夏のごちそう2 rana(カエル) PIEMONTE Biella

田んぼで釣り竿。 vol.7ピエモンテ特集号の見開きの写真を覚えているだろうか? 最近では、農薬の影響で数も減っているらしい。 それでも、カエル取りの名人のおばあちゃんはいる。 実際に釣ったところは見ていない。 いや、むしろ見たら食べられなかったかもしれない。 世界のグルメを代表する国の、 フランス人とイタリア人(正確には北イタリア地方の人)が、 好んで食べるのだから美味しいに決まっていると、 グルメのクラウディオ兄貴の弁。 そう、今回のごちそうは、ピエモンテ取材でもお世話になった、 クラウディオ、幹子さん夫妻の自宅でいただいた。 (幹子さん:写真左) 釣ってからの最初の処理が大事。 すぐに皮を剥いで、下処理をする。 そうしないと臭くなってしまう。 この季節のカエル(種類は分からない)は全長5cm〜7cm程度。 丸ごと唐揚げにして、骨まで食べるのがいちばんおいしいらしい。 これ以上大きくなると、骨が固くなって食べられない。 この大きさがいちばんだって。 これもクラウディオ兄貴のこだわり。 揚げる前の姿はこれ。 言われなかれば、鶏肉をぶつ切りにしたようにも見える。 (見えない!?)
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ひとつは、小麦粉を軽くまぶして、素揚げ風。 塩を振って食べる。 もうひとつは、ハーブソルトををまぶした衣をつけて揚げる、立田揚げ風。 最初、口に入れるのは抵抗があったが、 食べてしまえば、鶏のささみのように、味は淡白だが、 確かに臭みはなく、うまい。 カリカリ、ボリボリ、骨も柔らかく、丸ごといける。 高タンパクで、低カロリーのヘルシーフード。 調べてみると、日本でも田舎では食べるところもあるようで、 やはり日本も世界のグルメの一角だ。

夏のごちそう polenta concia(ポレンタコンチャ) PIEMONTE Biella

おやじは牛を従えて、山小屋に帰ってきた。
牛は各々自分の牛舎へちゃんと入る。


雪解けした6月頃から、マルガリは牛を引き連れて山の生活に移る。
(マルガリは酪農を生業とする先住民族)
標高1200〜1500m付近で牛を放牧し、芽生えたばかりの新鮮な草を食べる。
冬が明けて、解放され、のびのびとストレスもなく、
牛にとっての最高のごちそうを口にする。
そして、新鮮な草を食べたミルクは今度は僕らにとってのごちそうとなる。
そのミルクで作るトーマ(ピエモンテ州のDOPチーズ)は一年でいちばんおいしい。
それをポレンタコンチャとして食べる



すでに小さな山小屋には、ポレンタの匂いが充満している。
しばらくすると、例のマルガリ特製、脱脂乳のトーマを入れ始める。
とろけるトーマにもう、心は踊る。
食事が始まり、前菜が終わる頃には、
小屋は焦がしバターのいい匂いに包まれる。
たまらない。


鍋を火から下し、焦がしバターを丁寧に入れてかき混ぜ、
一番いい状態で、マルガリのマンマがサービスしてくれる。
写真撮影やおしゃべりはするなと言わんばかりに、
熱いうちに早く食べろと急かされる。


マルガリ家族やクラウディオ兄貴は、あっという間に平らげ、
2杯目をおかわりしている。
冷めてチーズが固まると、せっかくのごちそうも台無しだ。
時折、トーマの固まりがあり、それを噛むと、
口の中に広がる味と香りで、嬉しくなる。


夏、1200mの山小屋で、旬のチーズを食べる。
マルガリのもてなしをうける。
最高のごちそうを味わった。

La Festa del ITALIAZUKI ~カンパーニア料理を楽しむ会~ 報告

お盆に入りましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

さて、遅くなりましたが、8月6日(月)にカンパーニア料理を楽しむ会として、白金の「TARANTELLA da luigi(タランテッラ ダ ルイジ)」にてイベントを開催しました。

タランテッラダルイジ

今回は、多くの方にお申込みいただきまして、36名の方にご参加いただきました。

初めてご参加いただく方も多くいましたが、とても陽気で楽しく幸せな食卓となりました。

それでは 「alla salute!」

ごあいさつ篠さん乾杯
乾杯
アペリティーヴォに欠かせないチレントの名産、干したイチジク、ブドウ、レモンをイチジクの葉にのせて。

 

★Antipasto della campagna (カンパーニア州の郷土料理8種の前菜盛り合わせ)

