産や旬を大切にしたメニューで楽しませてくれました。
注目はボッリートに添えられたソースの一種モスタルダ。
一見甘くておいしそうなサクランボ、実はとっても辛い!でもハマってしまう人が続出!
その場にある食材を生かし、予定していたメニューになくても
あっという間に何品も作り上げてくれました!さすがマンマ!
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* * * *

マンマの他には、各分野のプロの方にも
たくさんのご協力をいただき、会場に集まっていただきました。
メルカート出展者、セミナーの講師、アーティストの方など、
プロの皆さんそれぞれが抱く、イタリアへの思いやこだわりは、
来場者の皆さまに新たな発見や感動として伝わったのではないでしょうか?

◆メルカート
お互いの顔が見えるお買い物、わくわくしました!
キリッと冷えたモレッティビールやジェラートは暑さもあって人気でした!
旬を迎えたイタリア野菜や地元の野菜、イタリア各地のワインやオリーブオイル、
パスタやチーズなどはお土産にもぴったり。
美味しい頂き方や豆知識なども教えてもらえて面白かったです。
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◆ステージ
1番人気のマンマと長本和子さんとの料理トークショーをはじめ、
イタリア文化会館フラビオ先生のイタリア語セミナー、
イタリアから来日したワイン生産者フェウディ氏によるワインの話、
バリスタ横山千尋さんのカフェの話、
イタリア好きの師匠である篠利幸さんの街歩きの話、
さらにはカンツォーネ・ナポレターナ歌手の青木純さんや、
テノール歌手三浦幸未知さんのミニコンサートまで。
バラエティに富んだ内容となりました。
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◆セミナー・ワークショップ
池田由美子さんによるイタリア陶器絵付けワークショップは、
お子様から大人の方までお楽しみいただきました。
大石知子さんのオリーブオイルソムリエセミナーは、
テイスティングをしながら知子さんの笑顔とともに和やかに。
イタリア好きカメラマン萬田康文さんのカメラワークショップでは
フェスタ会場を回りながらとっても丁寧に教えてくれました。
ワインソムリエ内藤和雄さんのセミナーには
ワイン生産者であるロンバルディアのマンマも参加。
会話を楽しみながらじっくりとそれぞれのテーマに触れることができた時間でした。
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* * * *

調理や運営にあたっては、ボランティアの方々の力もなくてはなりません!
週一しかないお仕事のお休みを利用して参加してくださった方、
得意なイタリア語でマンマとお話ししながら楽しんでくださった方などなど、
暑さに負けず、笑顔で元気にサポートしていただきました。
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* * * *

そして地元の方はもちろん、遠く関西方面の方や、期間中何度もお越しいただいた方・・・
大勢のお客様に足を運んでいただきました。
直接お話をさせていただいたり、楽しそうに過ごされている姿を見ることができ、
スタッフ一同「やっぱりやって良かったな~!!」という気持ちです!
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* * * *


『イタリア好き』というキーワードでたくさんの方々が笑顔でつながれたことが
私たちにとってなによりも嬉しいことでした。
4日間どうもありがとうございます。



最後に。
私たちが本誌の取材や、マンマの料理フェスタの実施を通して感じるのは、
イタリアの人々が日常の中にある大切なものと共に、日々を楽しく豊かに生きているということ。

自分たちが暮らす土地、そこで育まれてきた食の在り方、
仕事への誇りや情熱、家族や仲間への愛情・・・・・

ありのままを認めて、前向きに生きる彼らの姿勢から、
私たちも自分自身を見つめ直したり、パワーをもらっています。

そんなことを皆さんにも感じていただけていたら幸いです。


4日間の感謝を力にかえて。
これからの『イタリア好き』もよろしくお願いします!

Grazie!

