La festa dell’ITALIAZUKI  アブルッツオ州の料理を楽しむ会

報告が遅くなりました。

3月2日に開催しましたアブルッツォ料理を楽しむ会。

「LA COMETA」の落ち着いた雰囲気の中で、

ひとつひとつの料理をじっくり味わいながら楽しんでいました。



この蝦夷鹿のレバーパテは絶品。



Polenta al forno(アブルッツオ風仔羊ソースのポレンタ焼き)

この一皿は、僕の中ではこの会のいちばんだったなー。

素朴でありながら、奥行きがある。

こういう料理が、アブルッツオ料理らしいし、またイタリアの郷土料理らしさを感じる。

また、こういう供されかたも、嬉しい。


キター! キターラ

アブルッツオのパスタと言えばこれ。鮎田シェフの手打ち。

食感と、ソースのバランスがいい。

日本で蕎麦をほめるのに、「いい包丁使ってますねー」というと最高のほめ言葉だというのは、

そば通の間では、有名な話。

キターラをほめる時にも当てはる?

角が立ってるイタリアのパスタって、そんなにないはず。

それがまた面白い。



やはりメインは仔羊。アブルッツオ料理に羊は欠かせません。

 

おいしく、楽しく、勉強になった食事会でした。

ありがとうございました。

 

イタリア好き委員会 松本浩明

写真提供:左貝裕希子さん(読者)

 

 

 

イタリアCINEMA好き 「ある海辺の詩人-小さなヴェニスで」



【「ある海辺の詩人-小さなヴェニスで」 アンドレア・セグレ監督インタビュー】

小さなヴェニス (La piccola venezia) とも呼ばれる、漁師町・キオッジャ(Chioggia)を舞台にした映画「ある海辺の詩人-小さなヴェニスで」(原題:Io sono Li)が、3月16日から劇場公開されます。

この作品の主人公は、中国に幼い息子を残してイタリアに働きにやってきた女性シュン・リー。キオッジャのオステリアで働くようになった彼女は、常連客のひとりである「詩人」と呼ばれる老漁師と言葉を交わすようになります。実は彼・ベーピもまた旧ユーゴスラビアからの移民であり、互いのふるさとなどの話を重ねるうちに徐々に親しくなっていくのですが、しかし、閉鎖的な小さな町で、二人の友情はあまり良くない噂になり…というストーリー。

監督のアンドレア・セグレはこれまでドキュメンタリーを手がけていて、本作が劇映画の初監督となります。昨年、監督が来日した際に話を聞きました。

舞台となるキオッジャはヴェネチアから約50キロほど南にある島で、本土とは橋で結ばれています。漁業が盛んで、庶民的な雰囲気の漂う素朴な町です。セグレ監督によれば、ここは「ゴンドラとあふれかえる観光客がいないだけで、ほとんどヴェネチアと同じ」とのこと。

「キオッジャは自分の母が生まれ、祖父母が住んでいる町。まずはこの自分のアイデンティティーに係わる町とラグーナを描きたかった。ドキュメンタリーでは外国人を主役に使うことも多かったのですが、自分がよく知るキオッジャを外国人の視点から描くのは、大きな挑戦でしたね」と語ります。

物語の中心となる二人の人物像については
「同じ移民でも、シュン・リーは地理的にも文化的にも遠い国からイタリアへとやってきたばかり。一方のベーピは元々文化の近い国から来ているうえに、すでに外国人とはいえないほど長年キオッジャに住み、なじんでいます。しかし、彼が唯一シュン・リーを理解できるのは、彼が外国人だったという過去の経験値からくるものなんです。」

しかしもちろん、国は違えど、同じ人間という側面も。
「シュン・リーは息子のために国を出て働く。母親が子供の未来のために行動を起こす。このことは世界中共通じゃないかな」
一見シンプルだけれど、すごく深いものを抱えているヒロイン、シュン・リーは、「長江哀歌」などで映画ファンに知られる中国人女優チャオ・タオが、独特の存在感で演じています。一方のベーピに扮したのは「ビフォア・ザ・レイン」のラデ・シェルベッジア。意外な顔合わせですが、名優同士だけに見事なコンビネーションをみせてくれます。
また、脇役としてシュン・リーの友人、リャンというミステリアスな存在の女性が登場しますが、監督は彼女を「観客へのスペース」として描いたそうです。つまり、リャンの行動や彼女のバックグラウンドなどはあえて明確にせず、観客に自由に想像してほしいということです。こういう含みを持たせるあたりは、いかにもヨーロッパ映画的。