メニューリストアンティパスト

 

<<Primi>>
★フルーツトマトとモッツァレラのピッツァ

フルーツトマトのピッツアフルーツトマトのピッツア

この生地はフォカッチャとしても食前にサーヴされました。もちもちした触感と甘酸っぱいトマト。
そして、ソース代わりにたっぷりと使われた、モッツァレラを堪能できるシンプルで飽きのこない一皿でした。

 

★左)イワシ、コラトゥーラ、ペペローネ、ガユータオリーブ、ケイパーのマファルディーネ
★右)リコッタチーズとソフリットの煮込みソース和え マッケローニ

イワシ、コラトゥーラ、ペペローネ、ガユータオリーブ、ケイパーのマファルディーネリコッタチーズとソフリットの煮込みソース和え マッケローニ

表紙を飾った漁師のヴィットリオさんを思い出したイワシのパスタ。
マファルディーネは、とてもソースと絡んで食べ応えのあるパスタでした。
ソフリットの煮込みソースは、豚などの顔から肺など、内臓全てを煮込んで作るそうです。
色々な触感が楽しめる一品に大満足です。

 

<<Secont>>
★左)Pesce:チレント風 海の幸のスープ
★右)Carne:子羊のローストとウミド(煮込み)

チレント風海の幸のスープ子羊のローストとウミド(煮込み)

海の幸のスープは、みなさんも想像できるお味でしょうか?凝縮した魚介のスープがたまりません。
子羊は、ローストと煮込みの2種類の触感と味を堪能できるボリューム満点の一品でした。

 

★Dolce 気まぐれナポリの伝統菓子



 

充実したワインにも囲まれて、今宵も最後まで盛り上がりました。
ワイン

 

今回、カンパーニア料理を楽しむ会では、寺床シェフはじめ、たくさんのスタッフの方々にご協力いただきました。
イタリアらしい雰囲気の中での食事にお腹も心も満たされたひと時でした。
本当にありがとうとざいました。



 

今後もいろいろな形でイベントを企画していきますので、 今回、残念ながら参加できなかった方々も、ぜひWebやfacebookをチェックして、ご参加ください。

次回は、10月12日(金)19:oo~ 関西の芦屋でカンパーニアを楽しむ会を開催します。

お申込みなど詳細は後日掲載いたしますので、ご期待下さい!

イタリア好き委員会 谷津

『イタリア好き』vol.10 特集:カンパーニア州発行になりました。

祝10号! 応援をいただいている皆様のおかげで、10号まで来ました。 ありがとうございます。 そして、記念すべき10号はカンパーニア州チレントの特集です。 6月に行ったチレントは、もう夏の装い。 それでも、暑さは真夏ほどではなく、 夕暮れになれば、海風が心地よい。 人は大らかで、ほどよくオープン。 きれいな海岸線と、コントラストをなす山々は、 心をゆったりさせてくれる。
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ぜひお楽しみください。 見せられたチレントの山々 ※ズッキーニクラブ会員・パートナーズ会員の方には、既に発送が完了しておりますが、 まだ到着されていない方は、直接メールにてお問い合わせください。

イタリア好きVol.10:カンパーニア特集

カンパーニア特集

vol.10 カンパーニア州

頑固なのは自信の証し
チレンターニはまじめで誠実
ほどよいオープンさが
なにより心地よい

「こんなに山ばかりを撮っていたのか」取材から帰国して、事務所で自分の撮影した写真の整理をして、ちょっとビックリした。それほどチレントの山の景色に魅了されていたのだろう。

6月のイタリアはいちばんいい季節だろう。まだヴァカンスシーズンも始まったばかり。ひどく混雑する前で、暑さもほどほどで過ごしやすい。

チレントはナポリからは車で高速を走っても2時間以上はかかる。サレルノ県でもさらに南、もうすぐ下にはバジリカータ、カラブリアがあり、山を越えればすぐプーリアだ。広く周辺一帯は国立公園として指定されている。夏のヴァカンスシーズンは、イタリアやヨーロッパ各地から観光客が訪れ賑わうが、残念ながら日本人にはあまりなじみは無い。このロケーションを考えれば仕方ない。長くはない休みに、やっとの思いでイタリア・カンパーニアまで来たのに、カプリ島や、アマルフィ海岸など有名な観光地には目もくれず、こんなアクセスの悪い田舎に行くのは、変わり者か、よほどのイタリア好きだ。