“王のワイン”バローロ –蘇ったミラフィオーレ(その3) Presented by モンテ物産

「いずれにせよ、イメージがどうであれただ一つ確実なのは、フォンタナフレッダ社のワインは以前よりもさらに美味しくなっているということだ。理由の一つはエノロゴのダニーロ・ドロッコさん、アグロノモのアルベルト・グラッソさん(”王のワイン”バローロ①参照)の存在があるからだ。もう一つの理由は、経営が2008年から銀行の手を離れ、ピエモンテ出身の実業家であり、大のワイン愛好家のオスカー・ファリネッティさんとルカ・バッフィーゴさんの手に移ったからなんだ。オスカーさんからは、美味しいワインを飲みたいから僕のためにしっかり造ってくれ!っていつも言われるんだ。そりゃあもう期待に応えるしかないだろう?」
そう言うとブルーノさんは屈託のない笑顔で、CEOとしての重責を全く感じさせずに明るく笑った。

“王のワイン”バローロ① -フォンタナフレッダ の記事はこちらから

“王のワイン”バローロ②  ミラフィオーレからフォンタナフレッダへ の記事はこちらから

 ▲ミラフィオーレのロゴ。Mのマークは全てのボトルにエングレイブされている。
▲ミラフィオーレのロゴ。Mのマークは全てのボトルにエングレイブされている。
「先ほどなぜミラフィオーレ社の歴史を語ったかというと、我々にとって今でも非常に重要な意味を持つストーリーだからなんだ。というのも、実はフォンタナフレッダ社は2009年に、約80年の時を経て“ミラフィオーレ”の商標を買い戻すことに成功したんだ!そして我々は、創業当時と同じブドウ品種、同じ醸造方法、同じ熟成方法で造る“ミラフィオーレ”を新たなラインナップとして立ち上げたんだ!」
どうだと言わんばかりの満足げな笑顔だ。

新生ミラフィオーレの熟成庫になっているのは、ミラフィオーレ社の創業当初から使われている“王のセラー”と呼ばれる部屋だ。創業当時使われていた王家の紋章入りの6つの樽(3000~4000リットル)が、歴史を感じさせる風貌で厳かにたたずんでいる。それと同じ形、同じ容量の周囲に並べられた新しい樽の中では、新生ミラフィオーレが瓶詰めの日を今か今かと待ちわびている。

▲王のセラー。一番奥にあるのは創業当時からある樽のうちの一つ。
▲王のセラー。一番奥にあるのは創業当時からある樽のうちの一つ。
「昔ながらの造り方と言っても、ワイナリー内の清潔さや発酵時間・温度帯についての知識、標高ごとに完熟具合を計算しての細かい区分け収穫など、100年以上前には無かった知識や考え方を駆使しているので、間違いなく昔よりも高品質な“ミラフィオーレ”になっているはずだよ!このシリーズは非常にクラシックな造りなので、現代の通常のバローロよりも熟成には時間がかかると思う。もし新しいヴィンテージを飲んでみて若すぎると思ったら少し寝かせてみるといい。半年でも一年でも違いが出てくるはずだよ。それに、何本かは長期熟成用に取っておくことをお勧めするよ。何十年経っても美味しく飲めるのは僕が保証するさ!」

創業後、商標の変更という大きな変化を経験することになったが、”フォンタナフレッダ” は、創業の土地フォンタナフレッダで、途切れることなくワインを造り続けてきた。今では、バローロを筆頭に土着品種の赤ワインアルタ・ランガのスパークリング、ランゲの白ワインなど多様なラインナップでピエモンテの名門として国際市場にも広く認知されている。
一方、約80年の時間を経て再びフォンタナフレッダの土地に帰ってきたミラフィオーレでは、大きな市場を意識するのではなく、少量生産で本物の偉大なクラシックなピエモンテワインの伝統の重要さを再認識・再評価できる洗練された味わいを追及している。実際に、ミラフィオーレの生産量はフォンタナフレッダの1%にも満たない。