さらに、映画の中では中国人組織がオステリアを買い上げてそのまま営業していますが、これも実際にあったことをヒントにしているそうです。イタリア人にとっては自分のいきつけのバールやオステリアを変えるのは非常に難しいこと。なので、最近では中国人が買い取った店を中華料理屋などには改装せずに、以前と同様の形で営業しつづけるケースが増えているそうです。その方が常連客はそのまま通いつづけるのでお互いにベターということなんですね。

異邦人同士の心の交流、彼らの目を通して見た小さな町、そしてドキュメンタリー作家らしい人物への洞察が感じられる、珠玉の作品に仕上がっています。

『ある海辺の詩人-小さなヴェニスで-』
3月16日より、シネスイッチ銀座他にて全国順次公開
©2011 Jolefilm S.r.l.- Æternam Films S.a.r.l – ARTE France Cinéma
配給:アルシネテラン

【劇場公開情報】

「日本におけるイタリア年」の今年は、イタリア関連映画も続々公開予定です。

☆公開中
『ベルトルッチの分身』
ドストエフスキーの「分身」を下敷きにしたベルナルド・ベルトルッチ初期の問題作が、長編監督デビュー50周年を記念して日本初公開。
☆4月公開予定
『孤独な天使たち』ベルトルッチ監督の約10年ぶりの新作にして、30年ぶりのイタリア語での作品。
『海と大陸』イタリア映画祭2012で「大陸」のタイトルで上映
『ブルーノのしあわせガイド』イタリア映画祭2012で「シャッラ/いいから!」のタイトルで上映
☆5月公開予定
『愛さえあれば』ピアース・ブロスナン主演、南イタリア、ソレントが舞台のデンマーク映画
☆6月公開予定
『ローマでアモーレ』ウディ・アレン監督がローマを舞台に撮りあげた恋愛群像劇
『特集上映/Viva!イタリア』ー下記3作品が上映予定
『最後のキス』『もうひとつの世界』『ハートの問題』

渡辺いさ子/ Isako Watanabe

イタリアマンマのレシピ カンパーニア

『イタリア好き』の連載で、イタリア20州 マンマのレシピがあります。
5月にその連載と新しいレシピを加えた本が、世界文化社より出版されます。

-イタリア10州からおいしいを集めた- 「イタリアマンマのレシピ」

イタリアのマンマたちの愛情のこもった郷土料理がたくさんのってます。

お楽しみに!



 

まな板は使わずに、ナイフを使って、実に器用に何でも切ってしまう。



こんななんともないパスタがとってもおいしい。

「イタリア好きの好きなイタリア」発売にあたり

自分の本が世の中に出ることが、こんなに緊張することだとは思っていませんでした。

3年前のちょうど今頃、『イタリア好き』の創刊号リグーリア州の特集をフリーマガジンとして発行しました。

会社勤めを辞めてから、何か自分で発信できるものがないかと考えていた時に、

”イタリア”というキーワードが最後まで残り、それを形にしたものが『イタリア好き』でした。

でも、僕はイタリアに長年住んでいたわけでもなく、イタリアについてそれほど詳しいわけでもなかったし、

イタリア語もろくに話せません。

数度の旅行と、仕事で訪れたイタリアでしたが、その魅力にとりつかれていました。

だから、長年イタリアを研究したり、愛している方が多い“イタリア”という括りの中で、

僕が”イタリア好き”を名乗るには、あまりにもおこがましいとは感じていました。

それでも創刊号を発行した時から、思いのほか多くの方からいい反応があり、

自分の信じていた方向性が認められて、嬉しく感じました。

内心は果たしてどうなるか、本当に不安だったし、1号といいつつ、

この先も続けていけるのかなど、実はあまりはっきりとは決まっていませんでした。

でも、創刊号の反響のおかげで、広告主からも継続していくことで話が決まり、

そして現在12冊までを発行してきました。

 