いや、でもほんとうに来てよかった。

山間の小さな村、その高台から見える景色、小さな漁港や、長く美しい海岸線は、心を和ませ、人はほどよくオープンで大らか。

取材先で会う男たちは、一様にチレンター二のことを「頑固で石頭」だと言う。そういう男たちはみな、信念を貫き、選んだ道をひたむきに歩む。チレントオリーヴ組合の会長エリオは、自分のお気に入りの絶景スポットに僕らを連れて行ってくれた。「男はひとつやふたつ悲しみを背負っているだろ。辛い時や、悲しい時にはここにきて、アッチャローリの海を眺めると、心が落ち着くのさ」。地元の農作物の良さを守り、発信し、認められることはそう簡単ではない。それには貫く強さが必要だ。グランドチッタには住みたいとは思わないと言っていた漁師ヴィットリオは、小さな漁村ピショッタを愛する、気配りのできる、やさしく強い男だ。レスラーのような風貌のアンジェロは、ナポリで警官だった時に、大怪我をして実家でアグリトゥリズモを始めてから、心のくすみやゆがみがなくなったと、イキイキとして、チレントに自信と誇りを持って生活していた。

誰もがほんとうに温かく迎えてくれたし、心地よく話ができた。そして、チレントで過ごすうちに、僕の心の中に折り重なっていった気持ちが、チレントを故郷のように懐かしく感じられるようになった。もしかしたら山ばかり撮っていたのは、そんな気持ちの表れだったのかもしれない。

黄色い花ジネーストラが咲き誇る緑豊かな山々と、少し霞む空に映える、吸い込まれそうな碧い海。来年の6月にまた彼らに会いに帰ろう。

カンパーニア特集

vol.102012年8月発行
在庫なし

頑固なのは自信の証し
チレンターニはまじめで誠実
ほどよいオープンさが
なにより心地よい(在庫わずか)

「こんなに山ばかりを撮っていたのか」取材から帰国して、事務所で自分の撮影した写真の整理をして、ちょっとビックリした。それほどチレントの山の景色に魅了されていたのだろう。

6月のイタリアはいちばんいい季節だろう。まだヴァカンスシーズンも始まったばかり。ひどく混雑する前で、暑さもほどほどで過ごしやすい。

チレントはナポリからは車で高速を走っても2時間以上はかかる。サレルノ県でもさらに南、もうすぐ下にはバジリカータ、カラブリアがあり、山を越えればすぐプーリアだ。広く周辺一帯は国立公園として指定されている。夏のヴァカンスシーズンは、イタリアやヨーロッパ各地から観光客が訪れ賑わうが、残念ながら日本人にはあまりなじみは無い。このロケーションを考えれば仕方ない。長くはない休みに、やっとの思いでイタリア・カンパーニアまで来たのに、カプリ島や、アマルフィ海岸など有名な観光地には目もくれず、こんなアクセスの悪い田舎に行くのは、変わり者か、よほどのイタリア好きだ。

いや、でもほんとうに来てよかった。

山間の小さな村、その高台から見える景色、小さな漁港や、長く美しい海岸線は、心を和ませ、人はほどよくオープンで大らか。

取材先で会う男たちは、一様にチレンター二のことを「頑固で石頭」だと言う。そういう男たちはみな、信念を貫き、選んだ道をひたむきに歩む。チレントオリーヴ組合の会長エリオは、自分のお気に入りの絶景スポットに僕らを連れて行ってくれた。「男はひとつやふたつ悲しみを背負っているだろ。辛い時や、悲しい時にはここにきて、アッチャローリの海を眺めると、心が落ち着くのさ」。地元の農作物の良さを守り、発信し、認められることはそう簡単ではない。それには貫く強さが必要だ。グランドチッタには住みたいとは思わないと言っていた漁師ヴィットリオは、小さな漁村ピショッタを愛する、気配りのできる、やさしく強い男だ。レスラーのような風貌のアンジェロは、ナポリで警官だった時に、大怪我をして実家でアグリトゥリズモを始めてから、心のくすみやゆがみがなくなったと、イキイキとして、チレントに自信と誇りを持って生活していた。

誰もがほんとうに温かく迎えてくれたし、心地よく話ができた。そして、チレントで過ごすうちに、僕の心の中に折り重なっていった気持ちが、チレントを故郷のように懐かしく感じられるようになった。もしかしたら山ばかり撮っていたのは、そんな気持ちの表れだったのかもしれない。

黄色い花ジネーストラが咲き誇る緑豊かな山々と、少し霞む空に映える、吸い込まれそうな碧い海。来年の6月にまた彼らに会いに帰ろう。


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