▲ミラフィオーレシリーズ。ピエモンテの伝統的なブドウ品種ドルチェット、バルベーラ、ネッビオーロを使った赤ワインのみをリリースしている。最近、ラベルがリニューアルされエレガントな装いになった。
▲ミラフィオーレシリーズ。ピエモンテの伝統的なブドウ品種ドルチェット、バルベーラ、ネッビオーロを使った赤ワインのみをリリースしている。最近、ラベルがリニューアルされエレガントな装いになった。
「初代国王の頃の話が序章だとしたら、我々はまだ壮大な物語の本編に入ったばかりだ。ページを重ねていっていつか過去を振り返った時に、どれだけ素晴らしいストーリーが綴られているかを考えると楽しみで仕方がないね!」
自信たっぷりにそう語るブルーノさん自慢の逸品を、ぜひ味わってみていただきたい。

例えば、フォンタナフレッダ・バローロとミラフィオーレ・バローロで飲み比べてみるのも面白いだろう。
そしてもし、昔のフォンタナフレッダ社のイメージが良くないという方がいたら、今一度、まずはスタンダードなシルバー・ラベルのバローロから、先入観を捨てて飲んでみていただきたい。新たな発見があること請け合いである。


トリノ カフェ特集

vol.252016/5/20
在庫なし

ミオバール探しの旅は続く

人にはそれぞれに心休まる場所がある。

自宅のソファであったり、いつもの酒場であったり、日だまりの川岸であったり、たき火の前であったりとさまざまだ。
イタリアには、小さな町や村にも必ず教会があって、その前のピアッツァ(広場)には必ずと言っていいほどバールがある。人々はそこに集い、憩い、談笑する。

イタリアにおけるカフェ、バールとは、多くの人が身を寄せて、心と体を休ませ、次への活力を注入していく場所だろう。時には嫌なことも忘れさせてくれるのかもしれない。決してそれは特別でも無く、日常の中のひとつの文化として、長くアイデンティティとして受け継がれてきているのだろう。トリノのカフェには1700年代から続く店がいくつもあり、その時代の人々の交流からは、多くの政治が行われ、文化が育まれてきたのだから。

カフェ、バールでは、バリスタやバールマンが、ゲストに最高のサービスを提供しようと、朝から晩まで何百杯ものカフェを淹れ、
何百杯もの酒を注ぐ。

老舗のカフェであっても、新しいバールであっても、小さくても、大きくても、自分に合っていれば、それは自分にとっては最高の場所となる。
イタリア人にとっての飲み物のカフェとは、日常だということを改めて感じた。豆やマシンなどの細かなスペックよりも、その空間、時間のほうが大切だということだ。逆から言えば、それを大切にするために選ぶ、カフェ(飲み物の)であったり、パスティッチーノであったり、リキュールやワインであったりするのだろう。

近所の酒屋へ遣いに行くと、ツンとする日本酒の香りと、缶詰や乾き物の匂いが、子供の頃は苦手だった。レジ横の小さなカウンターに仕事を終えた男たちが溜まり、思いおもいの酒とつまみでひと時を過ごしていた。いわゆる角打ちというやつだ。今ではもう少なくなってしまったり、形を変えた立ち飲み酒場になったりして、時代に即して変化しているが、バンコでの立ち飲みとダブる。
そういう中で人々が求めているのは、いつの時代も酒を潤滑油にした人と人との繋がりなのではないだろうか。特に現在のようなデジタル時代だからこそ、アナログな感覚を欲しているのではないかと感じる。
 
バール。それはもしかしたら、今の世の中で暮らす人々の心の、欠けたピースを埋めてくれる場所かもしれない。ただ、自分のピースの形は自分にしか分からない。
ミオバール(私のバール)を探す、旅は続くのだ。

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【イベントプログラム】集まれ、イタリア好き!マンマの料理フェスタ2016 湘南T-SITE

フェスタ当日はイタリアを楽しく体感できるイベントがもりだくさん!
トークショー、音楽、体験講座などを通じて、イタリアをさらに身近に感じてください♪

21日(土)・22日(日)・28日(土)・29日(日)のタイムテーブル
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イベントコーナー:ワークショップ(事前申込受付中♪)

