カラブリア取材日記 3日目 チョコレートと議員さんとカラオケ

朝一番の取材先はカラブリア伝統のお菓子工場へ。

このあたりでは、昔からイチジクがよく採れて、

その地元産イチジクにアーモンドを入れたりするお菓子は、

おじいさんの代から100年以上続く老舗。



今の季節は、イースター用の卵型のチョコを生産中。

小さな子供が入りそうなくらい大きなものもある。

※ここは掲載写真の規制が厳しく今はここまで。

本誌にて詳細をごらんください。



このあとコゼンツァ県の県会議員、チェトラーレ市の市長と面会。

エリオさんが、カラブリアの日本における旅行大使になっている関係もあり、

この席が設けられた。

どこでも観光客誘致には必死だ。

カラブリア、特にコゼンツァに日本人観光客を呼ぶにはどうしたらいいかと、

日本人に意見を色々と聞きたかったようだ。



山道をロングドライブ。

寝不足と疲労、くねくね道のドライブが重なり、途中気分が悪くなる。

黒豚の飼育に情熱をかけるアグリツーリズモをやっている生産者に会いに行ったが、

気分が悪い時に、豚や馬の匂いには耐えられず、この時ばかりは部屋に残った。

ランチはこのアグリで、ここの地方料理の数々と、豚を使った料理を食べる。

体調のせいで、やはり獣臭いものは厳しいが、ズッキーニを細く切ったマリネにハマる。

前菜に並んだ野菜料理はどれも美味しかった。

この地方の人は本当に野菜もよく食べる。

食事のあと、ここのオーナーが突然カラオケを歌い出し、

カンツォーネの合唱になる。



多分自分で色々とこだわって設定したであろう、カラオケのマシン。

手元のパソコンで、千曲はあると思う曲がコントロールできる。

ナポリやら、シチリアやら、その地方のカンツオーネを検索でき、

キーコントロールなども自由自在。

自分で歌いながら好き勝手にやっていた。

変わったオーナーだ。

※動画は後日アップ