La Festa del ITALIAZUKI ~ピエモンテの食彩~ 開催のお知らせ(2)

見渡すと店内は、男性客のみ

白を基調とした落ち着いた内装と、中庭の植栽で、

友人の家に招かれたような、リラックスできる空間が演出されていた。

広尾「LA ROSA DEL VIGNETO」は、昨年12月後藤大輔シェフがオープンさせた。

2000年、2001年ピエモンテ、トスカーナで働いていた経験を持ち、

帰国後は、カノビアーノ ヴィレッタ、オフィチーナ ディ エンリコ、

アルマーニ リストランテで料理長として活躍。

料理を一通り食べた後に、後藤さんに会った。

小柄で、落ち着きがあり、いい男。それが最初の印象だ。

今まで食べた料理の味と、その雰囲気は一致した。

どれも繊細に計算され、洗練された味だった。



テーマのピエモンテらしさを全面に出し、季節感を大切にした、

当日のメニューのイメージも概ねできあがっていた。

ピエモンテでは、『イタリア好き』vol.7でも紹介している、

saluzzoの「I Baloss」の前身の「L’ostu dij baloss」で、

本誌で紹介しているシェフ、ダヴィデさんのもとで働かれていた。

そいう意味でも、今回のイベントはいいコラボレーションができるだろう。

今回は人数も少ないということもあり、今までと違った雰囲気になりそうで楽しみだ。

★★★イベント申込・詳細はこちら

 

 

La Festa del ITALIAZUKI ~ピエモンテの食彩~ 開催のお知らせ

毎号取材地をテーマに食事会のイベントを開催しています。

今回はピエモンテ。

前号vol.7号で紹介した料理の他、後藤シェフの体験に基づく料理を、

できるだけ現地のままで表現し、提供します。

イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズ会員の皆さまの参加を

お待ちしております。

 

◆日時:2月25日(土)18:00~
2月26日(日)17:00~

◆場所:LA ROSA DEL VIGNETO

◆定員:両日とも13名

◆会費:10,000円(税・飲み物込み)

◆食事形式:着席

◆申込方法:受付開始  2月5日(日)12:00~

締め切り  2月10日(金)18:00

info@italiazuki.comもしくは、メールマガジンの返信にてお申し込みください。

◆申込内容:名前(会員番号)、希望の日、参加人数をお知らせください。

※申込多数の場合は抽選とさせていただきます。
※両日とも内容は一緒です。

◆参加資格:イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズ会員とその家族。

会員と同席の友人の方1名。

La Festa del ITALIAZUKI ~ピエモンテの食彩~ 開催のお知らせ

毎号取材地をテーマに食事会のイベントを開催しています。

今回はピエモンテ。

前号vol.7号で紹介した料理の他、後藤シェフの体験に基づく料理を、

できるだけ現地のままで表現し、提供します。

イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズ会員の皆さまの参加を

お待ちしております。

 

◆日時:2月25日(土)18:00~
2月26日(日)17:00~

◆場所:LA ROSA DEL VIGNETO

◆定員:両日とも13名

◆会費:10,000円(税・飲み物込み)

◆食事形式:着席

◆申込方法:受付開始  2月5日(日)12:00~

締め切り  2月10日(金)18:00

info@italiazuki.comもしくは、メールマガジンの返信にてお申し込みください。

◆申込内容:名前(会員番号)、希望の日、参加人数をお知らせください。

※申込多数の場合は抽選とさせていただきます。
※両日とも内容は一緒です。

◆参加資格:イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズ会員とその家族。

会員と同席の友人の方1名。

ニコラ・パンノフィーノさんのご冥福を心よりお祈りします。

『イタリア好き』vol.2プーリア州特集で、現地のコーディネイトでお世話になった、

ジョバンニさん、美奈子さんご夫婦のお父様、ニコラ・パンノフィーノさんが2月4日88歳で永眠されました。

ご冥福をお祈りします。

本誌ではvol.2-p14に掲載されています。

ニコラさん会ったのは、2010年6月11日。

取材最終日にチステルニーノのご自宅にうかがい、挨拶をさせていただきました。

その時は、ジョバンニさんの気遣いで、オリーブの籠を僕らにプレゼントしてくれるために、

お父さんに用意してもらっていたのでした。

その、オリーヴの枝でもくもくとの籠を編み続ける姿と、時より見せる笑顔が、

なんともいえない優しさと、年齢を重ね生きてきた逞しさみたいなものを感じました。

そして、自分のお爺さんにあったような懐かし気持に包まれたのを思い出します。

できたての籠をひとつくれた後、もうひとつ物欲しそうにしていたら、

差し出してくれました。

大小2種類の籠は、これからも大切に使わせていただきます。

安らかに。



 

 

 

 

記念すべきイタリアズッキーニクラブの発足パーティー(3)感謝!

