カラブリア取材日記 1日目 出発~到着

ラメッツアテルメ(カラブリアの空港)に着いたのは夜の11時を回っていた。
外は思ったよりも寒く、底冷えする。 そこから車で約1時間さらに北上して、エリオの家に着いた。 家にはマンマとお姉さん、おじさん、 そして今回コーディネイトをしてくれたマリエッラさんが迎えてくれた。 こんな時間なのに、食事を用意していてくれた。 さっそく食事が始まる。 まずは田舎風スープとして出してくれたのは、 カリフラワーとキャベツ、ジャガイモを煮込んだスープ。 素朴でやさしい味。 冷えたからだを温めてくれる。嬉しい心遣いだ。 次にナスの重ね焼き、チーズとトマトソースたっぷり。 チーズがおいしい。 またおいしいチーズ漬けの日々に期待。 部屋はサマーハウスの仕様のため、暖房器具がなく、 石造り独特の芯から冷えてくる。 温かい食べ物も早く食べないとすぐに冷めてしまう。 パスタはペペロンチーノ。シンプルイズベスト。 なんの飾りもない、茹でたてのパスタに細かく刻んだペペロニと、 オイルを混ぜて、炊きたてのごはんのように熱々のうちに食べる。 少しだけ自家製唐辛子オイルをかけると、ひと味深みが増してさらにおいしい。 深夜1時を過ぎて、今夜の宿泊先へ。 今のシーズンはクローズされているホテルのロッジがその場所。 こちらも暖房設備が乏しく、とーーっても寒い夜。 24時間近くかかった移動の1日目が終わった。 写真は松本撮影のカリフラワーとジャガイモのスープ

『イタリア好き』関西イベント第1弾 開催決定!

なんと『イタリア好き』イベントが関西進出です。

大変ありがたいことです。と同時に非常にプレッシャーを感じてます。

この『イタリア好き』のvol.1を出した後に、ある読者の女性から連絡をいただきました。

内容にとても共感し、感動しましたとのこと。

お話を伺っていたら池田律子さんでした。

イタリア料理関連でも著書も多く、また雑誌などでも連載などをされている、

あの池田さんでした。

私が池田さんの前で、イタリアを語るのはおこがましいと思い、大変恐縮してしまいました。

その後、池田さんが東京に来られる時に一度お会いして、少ない時間だったのですが、

『イタリア好き』のこと、その発行の想いなどを伝えたら、

関西方面での設置のことや、イタリア人脈の紹介等で大変お世話になりました。

そんな流れの中で、ぜひ関西に来てほしいという熱いご要望にお応えして、

不肖、わたし松本が『イタリア好き』を引っ提げて、関西に乗り込んでまいりたいと存じます。

すでに関西地区では数人の応援団の方が、配本などにもご協力いただいております。

この方たちにもお会いできるチャンスです。

きちんとお礼もしなくてはいけません。

(さらに…)

Festa di Sardegna 大成功に感謝します! <報告3>

始めて参加の人も、毎回参加で顔見知りの人も、

キーワードは”イタリア好き”