この創刊号を発行した時に、いいことも悪いことも含め、アドバイスをもらうために、

出版社勤務時代の先輩であり、尊敬する編集者の前田慎二さんに『イタリア好き』を見てもらったら、

その時、すぐに「おもしろい、これいいよ」と言われ、嬉しく、安堵した気持ちになったことを覚えています。

それからずっと前田さんは、毎回イベントにも参加してくれたりしながら、見守ってくれていました。

そして今回のこの書籍は、その前田さんが企画し、出版社に持ち込んでくれて決まった企画でした。

企画を持ち込むという話は聞いてはいたのですが、決まるはずもないと思っていたので、

決まったと聞いた時には、ビックリしたのが正直な気持ちでした。

先にも書いたように、僕がイタリアについて書いた本を出すのは、

フリーマガジンを出すのとはわけが違う、あまりにも僭越すぎると感じていました。

それに、恥ずかしながら文章を書くことにも、全く自信がなかったのです。

それでも前田さんは、僕しか経験していない”イタリア”を表現すればいいと言ってくれ、

この言葉のおかげで少し気持ちが楽になり、本を出すことを決めました。

 

本書は、僕が取材中に心動かされたことや、人、

特別に(イタリア的に)おいしいと感じた食事のことなどを中心に、

本誌の『イタリア好き』とはまた違う視点で書いています。

書こうとするテーマを挙げていたら、以外にもオヤジ度が高いことに、自分でもびっくりしました。

僕は”イタリアオヤジ好き”だったのです。

だから、内容にはずいぶん偏りがありますし、親切な旅行ガイドにもなっていません。

あくまでも自分勝手な”イタリア好き”を表現したまでに過ぎません。

期待ハズレだったらごめんなさい。

それでも、楽しくつくることができました。

つくること、書くことによって、気づかされたことも多くありました。

だから、そんなことが少しでも読者のみなさんに伝わればいいし、

そして、それが僕が思う『イタリア好き』の本質なのではないかと、改めて思ったりもしています。

 

出版までには、関係者の方々には大変お世話になり感謝しています。

それと同時に、

『イタリア好き』本誌の企画段階から、一緒に取材、執筆をしてくれてきている、

板倉由未子さんには改めて、感謝の気持ちを伝えたいです。

ありがとうございます。

そして本書では、やはり取材に一緒に行っている、萬田康文さんの写真がたくさん掲載されています。

文章に飽きても、イタリアを感じる写真集としての価値は十分すぎるほどあります。

萬田さんにも、ありがとう。

 

「イタリア好きの好きなイタリア」は明日8日発売ですが、

本日あたりから置かれる書店もあるようです。

できるだけ多くの方に手に取ってもらえれば、

こんなに嬉しいことはありません。

 

最後になりましたが、いままで『イタリア好き』を支えてくれている、

読者のみなさん、設置してくれているお店、イベントなどでお世話になったみなさん、

全てのみなさんに、感謝します。

ありがとうございます。

そして、まだ終わりではありません、

これからも引き続きこれからもよろしくお願いします!

 

イタリア好き委員会 松本 浩明

 

 「イタリア好きの好きなイタリア」 イースト・プレス刊

 

 
 

 

