エミリア・ロマーニャ取材 2日目 Chiavetta、パスティフィッチョ、ワインの祭典

2日目の朝、こちらのコーディネイターの方と会う。

今回は、ボローニャでバイオリンを制作されている男性。

ホテルで落ち合ったあと、レンタカーを借りてボローニャ市内へ。

初日にこんな都会に入る取材はおそらく初めて。

この州には以前、ラベンナ、リミニ、シローロと冬のアドリア海側行ったことがあったが、

ボローニャは初めてだ。

ここで最初にやるべきことは、USBモバイルのインターネット環境を入手することだった。

1年間フリーの契約をして、Chiavettaと携帯を手に入れた。

(しかし残念ながら僕のPCとの相性のせいか、なかなかうまく立ち上がらなかった。

結果、取材日記が1カ月もたってからアップされている。 半分言いわけ)

その後、ボローニャの街を散策する。ボルティコの街並が印象的で気分がいい。



土曜日ということもあり、町は賑わっていた。

観光客も多く、イタリアに来たなーという印象。(笑)

歩きながら見つけた小さなパティスフィーチョ。その佇まいが惹きつけられる。

TORTELLINIやTORTELLONIをご主人と奥様二人で完全手作り。



いまはもう熱くなってきたので、予約分しか作らないという。

手の込んだ作業も息の合った二人でてきぱきと仕上げる。



常連客が次々に訪れる忙しい時間に、飛び込みの取材にも快く応じてくれた。Grazie!

次なる目的のお店エノテカ。

お祭りのために屋台が立ち並ぶその隙間に、ひっそりとドアをオープンしていた。

昼間はやらないというお店をわざわざ開けてくれて待っていてくれた。

この主人おススメのモルタデッラとサラメローザに合わせて、微発泡の白ワインアルバーナを飲む。

このアルバーナ種の白ワインは、キリッと辛口でいて、しっかり味のあるワイン。

すぐに気にいった。この後アルバーナは毎日のように飲むことになる。

ロマーニャ地方でよく飲まれている。

ハムは、小さな製造所でこだわりをもって作られているという、特にサラメローザは、ほんのり甘く、

見た目とは違い比較的あっさりとした味。



このアルバーナに良く合う。

その後、ロマーニャ地方の村、ベンティノーロへ。

この日から3日間はここが拠点になる。

話によると長友がチェゼーナに在籍中に住んでいた村らしいというが、確証はない。

丘の上にあるこの村は、見晴らしがよく、東側の平野の続く先には、アドリア海が遠くに見える。

今夜は、近くの村からワインとチーズの生産者が集まり、その祭典が開かれる。



またまた市長との記念撮影と、テレビのインタヴューを受ける。



もはやこれも定番になりつつある。(現地カメラマンが撮った写真はピンボケだった)

ワインは白は、やはりアルバーナ・ディ・ロマーニャが多く、

赤はサンジョベーゼ・ディ・ロマーニャ。

このあたりのサンジョベーゼは、力強く、野趣あふれる味で、

トスカーナのそれとは全く違う、個性豊かなワインが揃っていた。



祭典は夜遅くまで続いた。

(写真:萬田康文)