イタリア陶器絵付けワークショップ(LA CERAMiCA)★有料・事前申込可
12991812_927171540730015_1485743525_oITALYの工房で出会ったCERAMICA・・・色鮮やかなマジョリカ焼の陶器はテーブルをいっそう楽しく華やかにしてくれます。
自分で描いた陶器でお食事する楽しさをぜひ体験してみませんか。
マジョリカ土に日本の土をブレンドすることで強化した素焼き、食器用の顔料を使用していますので、日常生活でも安心してお使いいただけます。
沢山パターンを用意していますので、初心者でもご安心してご参加下さい。
 〇日時:21・29日 11:00~12:30(1時間半の内容です)
 〇参加費:4000円(送料別※焼き上げ後着払いでお届け)
 〇定員:12名
 〇制作物:19㎝プレート
 〇事前申込方法:
  info@italiazuki.com までメールにてお申込みください。
  ・件名/イタリア陶器絵付けワークショップ参加申込み
  ・内容/お名前・住所・電話番号・希望日程・参加人数
  *申込締切:21日(土)実施分は19日(木)まで
        29日(日)実施分は26日(木)まで
  *材料の準備の都合上、キャンセルの場合は金曜日17時までにご連絡ください。

 ☆また、29日13:00~LA CERAMiCAブースでもミニワークショップを実施!
  (当日参加受付/参加費:2000円)

旅するカメラワークショップ(イタリア好きカメラマン 萬田康文さん) ★有料・事前申込可
MND_1352イタリア好き本誌で、その生き生きとした写真が人気の萬田さん。
フェスタの会場を散策しながら、出会ったものをより魅力的にとらえるカメラワークを伝授します!
一眼レフカメラをお持ちの方はもちろん、今回はお手軽なスマートフォンも使ってのレクチャーもします。お気軽にご参加ください♪ 
 
 〇日時:22日 12:00~/28日 12:30~
 〇場所:イベントコーナーおよび会場内
 〇参加費:1000円
 〇定員:15名
 〇持参物:スマートフォン、お持ちの方は一眼レフカメラ
 〇事前申込方法:
  info@italiazuki.com までメールにてお申込みください。
  ・件名/旅するカメラワークショップ参加申込み
  ・内容/お名前・住所・電話番号・希望日程・参加人数
  *申込締切:22日(土)実施分は19日(木)まで
        28日(日)実施分は26日(木)まで
 *キャンセルの場合は金曜日17時までにご連絡ください。

 ☆5月いっぱい、施設内1号館の【カメラのキタムラ】にて
  萬田さんセレクトのイタリア取材時の写真を展示!プリントアウト購入もしていただけます!
  プリントアウト購入の際にはお店から専用SDカードを借りる必要があります。詳しくはお店のスタッフの方へお尋ねください!
  
ワインセミナー(ワインソムリエ内藤和雄さん)
イタリアのワインを隅々まで味わい尽くしている内藤さん。イタリアワインの魅力について、じっくりとお話しします!
〇日時:29日 15:00~

ステージ上での開催プログラム

nagamotoマンマの料理トークショー(マンマ&イタリア料理研究家 長本和子さん)
来日マンマと長本和子さんが、今回提供する料理について解説!
マンマが料理に込めた思いをお伝えします。
〇日時:21・22・28・29日 11:00~

koushi_italy旅に役立つイタリア語セミナー(イタリア文化会館)
イタリア好きな方必見!これで旅がますます楽しくなる♪
フラビオ・パリージ(Flavio Parisi)先生が、旅のさまざまなシチュエーションで使えるイタリア語を紹介してくれますよ。
この機会に1つでも2つでも覚えて帰ってくださいね。
〇日時:21・22日 13:00~
☆21日15:00~、22日14:00~および15:00~ イベントコーナーでもイタリア語セミナーを実施します。

aokiナポリのカンツォーネを一緒に歌おう(カンツォーネ・ナポレターナ歌手 青木純さん)
カンツォーネの指導経験30年、日本を代表するカンツォーネ歌手青木純さんによるカンツォーネのレッスン。
カンツォーネの名曲を、みんなで楽しく歌いましょう♪
〇日時:21・22日 16:00~