La festa del l’ITALIAZUKI ~ピエモンテ料理を楽しむ会~ 開催のお知らせ

4月はピエモンテ料理を楽しむ会です♪ お花見の名所で人気の目黒川沿いにある、 「リストランテ カシーナ カナミッラ」にて開催いたします。 今回、料理を担当してもらうのは、 ピエモンテ・トリノの「リストランテ ラ バリック ディ トリノ」にて、 セコンドシェフまで勤め、4年半の修行を終えて帰国して、 2月よりシェフにつかれたばかりの岡野 健介シェフです。 帰国ホヤホヤの熱いイタリアの風を、目黒川の桜とともに、 “イタリア好き”の皆さんに楽しんでいただきます。   そして「リストランテ カシーナ カナミッラ」のオーナーは、皆さまもよくご存じの、 イタリア料理の研究家の長本和子さんです。 当日は、岡野シェフのピエモンテのお話に加えて、 長本さんの、貴重なイタリア郷土料理についてのお話なども聞かせていただけると思います。   また、岡野シェフの料理のことは、「リストランテ カシーナ カナミッラ」のfacebookページに、 長本さんの解説付きで詳しく紹介されていますので、こちらもご覧ください。   イタリアズッキーニクラブ、ズッキーニパートナーズ会員の皆さまの ご参加をお待ちしております。   ☆イベント詳細 ◆日時:4月12日(金)19:00~ ◆場所:リストランテ カシーナ カナミッラ[中目黒] http://www.canamilla.jp/ ◆定員:32名 ◆会費:10,000円(税込み) *ワンドリンク付き ◆食事形式:着席 ◆申込方法:受付開始 3月8日(金)/締め切り 3月25日(月) ※お申込み多数の際は、抽選とさせていただきます。 ◆申込み方法: info@italiazuki.com ◆参加者へのご連絡:申込締切終了後、参加可否とお振込のご連絡をさせていただきます。 ※参加費は事前にお振込いただくこととなります。
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1週間前よりキャンセル料が発生いたします。 ◆申込内容:名前(会員番号)、希望の日、参加人数をお知らせください。 ◆参加資格:イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズ会員とその家族。 会員と同席の友人の方1名。   イタリア好き委員会    

ウンブリア ペルージャ Umbria Perugia  

ペルージャで入った家族経営の「リストランテ・ダッラ・ビアンカ」
メニューはどれも、店名にもなっているノンナ、ビアンカさんのレシピで、

ウンブリアらしい家庭料理がベース。

ボリュームたっぷりのクロスティーニや、ブルスケッタ。

手打ちのタリオリーニなど、自分好みに注文して気軽に楽しめる、イタリアらしいお店。

写真は、セコンドとして食べたペコリーノのグリル。



ペコリーノをグリルして、バルサミコをかけただけのもっともシンプルなもの。

塩味のつよい、コクのあるペコリーノと、甘酸っぱいバルサミが、口のなかで香りとともにひろがり、

思わず笑顔になる。

そこに刻んだトレビーゾの苦みが、それぞれの味を引き立て大人の味になる。

こういうメニューはなかなか日本では食べられない。

いい素材と、シンプルな調理法。

これもウンブリアらしいひと品といえるだろう。

 

イタリア好き委員会 松本浩明

写真 萬田康文

 

 

ピエモンテ アスティ Piemonte Asti

ピエモンテでオリーヴオイルの生産をしているヴェッリョさん一家。

料理上手のマンマはカラブリア出身という。

取材した時には、アニョロッティや、ボリートミストなどピエモンテの名物がずらりと並んでいた。

どの料理もとてもおいしく、お腹がはちきれそうなほど食べた。

そんな中でも、なぜかいちばん印象的だったのは、

カラブリアではよく食べられるこれ。



 

唐辛子の種をくりぬき、ケイパー、アンチョビ、潰して中に詰め、

塩と、ビネガーと白ワインのつけ汁に漬けこんだもの。

これがお父さんのつくったハウスワイン(家ワイン)によくあって、

熱い夏のピエモンテで食べた、カラブリアの味。

おいしかった。

やはり料理の原点は、自分の故郷にあるんだな。

 

イタリア好き委員会 松本浩明
写真 萬田康文

カンパーニア パリヌーロ Campania Palinuro

  カンパーニア州、サレルノ県。 美しく長い海岸線と、小高い山々が連なる景色が、心を和ませるチレント地方。 パリヌーロ岬はちょうどその中心あたりに位置している。 岬の灯台に向かう道。 灯台を背にして、左手側は、マリーナ・ディ・ピショッタ、アッチャローリ方面を望むと、 長く美しい、砂浜の海岸線が続きます。 右手側は、眼下すぐに、青い洞窟群が美しい岩場と、対照的な景色。
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神秘的な青さに、吸い込まれそうだ。 ちょっと岩場の先端におそるおそる立ってみた。 気持ちいい。   イタリア好き委員会 松本浩明 写真:萬田康文 『イタリア好きの好きなイタリア』 イースト・プレス刊 3月8日発売