そして、イタリア好きは

人が好き

旅が好き

出会いが好き

食べることが好き

愛することが好き

楽しいことが好き

それがこの瞬間に体験できました。

参加して下さった読者の皆さん、

旅のコーディネイトからこの日の料理までがんばってくれた馬場さん、

タロスのスタッフの皆さん、

本当にありがとうございました。

皆さんに感謝します。































Festa di Sardegna 大成功に感謝します! <報告2>

いよいよフェスタが始まりました。
この日のメニューはもちろん我々取材班が、現地で食べてきたものを中心に15品。

誌面にも登場しているあの料理を、イタリアの雰囲気と味をできるだけ忠実に再現してくれました。

特にパスタは、馬場さんサルデーニャへの想いをこめて作った2皿だったと思います。

本当に美味しかったです。

うなぎと豚には皆さんその姿にビックリしてましたが、なんのことはないです。

きちんときれいに食べられてました。

セロリとニンジンも、カブラスでは大きいままかぶりついてましたから、そのまんま。



Mousse di tonno consedano  <ツナのムース セロリとカラスミを添えて>



Pecorino sardo e prosciutto <ペコリーノサルドとプロシュート>



Alici marinati <ひちこいわしの白ワインビネガーマリネ>



Pesce spada affumicato <カジキマグロの燻製>



Pane guttiau  <パーネ・グッティアウ>



Polpo in umido <タコとトマトの煮込み>



Frittura mista di pesca <魚介類のフリット>



Saute’ di mare <貝類のソテー>



Sa fregula alla marinare <魚介類のフレーグラ>



Spaghetti alla bottarga di oristano <サルデーニャ産 ボラのカラスミのスパゲッティー>



Filetto di muggine ai carciofi e pan grattato <ボラとアーティチョークのパン粉オーブン焼き>



Anguilla arrosto all’ alloro <愛知県産 天然うなぎのロースト ローリエの香り>



Porceddu al mirto <カナダ産 ミルクポークのポルチェドゥ ミルトの香り>



Pinzimonio <セロリとニンジン>



Seadas <セアダス>

Festa di Sardegna 大成功に感謝します! <報告1>

20日(日)に行われた『イタリア好き』第4回イベント Festa di Sardegna は大盛況!大成功でした。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。


今回は1部に馬場シェフによるサルデーニャ料理講習会(参加者13名)を開催しました。

当日供される料理のいくつかを食材から作り方まで、

丁寧に説明していただきながらのあっと言うまの2時間でした。



いつも食べている料理が、より身近になって、なるほどと思えることもたくさんあり、

参加者の皆さんもとても興味深く馬場さんの講習を聞かれていました。



手軽に家庭でもできるものもあれば、フレーゴラのように、少し気合を入れないとできないものなど、

色々ありましたが、サルデーニャの地元料理の一部を体験できたことで皆さまからも好評でした。

馬場さんとサルデーニャの関係など裏話的なことも聞け、

またまた馬場ファン、タロスファンが増えたことでしょう。



参加者にはお土産も用意してくれました。

フレーゴラ、マッケローニ、ドライトマト、オリーヴオイルの詰め合わせです。

当日作ったものをぜひ再現していただきたいという、お店からの心遣いに感謝です。

この日の講習会メニューはこちら









さあ、これらが出てくる2部に続く。

フォトジャーナリストで、私のイタリアの師匠、篠さんのブログも当日の様子がアップされています。

また違った視点で面白いのでぜひご覧ください。

松本

「Dal Maggio Trio at Musicasa/ 伊・フィレンツェの音楽と食を楽しむ夕べ~」

●お知らせ●

春の東京・横浜での公演のためのフィレンツェ歌劇場来日にあわせ、

所属メンバーから構成されるDal Maggio Trio(ブラス・トリオ)のコンサートとパーティーが開催されます。

大規模なコンサートホールでは味わえない、音楽家との濃密な距離感の中での演奏を、

リラックスした雰囲気の中、イタリアの音楽と食をひとときに楽しむことで、

よりダイレクトにイタリア文化の魅力を満喫していただくことができます。

また、演奏後には、出演者自らが用意するとっておきのワインと、

お食事をお楽しみいただける立食パーティーを催します。

彼らの自宅に招かれたような雰囲気の中で、

イタリア人音楽家と交流のひと時をお過ごしいただけます。

イタリアに深く関心のある皆様、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

■日:3月15日(火)

■時間:開場 18:30~  開演 19:00~

■会場:MUSICASA(ムジカーザ)