イタリアカフェセミナー(バリスタ横山千尋さん)
イタリア人にとっては欠かせないカフェ。その文化と魅力について、バリスタの横山さんが語ります!
〇日時:28日 14:00~

13241723_1057116477693321_1603512551_oイタリア街歩きを語ろう(フォトジャーナリスト篠利幸さん)
イタリア各地の風景を写真におさめながら何度も旅してきた篠さん。イタリアの街歩きの魅力を篠さんがワイン片手に楽しく語ります!
〇日時:29日 14:00~

miuraイタリアオペラミ二コンサート(テノール歌手 三浦幸未知さん)
国内外でフリー声楽家として多数のオペラやコンサートに出演されている三浦幸未知さん。
のびやかな歌声で、優雅なひとときをお届けします。
〇日時:28・29日 16:00~

and more!
決定次第随時アップします。


▼フェスタ開催一覧はこちら▼
集まれ、イタリア好き! マンマの料理フェスタ2016 湘南T‐SITE/開催概要

【出展者紹介】集まれ、イタリア好き!マンマの料理フェスタ2016 湘南T-SITE

5/21(土)・22(日)・28日(土)・29日(日)の週末、会場ではイタリア野菜やワイン、食材などを販売します!楽しくお買い物してくださいね♪


【PICCO湘南】*21・22・28・29日出展
picco_monteイタリアワインとイタリア食材の専門商社・モンテ物産のショールームPICCOです。
イタリア好きフェスタでは、イタリアワインや食材を販売します。湘南の夏にぴったりな爽やかな泡や白ワイン、やっぱり赤が好きな人には軽め、中重の赤ワイン、そしてバローロをご用意しています。ぜひお立ち寄りください。
[web]http://www.montebussan.co.jp/
【トキタ種苗 グストイタリア】*21・22・28・29日出展
tokita1創業99周年埼玉県さいたま市にある種苗メーカー。2010年より国産のイタリア野菜を普及するプロジェクト「Gusto Italia(グストイタリア)~イタリアを食べよう~」をスタート。現在28種類のイタリア野菜の種子を販売中!
[web]http://www.gustoitalia.jp/product/catalog.html
【Fujisawa Table】*21・22・28・29日出展
IMG_0729藤沢駅南口徒歩2分にあるイタリアン『フジサワテーブル』。湘南・藤沢の野菜や三崎港直送の鮮魚、藤沢生豚(生ハム)、やまゆりポークなど地元食材にこだわるレストランです。普段お店で使っている食材を販売します。レストランの素材を是非ご家庭でお試しください。
[web]http://r.gnavi.co.jp/5jfcha240000/
【フードビート】*21・22日出展
foodbeatこだわりの野菜や、空輸した単一生産者のこだわりのオリーブオイル等を販売いたします。また、オリーブオイル・ピザ・エスプレッソ等の知識を深めたい方、エキスパートを目指している方、今までの旅では物足りない!といった方へ短期スクールなど濃厚で一味違うイタリア滞在をご案内します。
[web]http://www.foodbeat.jp/
【ITALIAKARA(イタリアカラ)】*21・22日出展
itariakara創業35年イタリアのスペシャリスト 日欧商事が運営するイタリアワイン・食材の販売 ITALIAKARA(イタリアカラ)
ITALIAKARA(イタリアカラ)でしかご購入いただけない本場イタリアから直輸入の希少ワインやイタリア食材を厳選販売しております。
さらに、本サイトでも大人気だったイタリアパルマ最古のチョコレート屋さん”BANCHINI バンキーニ”のチョコレートも販売予定です!
[web]http://www.italiakara.jp/
【IL CALICE】*21・22日出展
calice横浜の関内・馬車道にあるイタリアワイン・食材専門店。
本場イタリアのエノテカを彷彿とさせる店内や、インターネット通販サイトでは、ここでしか手に入らないアイテムを多数取り扱っています。今回のフェスタでは南イタリア各地のワイン、オリーヴオイル、チーズなど逸品の食材を取り揃えてお待ちしております!