イタリアの地方料理を楽しみながら、その地方のワインを飲んで、

シェフと歓談し、楽しい時間が過ぎていきました。













バリトン隠岐さんのすばらしい歌で会場はいっきに盛り上がりました。



聞き入る篠さん





参加してくれたシェフの方たちにもう一度盛大な拍手を!



ビスボッチャの店長姫野さん、準備段階から、全面的に協力していただきました。

本当に大変だったと思います。

厨房のスタッフの方々も快く協力していただきました。

ありがとうございます。



 

 

 

 

 

 

このイベントを終えて、いちばん楽しかったのは、たぶん私です。

すばらしいシェフに、新しい出会い、最高の時間でした。

『イタリア好き』は、”イタリア好き”というキーワードの元に、人が集い、繋がること、

それがこのマガジンのテーマです。

そのひとつの形が今回のようなイベントです。

まだまだ発展途中ですが、これからもみなさんと共に、

わがままにマイペースで進んでいきます。

引き続き応援よろしくお願いします。

(さらに…)

マルケ特集

vol.82012年2月発行
在庫なし

海と山、男と女
それぞれが魅力を引き立てるマルケ

「この海のことは、自分のポケットの中のように知っているよ」ポルトノーヴォで出会った72歳の漁師は得意げにこういった。強い陽射しと潮風に鍛えられた彼の笑顔を見ていると、ポケットからホラッと魚をつまみ出してくれそうな気さえしてくる。海の男はやはりロマンチックだ。

アドリア海の
ブルーは豊かさの証し

僕らがマルケでの取材を始めたのは、2011年9月8日。アンコーナ空港に到着したのは午前10時すぎ。空はもうギラギラと日差しが強く、ピエモンテからやってきた僕らは、真夏のイタリアに逆戻りした。空港から車に乗り、しばらくするとアドリア海の海岸線が見えてくる。どこまでも続くアドリアティクブルーの海は、サルデーニャで感じた、突き放されたように驚くきれいさでもなく、カプリやプローチダのそれとも違う。青にほんの少し黄色を混ぜたようなブルーは、どことなく馴染みやすく、豊潤さと懐かしさを感じた。9月の2週目ということもあり、おなじみの光景でもある、きれいに並べられたカラフルなパラソルこそ少なかったが、まだまだ砂浜では、自由に甲羅干しを楽しむ人が多くいた。

少し海の幸に飢えていた僕を最初に喜ばせてくれたのは、ポルトノーヴォで獲れる、天然のムール貝モショリだった。例の漁師のポケットの中身のひとつがまさにこれだ。実は小さめだが、プリッとして甘く、アドリア海の潮の香りが口中に広がる。天然モノだけにこの季節にしか味わえない、まさに旬の味。青空と海とよく冷えたヴェルデッキオ、これで移動の疲れはいっぺんに癒えた。彼に、世界でいちばんの場所と言わせる理由は、海がきれいというだけではなかった。
マルケの魅力は海だけではない。これも今回の旅の実感だ。山あいのマルケの町も忘れがたい風景を見せてくれた。中世の面影が色濃いウルビーノや、野外オペラ劇場や小劇場が残るマチェラータ。そしてアスコリ・ピッチェーノは、小さいけれどその佇まいが魅力的な町だ。
中部イタリアらしく、豚肉を食べる文化も根強くある。チャウスコロは、その脂肪の独特の風味と食感が好きな人は、病みつきになる。当然体型には危険だけれど、悪女のように魅力的な食べ物だ。固いパンにはさんでパニーノにすると、じんわり脂肪分がパンにしみ込み、塩分も中和されてマイルドになる。こういうのは日本にいてはなかなか食べられない。

包容力のある男と、しなやかな強さの女

マルキジャーニは温和で親切だ。海に近い町を多く訪ねたせいもあるかもしれないが、初対面こそとっつきにくいところもあるが、時が経つにつれ、親しみやすく、僕らを温かく迎えてくれた。その包容力と同時に、女性にはしなやかな強さも感じた。それはマンマの風格とは少し違う、自立している、という表現が似合っているかもしれない。職を持っている女性にも多く会ったし、妻として家庭に入っていても、夫婦お互いに尊敬し、認めあう男女関係も垣間見た。

男がいて女がいて、お互いを支えあう。海があって山があってお互いの魅力を引き立て合う。それがマルケなのかもしれない。ポルトノーヴォのあの漁師の奥さんも、きっと陽気だけれど凛としたマルキジーナであることは間違いない。

マルケの旅をお楽しみに。

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