■専用サイト:https://sites.google.com/site/latobmusicarts/

イタリア好き委員会


『イタリア好き』第4回 イベント開催のお知らせ

『イタリア好き』イベント Festa de Sardegna開催のお知らせです。

早くも4回目を迎えることになりましたこのイベント。

いつもイタリア各州の料理を、一流のシェフによって再現してもらい、

普段なかなか日本では味わうことのできない、本場ローカルな料理を、

取材時の写真と、取材秘話、シェフの料理説明や、

修行時代の話などを交えて楽しく開催しております。

今回は、取材にも同行していただいた、

南イタリア・サルデーニャ料理店シェフの馬場圭太郎さんのお店「タロス」にて

2部構成で開催します。

1部は馬場さんによる、サルデーニャ料理講習会。

馬場さんにサルデーニャ料理の特徴や、作り方を伝授していただきます。

2部は、我々が現地で食べてきたお料理を存分に味わっていただきます。

詳しいメニューは後日発表させていただきます。



【応募要項】

■開催日:2月20日

■開催場所:南イタリア・サルデーニャ料理 「タロス」

■時間:第1部 15:00~ 馬場シェフによるサルデーニャ料理講習会

第2部 18:00~ サルデーニャ料理を楽しむ会

■参加費:1部~ 15,000円(2部への参加費も含む。お土産付)

2部     10,000円

■定員:  1部 12名

2部 38名

■参加資格:イタリア好きな方

■受付開始:2011年2月6日(日)の正午より

★応募方法(基本的に前回同様です)

①  参加希望のメールをお送り下さい。

お名前、連絡の取れやすい電話番号、1部からか、2部のみかの明記をお願いします。

② こちらから返信のメールをします。(エントリー完了)

③ その後、参加料をお振込みいただきます。

④ 振込が完了した時点で、再度完了のメールをお送り下さい。

⑤  確認が取れた時点で受付終了となります。

★受付は先着順、定員になり次第受付を終了いたします。

★エントリメールアドレス:info@italiazuki.com

★お振込口座 三井住友銀行 銀座支店026

普通7943822 カブシキガイシャピーエスエスジー

皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。

イタリア好き委員会

訃報

ここで皆さまに悲しいお知らせがございます。

『イタリア好き』最新号で取材させていただいている。

パーネ・カラザウのマンマ、チェレスティーナさんが、

つい先日お亡くなりになられたそうです。

取材の時は、元気に製造工程を案内していただきましたので、

本当にびっくりしましたし、残念でなりません。

ここにご冥福をお祈りいたします。



イタリア好き委員会

『イタリア好き』本日発行 vol.4サルデーニャ州

いつもご愛読ありがとうございます。

感謝します。

お待たせしました。

『イタリア好き』vol.4 特集:サルデーニャ州本日発行です。

今回の取材は、渋谷にある南イタリア・サルデーニャ料理のお店タロスのシェフ馬場さんと行きました。

昨年の8月末のサルデーニャはまだ真夏の日差しが強く照りつけ、

空は遠く高く、海もキラキラと輝くとてもいい季節でした。

オリスターノから入り、ビッティ、ドルガーリ、オリエーナ、マモイアーダ、フォンニ、

アリゲーロ、(ネプチューンの洞窟)、ボサ、オリスターノ、カブラス、(タロス遺跡)、

カルロフォンテ、カリアリまでの約1600kmを走る旅でした。

運転は馬場さんと交代しながらでした。(ほとんど馬場さんでしたが)

そんな、ある朝の出発時に、少し朝の弱い馬場さんは、

バックをしてはいけないところでバックをしてしまい、

左後ろを少し凹ませてしまいました。

多分相当疲れていたと思います。

でも、それ以外は大きな事故も、トラブルもなく取材旅行を楽しんでいました。

北東部から南のカリアリまで、本当にいろいろな風景を目にしました。

同じ島の中にあるいくつもの顔を見ることができました。

そして、またそこに住む人々も土地それぞれ個性豊かな人たちでした。

今回は、そんなふうに移動しながら感じたままを誌面で表現できればと思い作りました。

サルデーニャの風を感じていただけたら幸いです。

読後の感想などお寄せ下さい。

ビッティの山の上の教会


ドルガーリのホテルからの景色


ヌオーロからサッサリに向かう途中のハイウエイから


アリゲーロからボサへ向かう途中