[web]http://il-calice.shop-pro.jp/
【アステイオン・トレーディング/オリーブ・ランド/Oro Verde】*21・22日出展
アステイオン_図2 アステイオン・トレーディング:
イタリア専門旅行会社を母体とし、様々な素晴らしい生産者とのご縁を生かし、日本の皆様に食の宝庫イタリアの素晴らしい食材の数々をお届けしています。厳選EXVオリーブオイル シチリア産「ティトーネ社」、カンパーニャ産「ロマーノ社」や大人気!南イタリアの太陽と大地の恵み、ミニトマト缶「ポミリア社」など。皆様のお越しを心よりお待ちしております。
[web]http://oliveolive.jimdo.com/
2016SetteNewBottle (2) オリーブ・ランド:
無農薬・単一品種のエキストラ・ヴァージン・オリーブオイル専門店です。イタリアオリーブオイルソムリエ協会(AISO)認定のオリーブオイルソムリエがセレクトし、生産者から直輸入しています。当日は、①カンパニア州産、金賞受賞の「トマトやルッコラの香りのする極上のオイル」②モリーゼ州産「昆布出汁や和食にあうオイル」をご紹介!Extra Virgin Olive Oil Soapの販売も!
[web]http://www.oliveland.jp/
gift100mlwithbag Oro Verde:
オーロ・ベルデとは「黄金の果実」 緑のオリーブから 黄金色のオリーブオイルが生まれます。オリーブオイルの魅力に取りつかれたソムリエ資格を持つ店主が、イタリアのーブオイル農園を訪問し、味、品質、管理環境、そして何よりオリーブへの愛情を確認し、自身が納得のエキストラバージンオリーブオイルのみをお届けしています。生産者さんの顔が見える確かなエキストラバージンオリーブオイルを是非お試しください。
[web]http://www.oroverde.nyanta.jp/
【LAVAZZA】*28・29日出展
kataokaエスプレッソの本場で120年以上の伝統を誇るラバッツァ。
厳選された良質な豆を使い、独自の焙煎方法と卓越したグラインド技術から生まれるおいしさは、世界の一流レストランやカフェ、ホテルで人々を魅了し続けており、イタリアの小売市場では圧倒的なシェアを誇るイタリアンコーヒーです。
本場が認め、世界が認める本物の味わいをお楽しみいただけます。
[web]http://www.kataoka.com/lavazza/
【LA CERAMiCA】*21・29日出展(21日はイベントコーナーのワークショップのみ)
13009967_927171364063366_1473532662_oITALYの工房で出会ったCERAMICA・・・色鮮やかなマジョリカ焼の陶器はテーブルをいっそう楽しく華やかにしてくれます。自分で描いた陶器でお食事する楽しさをぜひ体験してみませんか。
マジョリカ土に日本の土をブレンドすることで強化した素焼き、食器用の顔料を使用していますので、日常生活でも安心してお使いいただけます。沢山パターンを用意していますので、初心者でもご安心してご参加下さい。
[web]http://www.la-ceramica.com
【VIALBA】*28・29日出展
VIALVAイタリアと日本の懸け橋となれるよう、食材やワインなどの販売はもちろんチェラミカ(陶器)や生ハムスライサー、ピザ釜などの輸入等レストランと共に成長させていただいています。ものを売るイチ業者としてではなく、人と人とのつながりを大事にしながら、食にまつわるものだけでなく、イタリア文化そのものを伝えられればと考えています。当日は北イタリアのチーズ、サラミ、ハム、ワイン、オリーブオイルなどを販売します。
【イタリア文化会館】*21・22日出展
fotoistitutoイタリア文化会館はイタリア文化とイタリア語の普及を目的としたイタリア政府外務省の文化施設であります。美術、音楽、映画、演劇、ファッション、デザイン等、イタリアを発信する東京都内にある唯一のイタリア広場です。また、70年以上の歴史をもつイタリア語学校があります。フェスタ当日はイタリア語のレッスンや、イタリア文化のご紹介します。
[web]http://www.iictokyo.com/index.html

このほか、湘南T-SITEで毎週開催されている湘南メルカートの方々にも参加していただきます!
地産地消、安心・安全な食材にこだわる湘南の生産者の方々とも、是非ふれあってくださいね!
 ●ふじさわ野菜を作る仲間たち
 ●駅前直売所八〇八
 ●大磯野菜工房
 ●Lucca
 ●ドレッシングシスターズ
 ●よっしーのお芋やさん
 ●ジェネラルファームズ
※日程により出展者は異なります。

▼フェスタ開催概要はこちら▼
集まれ、イタリア好き! マンマの料理フェスタ2016 湘南T‐SITE/開催概要

“王のワイン”バローロ –フォンタナフレッダ(その2) Presented by モンテ物産

–ミラフィオーレからフォンタナフレッダへ

ブルーノ2011「フォンタナフレッダ社の創業当時の名前は、正確にはカーザ・エマヌエーレ・ディ・ミラフィオーレ社(以下ミラフィオーレ社)だったんだ。」
そう語るのはフォンタナフレッダ社のCEOロベルト・ブルーノさんだ。
モンテ物産とは、ブルーノさんが日本への輸出担当者だったころからの長い付き合いで、その後マネージャー、営業部長などを経てたたき上げでCEOにまでなった優秀な人物だ。ただし、CEOだからといって偉ぶることなどは一切無いし、常にフランクに冗談を交えながら話す態度は全く変わらない。

▲ミラフィオーレ社が受賞した賞の数々
▲ミラフィオーレ社が受賞した賞の数々
「ミラフィオーレ社は、イタリア初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ二世とローザ伯爵夫人の間に生まれた息子、エマヌエーレ・アルベルト・ディ・ミラフィオーリが1878年に創業したワイナリーで、“イタリア国王の息子がバローロという素晴らしいワインを造っている”と、国内のみならず国外でも注目されていたんだ。1888年にはブリュッセルの国際コンクールで金メダルを獲得し、全てが順風満帆だった。」

笑顔で明るく話していたブルーノさんだったが、ここで眉根を寄せて声のトーンを落とした。
▲若くして亡くなった創業者エマヌエーレ・アルベルト・ディ・ミラフィオーレ侯爵
▲若くして亡くなった創業者エマヌエーレ・アルベルト・ディ・ミラフィオーレ侯爵
「ただ残念なことに彼は43歳の若さで亡くなってしまい、エマヌエーレ・アルベルトの息子のガストーネ・ディ・ミラフィオーリが経営を引き継いだんだ。不運は続くもので、ちょうど1800年代の終わりからフィロキセラ(ブドウネアブラムシ)の被害がひどくなり、第一次世界大戦による経済的混乱で経営は次第に悪化し、ついに世界恐慌が起こった1929年の翌年、1930年にミラフィオーレ社は経営破綻してしまった。それに伴いモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行が建物とブドウ畑を買い取ったのだが、“ミラフィオーレ”という商標はそれとは別にガンチャ家に売却したため、銀行は今まで通りにワインを造っても“ミラフィオーレ”とラベルに記載できなくなった。そこで、初代国王が土地を買う前から存在していたその土地の古い呼び名“フォンタナフレッダ”を新たな会社名としたんだ。」

「名前がフォンタナフレッダ社に変わっても畑や醸造所は同じなので、幸いなことにフォンタナフレッダ社は新たなバローロ生産者のブランドとしても成功を収めることができた。ただ、広大な畑を持つ銀行経営のワイナリーということで、売り上げ重視で安いバローロを大量生産している、と誹謗中傷されることも昔はあったんだ。」
ブルーノさんは残念そうに首を横に振った。
「正直なところ、今となっては何十年も前のことはわからない。でも、オールドヴィンテージのバローロがいまだに色褪せずに美味しく飲めることが、真面目に良いワイン造りを続けてきたなによりの証拠なんじゃないかと僕は思うんだ。」

▲オールド・ヴィンテージコレクション
▲オールド・ヴィンテージコレクション
私はこれまでに、古いものでは1960年代に至るまで様々なヴィンテージの同社のバローロを飲んできたが、香りはなめし革、トリュフ、腐葉土、ドライフラワーや様々なスパイスなどの熟成香が感じられるものの、タンニンや酸は40~50年経過したとは思えないほど生き生きしており、ヴィンテージによっては果実味もきちんと感じられるほどだ。5~20年程度の熟成でも、それぞれの熟成の進み具合に応じた美味しさがある(ただしオールドヴィンテージ特有の様々な劣化のリスクは常にあるので、これはどの古いワインにも起こりうる劣化や状態の悪さは度外視した上での感想だ)。

1958年ヴィンテージからのストックを持つフォンタンフレッダ社が誇るオールド・ヴィンテージコレクション。在庫の減少と共に年々入手が困難になっている。
出会ったら一度は飲んでみたい一品だ。

次回も引き続き“ミラフィオーレ社”について、なかでも蘇ったワインについて紹介したい。


【来日マンマとメニュー紹介】 集まれ、イタリア好き!マンマの料理フェスタ2016 湘南T-SITE

今回もイタリア取材を通して出会ったマンマがフェスタのために来日し、
みなさんに郷土の味をふるまってくれます!

今回来日するマンマはこちらのお二人です!!
腕を振るってくれるメニューもご紹介します。

5月21日(土)・22日(日)
カルメラ・バリヴィさん (カンパーニア州)

carmela
カンパーニア州チレント地方にあるオリーブオイル協同組合に併設されているリストランテ『コペラティーバ・アグリコラ・ヌオヴォ・チレント・アル・フラントイオ』。ここでシェフを務めるのがカルメラさん。元々プロの料理人ではなかったものの、お祭りやイベントで作る料理の美味しさが評判となり、シェフに大抜擢されたのだそう!
お年寄りから受け継いだレシピで料理を作り、土地を愛し、地域活動を続けるとことで、カンパーニア州の郷土の味と、土地の誇りであるオリーブオイルを広めています。

★メニュー★
-トマトソースとタップリチーズ 南イタリアの小さな手打ちパスタ
-ほっこりやさしい味 揚げた季節野菜の蒸し煮
-だれもが大好き 南イタリア式おいしいナスのグラタン
-南イタリアの家庭の味 ひよこ豆のスープ


5月28日(土)・29日(日)
ジュゼフィーナ・フィオーリさん・ガリボルディ・グロリアさん(ロンバルディア州)

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ロンバルディア州で、100年以上前からワインを作り続けているトルティ一家の次女パトリツィアさん。姉のラウラさんとともに、幼い頃から畑で遊び、取引先にも連れていかれていたふたりは、今では自然な流れで家業を受け継ぎ、ラウラさんは父からワイン作りを、パトリツィアさんは母から営業・広報の業務を任されている。強い絆で結ばれた素敵な家族です。
今回はパトリツィアのマンマ、ジュゼフィーナさんが料理上手なお友達、ガリボルティさんも引き連れてやってきます!

★メニュー★
-旬のグリーンピースを使った イタリアマンマの定番オムレツ
-お米とワインの産地の郷土の味 赤ワインのリゾット サルシッチャ添え
-グリーンソースと特産ジャムを添えて 牛肉の柔らか煮
-素朴な味わいがマンマの味 レーズン入りケーキイチゴソース


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フェスタ当日は彼女たちのお料理を販売するほか、
各日11:00~ステージにて料理研究家の長本和子先生とマンマによるトークショーを実施!
マンマたちの料理に込めた思いや、おいしさの秘訣を、みなさんにお届けしたいと思います。

メニューも決定次第こちらのページで紹介しますね!

お楽しみに♪

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▼フェスタ開催一覧はこちら▼
集まれ、イタリア好き! マンマの料理フェスタ2016 湘南T‐SITE/開催概要